企業兼大株主リズム東証プライム:7769】「精密機器 twitterでつぶやくへ投稿

  • 早わかり
  • 主な指標
  • 決算書
  • 株価
  • 企業概要
  • 企業配信情報
  • ニュース
  • ブログ
  • 大株主
  • 役員
  • EDINET
  • 順位
  • 就職・採用情報

企業概要

(1) サステナビリティ戦略について

当社グループでは、サステナビリティ戦略を重要な3つの戦略の一つに掲げております。事業・企業活動を通じた社会価値の創出を企業価値の向上につなげていくとともに、社内のみならずサプライチェーン全般にわたる人権や環境への取組は、企業の持続可能性を高める重要な要因と捉えております。

 当社グループのマテリアリティを気候変動への対応をはじめとした「環境」と人権や人的資本等を包含する「D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)」に設定し、これらを推進するため、サステナビリティ委員会を中心とする推進体制を構築いたしました。また、サステナビリティ基本方針をはじめとした理念体系を整備している他、CO2削減などの目標を設定し、その実現を図るための具体的な取組施策を策定、実施しております。これらを定期的・定量的にモニタリングすることで、目標を達成してまいります。

(2) サステナビリティに関するガバナンスとリスク管理について

 経営レベルでのサステナビリティへの取組強化を目的とし、2022年6月、取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会を新設いたしました。サステナビリティ委員会はサステナビリティ活動の方針や重要課題等の審議、実績のモニタリング・評価を実施し(年4回)、経営会議を経て取締役会に報告を行います(年2回)。

 また、サステナビリティ委員会の下位組織として、マテリアリティである「環境」と「D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)」それぞれについて、グループ横断的なワーキンググループ(部会)を設置しており、当社の全部門と当社グループ全社から推進責任者と担当者を選出し、従業員とのコミュニケーションを大切にした活動を行っております。

 サステナビリティに関するリスク管理については、「第4コーポレート・ガバナンスの状況等(1)コーポレート・ガバナンスの概要 ②企業統治の体制 d.リスク管理体制の整備の状況」に記載する当社グループの総合的なリスク管理体制の中で対応を図っております。なお、気候変動リスクへの対応については、2023年度のグループ重要リスクに選定しリスク対応策を講じていくほか、2024年度にはTCFDのフレームワークに沿った情報開示を目指しております。

(3) 各種マテリアリティにおける目標と実績、取組など

環境

当社グループは2030年度までにCO2排出量(スコープ1+2)を2018年度比30%削減(原単位において)、また、2050年度までに実質ゼロとする目標を掲げております。

 具体的な取組として、2022年度、当社国内最大規模の生産拠点である会津工場において太陽光発電を導入いたしました。また、事業活動を通じた電気使用量の削減を図るべく、当社グループ全拠点において節電と定期的な省エネパトロールの実施による改善点の発見に取り組んでおります。また、環境保全や事業機会創出に向けてサステナビリティ啓発や各種情報共有を行っております。

CO2排出量(スコープ1+2)の実績

総排出量

原単位

2018年度

34,418t

1.112t※

2021年度

30,458t

1.015t※

※売上高百万円あたり

 また、当社はサステナビリティ・トランジション・ファイナンスを活用した資金調達を実施し、融資契約先の金融機関に対し上記の目標に向けたSPT(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット)の宣言と定期的なレポーティングを行っております。

②D&I(ダイバーシティ&インクル―ジョン)

 当社グループは、多様性の実現が企業成長につながると考え、当社グループの従業員のあるべき姿を「リズムD&Iビジョン」として制定し、その実現に向けた人権や人的資本に関連する各種方針を整備いたしました。これらの方針に基づき人権の尊重や多様な人材の活躍、働き方・企業風土改革に関する様々な取組を実施してまいります。また、「リズムD&Iビジョン」の実現に向けて「多様な人材が能力を発揮できる職場づくり」と「女性の活躍」を重要な課題と捉え、関連性の高い指標をモニタリングし、特に関連性の高い指標については目標を設定して評価してまいります。

a.人材育成方針

イ.人材に対する考え方

・人材はリズムグループの持続的な発展のために重要な経営資源と考える。

・変化する事業環境において、性別、国籍、経験等の異なる様々な人材が活躍し、共に新たな価値を創造することがリズムグループの事業発展につながるものと考える。

 ロ目指す人物像

リズムD&I ビジョンの実現に向けて以下のマインドを持ち、リズムグループの発展に寄与する。

・多様性を認め合う

・コミュニケーションを大切にし、信頼関係を築く

・成長のために自らチャレンジし、また他者のチャレンジを支援する

 ハ育成に向けた取組みの概要

・多様性を認め合い、事業に活かす力を培うための研修や啓発活動を実施する。

・組織全体や従業員間のコミュニケーションを活性化させるための取組みを定例的に実施する。

・従業員それぞれの適正や階層に応じ、その能力を最大限発揮できる人事制度の運用と教育機会の提供を行う。

・中核人材の育成については、能力や資質を鑑み、リズムグループの持続的な成長をけん引し、グローバルな視点を持って将来的な経営を担うリーダーを育成するために、必要とされるファクター、行動特性、スキルや技能を定め、その習得に向けた育成支援を行う。

b.社内環境整備方針

 イ.社内環境整備に対する考え方

 多様な人材が個々の能力を最大限発揮することがグループの事業発展に直結すると認識し、個々の活躍を支援し多様性を確保するための社内環境整備に努める。

 ロ.目指すべき環境

・様々な価値観を理解し、認め合い、取り入れる風土

・多様性を取り入れる意識の醸成やスキルの習得、従業員の更なる成長、キャリアパスの実現に向けた教育・支援体制

・一人ひとりの個性や能力を活かし、誰もが活躍するために必要な設備や柔軟な制度

c.各種目標と実績

 当社グループの女性活躍について、海外においては女性の従業員比率が約63%、管理職比率が約31%、常勤役員比率が約16%(合計3名)と比較的進んでいる一方、国内各社においては更なる取組が必要な状況であると認識しております。また、多様な人材が能力を発揮できる職場づくりを推進することにより、男性の育休取得や障がい者雇用の促進も図るべく、以下の目標を設定しております。

項目 

目標

2022年度実績

女性従業員比率

長期ビジョン40%

2024年度35%以上

31.3%

女性管理職比率

2027年度10%以上

5.8%

男性育休取得率

50%以上

10.0%

障がい者雇用率

法定雇用率*以上

(*2022年度末時点2.3%)

リズム㈱:1.8%

リズムサービス㈱:0.0%

女性従業員比率、女性管理職比率、男性育休取得率は当社と国内関係会社4社における正社員・契約社員・パート従業員の集計。障がい者雇用率は、障害者雇用促進法に基づき、障害者雇用率制度の対象となる当社と国内関係会社がそれぞれ算出。

 なお、上記の指標の他、従業員の採用・定着・能力発揮の観点から性別などの多様性に関する従業員の各種構成比率等を定期的にモニタリングし、当社グループの多様性の状況を把握し、多様性の確保に向けた取組に反映してまいります。

d.取組

2022年度は、以下の取組を実施いたしました。

・グループ全社でのタウンミーティングの実施による経営層と現場層の双方向コミュニケーション促進(計106回開催)

・定額制研修制度の導入による従業員の成長支援

・社内報やイントラネットを通じたD&Iの啓発や育休関連制度等に関する周知

・多様な個性が活躍するチームづくりに関する管理職向け講演会

・コンプライアンスマニュアルの更新・配布、コンプライアンスミーティング、コンプライアンス研修

・差別やハラスメントの禁止、サプライチェーンにおける人権課題に関する人権研修

 当社は次世代育成支援対策推進法に基づき「くるみん認定」を受けております。また、2022年度、新たに埼玉県「多様な働き方実践企業」プラチナ認定を取得いたしました。

(4) サステナビリティに関する情報開示について

 サステナビリティに関する各種方針やそれに基づく取組、目標、実績等は当社WEBサイト内のサステナビリティページにおいて順次公表しております。(https://www.rhythm.co.jp/sustainability/)

 また、環境に関しては、環境分野における国際的な非営利団体であるCDPの気候変動に関する調査に回答しております。

PR
検索