ハイレックスコーポレーション
【東証スタンダード:7279】「輸送用機器」
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企業概要
当社グループは、エンジニアリング会社としてさらに研究開発体制の強化拡充を図り、環境、安全をキーワードに多様なユーザーニーズに対応し、自動車分野のみならず医療・住宅関連機器等の非自動車分野に永年にわたって培った技術を応用すべく活動しております。
当社グループの研究開発は、主に日本、北米、中国、アジア、欧州の研究開発拠点において、新素材、新技術、新製品の開発を中心に行っております。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額で4,507百万円であります。
ア.日本
日本における製品開発活動は、システム製品開発グループ、電子制御センター、宇都宮技術センター、ドアシステム開発グループ、ケーブル・システム設計グループが担当し、グローバル車種を含めた自動車関連製品の先行開発および量産開発を行っております。また、新素材・新工法の開発につきましては、研究開発室が継続的に研究を進めております。医療関連製品・機器につきましては、医療機器事業部が担当し、同様の開発を行っております。さらに産業機器、住宅関連ならびに福祉関連などの製品につきましては、産業機器事業部が開発担当しております。
すでに市場へ供給している既存の製品群につきましては、長期戦略を策定し、その戦略に基づいた新技術・新製品の開発を進めてまいります。
当社グループのDNAであるケーブルに関しましては、さらなるモノづくりの深化と標準化を進め、揺るぎない魅力ある製品開発を進めております。
また、ウィンドレギュレータに関しましては、電動化に伴う車両生産方法の変化に柔軟に対応するモジュール・パッケージ化された製品の開発を進めております。
さらに、システム製品に関しましては、「製品の開発」からクルマを取り巻く環境の変化に追従し、かつ頭脳となるECUと組合せたシステム全体の開発・生産を担える「システム・サプライヤー」への変革を行い、より魅力的でより利便性の高い製品の開発を進めてまいります。
医療機器開発につきましては、自社ブランド人工透析用人工血管「ハイレックスグラフト」をリニューアルし、株式会社ハイレックスメディカルより販売を開始しております。海外展開に関しましては、新たにマイクロカテーテル2種、ガイドワイヤ1種が合計2ヶ国にて承認されました。
株式会社サンメディカル技術研究所の補助人工心臓に関しましては、合併症対策を強化した、より小型の次世代人工心臓設計が完了し、薬事承認に向けたデータの取得を開始いたしました。さらに未来を見据え、次々世代の開発にも進めてまいります。
日本における研究開発費は993百万円であります。
イ.北米
北米におきましては、HI-LEX CONTROLS INC.のオートモーティブセンターが担当し、主に北米の自動車関連業界の顧客を対象として、新技術、新製品の開発を行っております。
北米における研究開発費は649百万円であります。
ウ.中国
中国におきましては、重慶海徳世拉索系統集団有限公司が、主に中国の自動車関連業界の顧客を対象として、新技術、新製品の開発を行っております。
中国における研究開発費は1,454百万円であります。
エ.アジア
アジアにおきましては、大同ハイレックス株式会社及び大同ドア株式会社が、主に自動車関連のドアモジュール製品を中心としたシステム製品の新技術、新製品の開発を行っております。
アジアにおける研究開発費は1,162百万円であります。
オ.欧州
欧州におきましては、HI-LEX EUROPE GMBHが、主に欧州の自動車関連業界の顧客を対象として、新技術、新製品の開発を行っております。
欧州における研究開発費は247百万円であります。
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