企業兼大株主ケル東証スタンダード:6919】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針

① 会社の経営の基本方針

 当社グループは創業以来、高品質の小型コネクタをエレクトロニクス市場に提供することを基本として運営してまいりました。

 コネクタの専門メーカーとして、常に最先端の接続技術(コネクション・テクノロジー)を追い求め、益々、高密度、高速化する産業用機器に対応し、市場ニーズを先取りした製品を開発し、市場に供給し続けることを最優先課題として取り組んでいく所存であります。

・経営基本方針

1.オープンで、フェアな企業活動を基本として、信頼される企業を目指す。

2.最先端技術の研究と開発に努め、お客様のご要望にお応えする魅力ある商品を提供する。

3.個人の創造力とチームワークの強みを最大限に高める企業風土をつくる。

4.効率的な経営を通じて、長期安定的な成長と、共存共栄を実現する。

② 経営戦略

 当社グループは、電子応用機器の小型、軽量、高機能ニーズに対応する製品を市場に供給するために、一層の狭小化と高速伝送の要請に応えるための研究開発を充実させることを基本戦略とし、第63期(2025年3月期)は「コネクタ事業の底上げ、ハーネス事業の強化・拡大へ向けた事業改革を推進、機器事業の付加価値ビジネスへの転換。」「フローティング/高速伝送/ハイパワー/防水コネクタを強化する。」「欧州、中国、北米の販売体制を強化する。」「工業/車載/画像/医療/通信・5G市場を注力市場とする。」「製品供給力を強化する(海外生産拠点の新設検討、社外不具合撲滅)。」を運営方針としております。

(2) 経営環境及び対処すべき課題等

 当社グループが属するエレクトロニクス業界は、半導体不足も緩和し、5GやIoT、AI、EV分野に関連する設備投資回復を背景に需要が拡大したことにより、生産設備や電子部品の需要が堅調に推移しましたが、在庫調整による需要の減少が一部では継続しました。

 当社グループは、地政学リスクの長期化やエネルギー価格の高騰、急激な為替変動等により先行きは不透明な状態が続くことも想定されます。引き続き国内外市場の変化やサプライチェーンの影響を慎重に見極め対応してまいります。

 当社グループは経営基本方針に基づき、市場の動向を見極め、お客様との対話を重ねることによって、幅広いニーズに対しオリジナリティあふれる最適な製品を市場に供給しております。積極的な技術提案に基づき、お客様の期待に応える品質・サービスの提供に努めることにより、企業価値の向上を図ってまいります。

 「コネクタメーカーとして、世界に貢献できる企業になる。」を経営ビジョンに掲げ、中期計画の基本方針「魅力ある新製品開発を促進し、商品群を増強する。」「事業、市場、地域、利益を含めたビジネス全体を拡大する。」「5G、新エネルギー市場等の新市場を開拓する。」に基づき、経営資源(人材・設備・資金)の効率を高め、販売/生産管理システムのスマート化を推進し、製造コスト、販売管理費の低減を実施し、収益性の改善を図ってまいります。また、成長を実現できる組織体制を構築し、社員がより能力を発揮できるよう、働き方の見直しや制度の改善を進め、次世代に向けた人材の育成・獲得に努めてまいります。

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