企業兼大株主前澤工業東証スタンダード:6489】「機械 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 当社グループは、経営理念である「水とともに躍進し 人間らしさを求め 社会に貢献できる魅力ある企業」の実現をめざし、事業を展開しております。創業以来85年余にわたり実績を積み上げてきた上下水道用水処理機械設備・産業用水処理機械設備・有機性廃棄物資源化設備などの製造・販売・修繕・維持管理・運営をもとに、“水”に関わる分野の社会資本整備に加え、再エネ・省エネによる社会への貢献に積極的に取り組み、人と環境に優しい技術・製品を提供してまいりました。

 当社グループの主要事業である上下水道事業においては、少子高齢化に伴う人口減少による収入不足、技術者不足や施設・設備の老朽化対策等、多くの課題を抱えております。これらの課題への取り組みに加え、脱炭素・資源循環型社会の実現に向けたエネルギー問題への対応、自然災害に対する防災・減災への対応等、当社グループが果たすべき役割はますます重要なものになっていると認識しております。

 こうした状況の中、当社グループは社会・市場環境の変化を見据え、新たな価値の創出、持続的成長を図るために、「人と技術力で未来を拓く」をスローガンとした中期3ヵ年経営計画(令和6年度~令和8年度)を策定いたしました。当中期3ヵ年経営計画においては「成長戦略の推進」、「既存事業の収益力強化」、「企業価値向上に向けた経営基盤の強化」を重点施策とし取り組んでまいります。

   (1)成長戦略の推進

 再エネ・省エネ、官民連携、海外水インフラの分野において、成長戦略の推進を図ります。

  (ⅰ)脱炭素社会実現に向けたバイオマス・省エネ技術の開発強化と事業展開

  (ⅱ)官民連携への体制強化と事業の推進

  (ⅲ)海外水インフラ市場における事業機会の創出

   (2)既存事業の収益力強化

 バルブ・環境・メンテナンス事業において、安定的な事業拡大とさらなる収益力強化を図ります。

  (ⅰ)顧客ニーズに応える技術開発・提案力の強化

  (ⅱ)製造プロセスの最適化と施工管理体制の強化

  (ⅲ)顧客対応力強化によるメンテナンス事業の拡充

   (3)企業価値向上に向けた経営基盤の強化

 企業価値を高め、将来にわたって持続可能に成長していくため、経営基盤の強化を図ります。

          (ⅰ)人的資本の充実と社員一人ひとりが活躍できる職場づくり

          (ⅱ)持続的成長につながるDXの推進

  (ⅲ)ガバナンス強化と環境に配慮した企業活動の推進

 これらの着実な推進により水関連企業、さらに環境関連企業として国内外に貢献し、企業価値の向上を図ってまいります。

 引き続き、世界的な金融引き締め、物価上昇、金融資本市場の変動の影響等にも一層留意する必要があり、当社グループを取り巻く事業環境も不透明な状況で推移することが予想されます。当社グループにおいては、日々変化する状況を注視し、これに応じた取り組みに努めてまいります。

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