明治機械 【東証スタンダード:6334】「機械」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
(基本方針)
当社グループは、お客様に信頼され満足される商品・サービスを提供する「CS経営」を重視しつつ、企業価値向上のための環境や資源に配慮し、社会に貢献するとともに、自らのガバナンスの強化・充実を図る「ESG経営」にも積極的に取り組む企業であることを企業理念としております。
そのような中、当社は、1899年(明治32年)の創業以来125年の長きにわたり、日本の「食」「農」を支えてまいりました。
今後も株主、取引先、従業員、地域社会等のステークホルダーとの信頼関係を構築し、中長期な企業価値向上を図るとともに、技術を通じて、日本の「食」「農」を支え、人々の食生活の安定と可能性を追求し続けてまいります。
(2)経営環境、対処すべき課題と中長期的な会社の経営戦略
①経営環境
当社グループの主要顧客は、飼料、製粉、蕎麦、ビール、香辛料等の食品・飲料メーカーですが、いずれの顧客も「食」というライフライン維持に必要不可欠な事業を展開しており、国内人口の減少、穀物等原料価格高騰などの事業環境変動要因はあるものの、機械の新規導入・更新やプラント新設・改修といった設備投資需要は他産業に比べ安定的に推移すると想定しており、ニッチな産業と言えます。
但し、食品業界においては、工場集約・再編、海外展開、「食」への安全性・信頼の確保、生産性・効率化の向上や省人化・省力化等への対応が求められており、当社といたしましても、こうした顧客の課題に適応していくことが必須であると認識しております。
②対処すべき課題
上記の経営環境のもと、当社は以下の点を経営課題と認識しております
a.顧客の課題解決に向けた一段の提案営業力強化、付加価値提供による競合他社との差別化
b.製造ラインの生産性・効率性の更なる向上、コスト競争力の強化
c.多様化する顧客ニーズを捉えた商品開発力・研究開発力の向上
d.人材確保・育成、人への投資、技術の伝承を踏まえた企業風土改革
e.長年の業務運営方法に捉われない業務の改革・改善
f.SDGs、ESGを重視した経営の推進
③中長期的な会社の経営戦略
創業130年超えとなる2030年に向けて、日本の「食」「農」を愚直に支え、貢献し続けるとともに、伝統を大切にしつつ、果敢に変革へチャレンジし続けていくべく、以下の戦略・施策に取り組んでまいります。
(収益基盤の確立・向上)
(1)強みに磨きをかけ、競争優位性を確立
(2)顧客ポートフォリオの分散・拡大による収益源の多様化
(3)Abalanceグループとの連携による競合他社との差別化
(4)製造・工事工程の効率化・生産性向上によるコスト競争力強化
(成長事業領域の探求、参入検討)
(1)顧客ニーズを踏まえた新製品・新分野の研究開発力強化
(2)グローバル戦略のおけるパートナー企業との連携強化
(3)「食」「農」関連の顧客やパートナーと連携した事業領域拡大
(財務体質の強化)
(1)新規事業や設備投資等を踏まえた適切で機動的な有利子負債の活用
(働きがいのある企業への変容)
(1)企業風土や人事制度等の改革
(2)エンジニアリング人材層の厚み確保、技術・ノウハウの伝承
(3)社員個々の能力、知識を磨き・引き出し、価値を創造する仕組み整備
(SDGs、ESGへの取り組み)
(1)CO2削減をはじめとする脱炭素への取組
(2)新規事業、IoT等を活用した持続可能な食農畜産業への貢献
(3)取引先の後継者・指導者不足解消に向けたサポート
(4)コンプライアンスの徹底
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