北川精機 【東証スタンダード:6327】「機械」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、創立以来「熱・圧力・真空制御技術」をベースに先端技術との融合を図りながら、独創的で高性能な製品の開発を通じて幅広い業界のものづくりを支えてまいりました。これからも「英知と創造」の経営理念の下、独創的製品でお客様の信頼に応え、社会に貢献してまいります。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、2025年6月期から2030年6月期までの6年間を対象とする中期経営計画「KITAGAWA 2030」を策定しました。最終年度である2030年6月期の目標として、売上高100億円、営業利益15億円、営業利益率15%以上、自己資本利益率(ROE)12%以上を掲げております。
(3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題
(中期経営計画「KITAGAWA 2030」)
1.策定の経緯
前中期経営計画は期間を3年として一定の成果を収めましたが、更に飛躍的な成長を遂げるためには成長分野への事業領域拡大が必須であり、その実現には飛躍の土台を作る準備期間が必要であると考え、新計画は期間を6年とし、準備段階の前半3年間を「Phase1」、実現段階の後半3年間を「Phase2」と設定しました。
2.2030年の目指す姿
「世界のDXを支える唯一無二の企業」
3.対象期間
2025年6月期~2030年6月期(6年間)
〔Phase1〕(2025年6月期~2027年6月期):準備期間
・前中計で築いた経営基盤を更に盤石にする ・Phase2に向けた投資を積極的に行う
〔Phase2〕(2028年6月期~2030年6月期):実現期間
・Phase1で蒔いた種を育て刈り取る ・次の中計に向けた準備を開始する
4.重点課題
①売上高100億円に向けた成長戦略の遂行
・成長市場における新製品の早期投入と収益化
・既存の技術・製品の周辺分野への積極展開(FRP・GX関連・他社協業など)
・顧客・市場動向に即した国内外の販売戦略再構築
②生産能力拡大と収益性向上の両立
・受注拡大に応じた自社生産能力の拡大
・製品の種類・サイズに合わせた外注先の確保・拡充
・生産工程(設計・製造)のデジタル化・自動化の推進
③既存技術の深化と製品・サービスの品質向上
・設計2拠点体制(広島・長崎)による技術開発力強化
・設計・製造の標準化による製品品質の安定化
・アフターサービス充実による顧客満足度向上
④技術力を支える人的資本経営の推進
・従業員エンゲージメント向上施策の実行
・安全衛生管理の徹底による職場環境改善
・管理業務のデジタル化による業務効率化の推進
5.株主還元方針
配当性向25%以上を目標とする。
(人材育成)
当社グループは、持続的な成長のため、多様な人材の採用とこれまで蓄積した技能・技術を次世代へ確実に伝承し若い世代の成長の後押しを図るとともに、法令を遵守した組織・働きやすい職場環境の整備により人材の強化と組織の活性化を目指してまいります。
(コーポレート・ガバナンス体制の強化)
当社は、コーポレート・ガバナンスの構築を、経営上の重要な課題のひとつと位置付けており、経営理念である「英知と創造」の下、経営判断の迅速化、経営の効率化・健全性の向上・透明性の確保に取り組むなどコーポレート・ガバナンス体制の強化を図り、企業活動を支えているすべてのステークホルダーとの良好な関係の構築と、当社の持続的な企業価値の向上を目指してまいります。
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