企業フリュー東証プライム:6238】「機械 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります

 なお文中の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります

(1)基本的な経営方針

 当社グループは、企業理念体系を整備し、全役員・全従業員がこれらの理念を実践、体現することを基本的な経営姿勢としております。当社グループは、理念に掲げた使命を果たし、ありたい姿を実現していくために、経営基盤の強化、よき企業風土の醸成、また企業価値を高める事業戦略を打ち立て、その確かな遂行に努めていくことを経営の基本方針としております。その基本方針を踏まえ、主に若年女性層をターゲットとしたマーケティング力や豊富なキャラクター版権の獲得力を強みとし、エンタテインメント関連の市場において多様な事業を展開しており、これらの事業活動を通じ、企業価値の向上に努めてまいります。

(企業理念体系)

企業理念

(会社の大義)

人々のこころを豊かで幸せにする良質なエンタテインメントを創出する!

ミッション

(会社の使命)

事業の深化を続けると共に、事業の進化に挑戦し続ける。

動的ビジョン

(社員のありたい姿を実現する価値観)

個人の「やりたいこと」と「できること」、会社の「やらねばならないこと」を重ね合わせていくことで社員と会社の成長をめざす。

 

 

行動指針

(会社と社員のあるべき姿を示した行動軸)

企業行動指針

1.法令・社会規範を遵守し、高い倫理観と良識をもった活動をします

2.お客さまのかけがえのない時間を創り出し、最高の品質で最高の満足を獲得します

3.人権を尊重し、多様性を前提とした働きやすい職場環境を実現します

4.未来の子供たちのために、持続可能な社会実現に向けた環境への配慮を心がけます

5.地域社会とのコミュニケーションを大切にし、社会の一員として貢献します

6.お取引先とは公平・公正で誠実な取引関係を堅持し、相互発展を目指します

7.反社会的勢力とは一切の関係を持たず、不当な要求には毅然と対応します

社員行動指針

1.夢と熱い想いを大切にし、変化を恐れず、可能性を信じて挑戦する心を持ち続けます

2.多様な価値観を前提として認め合い、チームワークを大切にします

3.高い倫理観とコンプライアンス意識に裏付けられた子供たちの模範となる行動を心がけます

4.どんな仕事も楽しみながら、自発と自律の気持ちをもって取組み、成長と自己実現を目指します

(2)経営戦略等

 1.中期ビジョン

 当社グループは、2024年3月期を初年度とする「中期ビジョン」を策定し、さらなる企業成長及び企業価値向上を目指しております。「世界中に笑顔を届ける総合エンタテインメント企業」という基本方針のもと、「世界観ビジネス」「ガールズトレンドビジネス」「フリューニュービジネス」の3つの事業により、中期ビジョンの実現を推進いたします。

 2.経営戦略

 企業理念である「動的ビジョン」を基軸とした組織風土のもとで、中期ビジョンを達成するための具体的な経営戦略は以下のとおりです。

    ①成長力

 世界観ビジネスを中心に、定番キャラクターや、人気漫画作品及び世界的人気ゲーム等のトレンドを踏まえた多数のIPの獲得と商品化、EC販売の強化、海外事業展開の拡大により、事業の成長を加速させます。

    ②収益力

 ガールズトレンドビジネスを中心に、プリントシール機が持つ顕在的価値(写りの良さ)に加え、既存顧客調査に基づく「潜在的価値」を訴求していくことで市場をさらに拡大し、LTV(Lifetime Value:顧客生涯価値)の最大化により、さらなる収益力の向上を目指します。

    ③将来性

 フリューニュービジネスを中心に、将来的な事業規模の拡大を目標に新規事業への戦略的な投資を継続することで、持続的な事業の成長を実現します。

(3)経営環境

 当社グループの世界観ビジネスとガールズトレンドビジネスにおける主要な販売先は、アミューズメント市場になります。個人消費やインバウンド需要の回復により市場環境は引き続き緩やかに改善していくことが期待されますが、円安や原材料費の高騰により利益面では厳しい状況が当面続くと見込まれます。そのような状況において、アミューズメント市場におけるクレーンゲームの需要は、前述の市場環境の回復の流れも後押しし、国内外で拡大しており、当社グループの世界観ビジネスにおけるクレーンゲーム景品の需要拡大は継続すると見込まれます。一方、新型コロナウイルス感染症がもたらしたライフスタイルやニーズの多様化といった外部環境の変化はプリントシール機の利用状況に影響しており、今後は従来よりも「+αの価値」を提供できるプリントシール機の開発やユーザー数拡大のための販促施策をさらに強化してまいります。

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当社グループは持続的な成長を図るため、(2)経営戦略等(3)経営環境を踏まえ、以下の課題に優先的に取り組んでまいります。

①ユーザー獲得の強化

 当社グループのプリントシール事業及びプリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」事業、ゲームアプリ事業においては、提供するコンテンツのユーザー数の増加が業績拡大のために必要と考えております。新型コロナウイルス感染症の影響により、ライフスタイルやニーズの多様化といった外部環境が変化したため、基幹事業であるプリントシール事業及びプリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」のユーザー数は、足元では回復基調ではあるものの、コロナ禍以前の水準までは回復しておらず足踏み状態が続いております。当社グループはユーザー数の回復のためにさらにコンテンツの品質や付加価値を向上させ、新規ユーザー獲得のための新たな施策も実施していく必要があります。

 今後の事業運営においては、一層法令や社会規範の遵守というコンプライアンスの観点を重要視しながら、コンテンツ内容の充実等、効果的な施策を実施することで、入会率、課金率の向上及び、ユーザー数の増加を図ってまいります。

②収益基盤の多様化に向けた新規事業への取り組み

 当社グループは、設立以来、様々な事業を創出し、収益基盤を多様化させながら業績を拡大させてまいりました。今後も当社グループは、中長期かつ持続的な成長を実現するため、これまでの事業で蓄積した知見やノウハウ等を活かしながら、迅速かつ効率的にビジネスを立ち上げることで、市場の変化に柔軟に対応できるよう収益基盤及び経営基盤の強化に取り組んでまいります。

③家庭用ゲームソフト事業及びゲームアプリ事業における収益安定化

 国内外のゲーム市場においては、市場全体の成長が緩やかとなる中で、今後も新規参入企業の増加や統合が予想され、競争環境はさらに厳しくなることが見込まれます。このため、継続的にヒットタイトルを創出することで、ゲーム市場での収益安定化を実現する体制を構築することが必要となります。

 当社グループは、タイトル間の相乗効果やシリーズ化、海外展開等を通じて、IPの価値を最大化し、安定的な収益確保に取り組んでまいります。

④キャラクターの多様化と急激な嗜好の変化

 当社グループの世界観ビジネス及びフリューニュービジネス(家庭用ゲームソフト事業、ゲームアプリ事業、アニメ事業)は、多様なキャラクターが存在し、ユーザーの嗜好変化が急激である市場に属しており、より良いキャラクターの権利を獲得すること及び有力なキャラクターを育成することが、業績を拡大する上で必要となります。そのため、当社グループは、版権元とのさらなる関係構築に取り組んでまいります。

⑤優秀な人材の確保と組織体制の強化

 当社グループは、今後のさらなる成長のために、優秀な人材の確保が不可欠であると認識しております。人材確保においては、人事処遇制度(報酬体系)の適宜見直しや、計画的な新卒採用に加え、必要に応じて中途採用を実施し、当社グループの求める資質を兼ね備えつつ、企業風土に合った人材を登用する方針であります。

 また、企業理念の体現者として従業員を最も重要な存在と位置付け、全対象従業員に対して動的ビジョンを核とした育成プログラムを実施し、最大限のパフォーマンスを発揮するための取り組みを継続的に実施してまいります。

⑥為替変動リスクへの対応

 当社グループの世界観ビジネスは、商品の生産を主に中国で行っているため、ドル建てでの決済が多く円安の影響を受けております。足元のドル・円相場は円安傾向が続いており、仕入原価への影響を抑制するために為替予約取引を適宜行っております。

⑦海外事業展開の拡大

 当社グループの世界観ビジネスにおいて獲得している定番キャラクターや、人気漫画作品及び世界的人気ゲーム等のIPは、日本国内に留まらず世界的にも需要が高まっており、海外市場は、さらなる事業拡大の可能性を有していると考えております。今後は、米国における現地法人の設立など、現地での営業、販売体制を強化し、海外における事業展開の拡大に努めてまいります。

(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、収益性と資本効率の向上を目指しており、経営指標としてROE(自己資本当期純利益率)を重視しております。収益の成長と資本効率の向上に継続的に取り組み、環境変化に左右されず安定的に達成できる事業基盤をさらに強固なものとするとともに、2028年3月期の時点でROEを15%まで引き上げることを目指してまいります。

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