佐藤食品工業 【東証スタンダード:2814】「食品業」 へ投稿
企業概要
当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末において当社が判断したものであります。
ガバナンス
当社は、環境保全と企業価値向上をガバナンス上の重要な要素として位置付けております。
(1)環境保全
当社は、「1.新しい天然食品の創造に向かって、独創的な技術開発を継続する。2.新しい天然食品加工分野を創造し、人類へ貢献する。」を経営理念として掲げております。この経営理念を実現するためのサステナビリティを巡る取り組みとして、食文化の向上と新しい天然食品加工分野の創造を目指した食品を製造販売する中で、積極的に環境保全に取り組み、地域社会と地球環境保全に貢献するという環境理念のもと、環境方針を策定しております。
(2)企業価値向上
当社は、経営環境の変化が急激に進展する中、会社の持続的成長と中長期的な企業価値の向上を促し収益力・資本効率等の改善を図るべく、取締役会において、当社の経営戦略等の方向性や詳細な事業計画等についての議論を行い意思決定を行うとともに、各業務部門における決定事項の進捗管理を行うことにより、経営目標の達成を図る体制を構築しております。また、中期経営計画における重点戦略として生産ロスの低減を取り上げるなど、対応策の推進を行っております。
戦略
当社は、人材育成と生産性向上を重要な戦略と位置付け、以下の取り組みを実施しております。
(1)人材育成
当社は、実務経験が人材育成の中核となる要素であると認識しており、専門性の高い各部署での研修やOJTを実施しております。さらに、定期的に上司・部下間での面談を実施し、目標設定やフィードバックにより、従業員の成長を支援しております。また、社員のキャリアの段階に応じた内容を学ぶ階層別研修や、経営者候補育成のための管理職向け研修を実施するなど、長期に渡るキャリア形成も支援しております。
(2)生産性向上
当社は、人手不足による労働力不足や人件費増加に対処すべく、製造設備の自動化・省人化を推進するとともに、「不良品ロス」「故障ロス」「空転ロス」などの生産ロス低減を図っております。また、リスク発生の可能性や結果の重大性に応じた製造設備の定期点検の実施や、製造工程の見直しによる製造部品のロングライフ化を図るなど、生産性向上に取り組んでおります。
リスク管理
当社は、サステナビリティを巡る課題への対応を重要なリスク管理の一部と認識しており、取締役会において、エネルギー・原材料使用量の増加、生産コスト高騰による収益減や、原材料・経営資源の枯渇等の各種リスクについて議論しております。
さらに、国際標準化機構(ISO)が策定する規格「品質マネジメントシステム(ISO9001)」及び「環境マネジメントシステム(ISO14001)」の認証を取得し、各マネジメントシステムの運用を通じて、リスク及び機会への取り組みを定期的に評価・管理しております。
また、当社の本社工場及び第二工場は、「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」に基づき、第二種エネルギー管理指定工場等に指定されております。毎年、省エネ目標を設定し、その進捗を経済産業省等に報告する過程で、製造設備の省エネルギー化を図っております。
指標及び目標
当社は、指標及び目標を設定しておりませんが、従業員の定着率改善及び満足度向上に取り組んでおります。取り組みの一例として、出産や育児による離職を防ぐため、産前産後休暇や育児休暇前後の面談を実施するなど、復職しやすい環境づくりに取り組んでおります。男女別の従業員の育児休業等の取得率は以下の表のとおりです。今後も取得比率を高めるべく取り組みを進めてまいります。その他、従業員の資産形成を支援するため、従業員持株制度を導入するなど福利厚生制度の充実を図っております。なお、指標及び目標の設定をサステナビリティに関する課題として認識しており、今後、設定を進める方針です。
(男性従業員による育児休業等の取得状況)
| 2022年3月期実績 | 2023年3月期実績 |
男性育児休業等取得者数 | 0名 | 1名 |
取得比率 | 0.0% | 25.0% |
(女性従業員による育児休業等の取得状況)
| 2022年3月期実績 | 2023年3月期実績 |
女性育児休業等取得者数 | 3名 | 2名 |
取得比率 | 100.0% | 100.0% |
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