企業朝日工業社東証プライム:1975】「建設業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループのサステナビリティに関する考え方や取組は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

サステナビリティ全般

(1) ガバナンス

 ガバナンス体制としては、取締役会の諮問機関として「サステナビリティ委員会」を設置し、サステナビリティに関する次の事項を協議または審議して、適宜、取締役会に対して提言・報告を行っております。委員会のメンバーは取締役会の決議により選任し、現在の委員長は代表取締役社長、委員は総務本部長、営業本部長、技術本部長、経営統括グループ統括となっており、事務局は経営統括グループ経営企画室が担っております。

・方針の立案、見直し

・推進体制の構築、整備

・重要課題(マテリアリティ)とその解決に向けた目標の設定

・諸施策や活動計画の策定、及びその進捗状況の確認・評価

・情報開示の内容の策定

・その他、サステナビリティに関わる取締役会が必要とする事項

(2) 戦略

 戦略として、地球(Planet)、豊かさ(Prosperity)、人間(People)、パートナーシップ(Partnership)、平和(Peace)の5つのPを重点課題とした「朝日工業社グループSDGs基本方針」を策定し、それに基づき、年度毎に「SDGsに係る取り組みテーマ・具体的な施策」を設定しております。

 設定した取り組みテーマ等については、毎期取締役会で実績を評価して見直しを行い、当社ウェブサイトで開示しております。

(https://www.asahikogyosha.co.jp/sustainability/asahi_csr_sdgs/)

(3) リスク管理

 当社グループに経済的もしくは信用上の損失または不利益を生じさせるリスクの防止及びリスクが顕在化したときの会社の損失の最小化を図るため、「リスク管理規程」を整備し、確実な運用を図っております。また、リスクの管理に関する事項を統括し、リスクマネジメントの更なる推進を図るため、「リスク管理委員会」を設置し、当社グループの経営に影響を及ぼすリスクについて協議または審議し、その結果を取締役会に報告して、リスクマネジメントの推進を強化しております。委員会のメンバーは取締役会の決議により選任し、現在の委員長は代表取締役社長、委員は総務本部長、営業本部長、技術本部長、経営統括グループ統括となっており、事務局は本社総務部が担っております。

(4) 指標及び目標

 「(2)戦略」に記載の、「SDGsに係る取り組みテーマ・具体的な施策」を指標として、その達成を図っております。

気候変動(TCFD提言への取組)

(1) ガバナンス

 気候変動におけるガバナンス体制はサステナビリティ委員会が主として担っております。また、当社では国際規格ISO14001を遵守したEMS(環境マネジメントシステム)を全社的に構築・運用し、継続的な環境活動に取り組んでおります。EMSは代表取締役社長をトップマネジメントとし、本社に環境管理責任者(技術本部長)とISO事務局(技術本部環境推進室)、各事業店にエリアトップマネジメントとエリアISO事務局を配置して、全社一丸となってEMSを推進しております。サステナビリティ委員会事務局とISO事務局は、温室効果ガスの排出量の算出等について、綿密な連携を図っております。

(2) 戦略

 当社グループの事業である「設備工事事業」及び「機器製造販売事業」における気候変動に関するリスクと機会について、サステナビリティ委員会においてシナリオ分析を行いました。分析に用いる科学的シナリオについては以下を使用しております。

 移行シナリオ…IEA WEO SDS(国際エネルギー機関 持続可能な開発シナリオ)

 物理的シナリオ…IPCC RCP8.5(気候変動に関する政府間パネル 代表濃度経路シナリオ)

・気候変動に関するリスク(「関連事業」欄の「共通」は設備工事事業と機器製造販売事業の両事業が該当)

 リスクの内、2℃シナリオで最も顕在化すると想定されるものを「移行リスク」、4℃シナリオで最も顕在化すると想定されるものを「物理的リスク」と定義し、当社グループ事業におけるリスクを抽出して、各リスクが発生すると想定される時期(長期:10年先・中期:5年先)と定性的な事業影響度(大・中・小)を分析しております。また、それらのリスクに対して、当社グループとしての対応策を検討し、気候変動における事業の方向性をお示ししております。

リスク

種類

関連

事業

当社グループへの影響

想定

時期

影響度

対応策

移行リスク

(2℃シナリオで最も顕在化すると想定)

政策

法規制

設備工事事業

建築物に対する環境・省エネルギー基準が厳しくなり、その基準に適応した設備の引き渡しが求められる。また、そのために建設コストが上昇する。

長期

環境・省エネ基準の厳格化や建設コストの上昇に対応できるよう、設計・施工の技術力のさらなる向上と購買力の強化を図り、設備のLCC(ライフサイクルコスト)の最小化にも資するコストパフォーマンスに優れたソリューションを提供する。

機器製造販売事業

製品に対する環境・省エネルギー基準が厳しくなり、その基準に適合した製品の提供が求められる。また、そのために製造コストが上昇する。

長期

環境・省エネ基準の厳格化や製造コストの上昇に対応できるよう、設計・製造の技術力のさらなる向上と購買力の強化を図り、生産計画・生産工程の見直しや代替素材の研究・模索をサプライチェーン企業と共同実施するなど、製品のLCC(ライフサイクルコスト)の最小化にも資するコストパフォーマンスに優れた製品を提供する。

共通

炭素税、排出権取引、オフセットクレジット取引などの導入に伴うコストが発生する。

長期

事業所及び工場において省エネ機器や蓄電池、再生可能エネルギーを積極的に導入するとともに、「カーボン・ニュートラル認証制度」や「カーボン・オフセット制度」を利用し、導入コストの削減を図る。

サプライヤーにおいても上記のコストが発生し、それが調達コストを押し上げる。

長期

サプライチェーン企業との連携を強化し、調達スケジュールや運送手段の高効率化を図るとともに、共同で「カーボン・ニュートラル認証制度」等を利用し、導入コストの削減を図る。

電力をはじめとしたエネルギー料金の上昇により、建設・製造コストが増加する。

中期

建設・製造工期の合理化・高効率化を推進するとともに、適正な資機材の選択による施工・製造を行う。また、循環型経済に合致した製品・工法を積極的に採用し、さらに産業廃棄物の分別管理を徹底することで処理コストを抑える。

循環型経済が進展することによって、それに対応した資機材の使用が必要となり、調達コストが増加する。また、産業廃棄物の処理コストが増加する。

中期

技術

共通

脱炭素、省エネルギーなどの環境配慮技術の開発や製品適用への遅れが受注機会の逸失につながる。

中期

既存技術のアップデート・実用化と新たな環境配慮技術・製品の研究・開発を推進する。

脱炭素、省エネルギーなどの環境配慮技術への投資や研究開発コストが増加する。

中期

産官学連携によるオープンイノベーションの有効活用や業界・業種に捕らわれないパートナー企業との協働を実現する。

リスク

種類

関連事業

当社グループへの影響

想定

時期

影響度

対応策

移行リスク

(2℃シナリオで最も顕在化すると想定)

市場

設備工事事業

循環型経済の進展により、建築物の建て替え(新築)が減少する。

長期

リニューアル、改修・保全工事に対する技術力の向上と体制整備を行い、売上の拡大を図る。

機器製造販売事業

製品の長寿命化の需要が高まり、顧客の買い替えサイクルが長期化する。

長期

長寿命化・高効率化の需要に対応した製品開発を行い、受注拡大を図る。また、製品の保守点検やリニューアルサービスにおける収益力の向上を図るとともに製品のリサイクルを推進する。

共通

顧客の発注先選定において、環境負荷が低いサービスの提供が必須条件となる。

中期

環境配慮面とコスト面を両立させた技術・サービス・製品の研究・開発を進めて、他社との差別化を図り、受注活動における優位性を確保する。

新たな環境配慮技術によって、海外や他業界からの新規参入が増加し、受注競争が激化する。

長期

評判

共通

気候関連への取り組みや情報開示の不足により、企業イメージが悪化し、投資家や顧客の評価が低下する。また、採用活動に悪影響が生じる。

中期

サプライチェーン企業とも連携し、気候関連における取り組みを強化して、環境に関連する各種認定制度を積極的に取得するなど、それらの取り組みを積極的に開示する。

環境配慮技術の不足により、顧客からの信頼や社会的評価が悪化する。

中期

環境関連技術の研究・開発に取り組むとともに、それらの技術を積極的に発信、アピールする。

物理的リスク

(4℃シナリオで最も顕在化すると想定)

急性

共通

自然災害の増加によって、事業拠点、建設・製造現場、サプライチェーンなどの操業が困難となり、設備の引き渡しや製品の納入に遅延が生じる。

長期

平時からサプライチェーン企業との連携を強化し、顧客対応も含めたBCPを策定し、有事の際に補完できる体制を整備する。

自然災害を被った顧客の設備や製品に対して、早急の復旧対策が必要となる。

中期

慢性

設備工事事業

建設現場における作業環境の悪化により、作業員の熱中症などの健康被害が増加し、著しく労働生産性が低下する。また、それを防止するためのコストが増加する。

中期

熱中症対策をはじめとした健康被害の回避に向けた取り組みを推進し、現場就労者の心身負担の軽減と作業環境の改善を図る。また、建設工期の高効率化と施工管理におけるDX推進を図り、作業員工数の削減と労働生産性の向上を図る。

過酷な作業環境により、建設現場での労働力不足がさらに加速する。

中期

機器製造販売事業

クリーンルームなどの製造環境の温湿度制御のためのコストが増加する。

長期

工場全体の空調・製造設備の省エネルギー化と最適運用を図るとともに、製造工程の効率化を図り、製造コストの圧縮に取り組む。

共通

水、エネルギー、原材料等の供給が不安定化する。

長期

当社グループ事業における省エネルギーの最大化を図る。また、複数のサプライヤーからの柔軟な供給体制の確立や、調達方法の見直しに取り組む。

・気候変動に関する機会(「関連事業」欄の「共通」は設備工事事業と機器製造販売事業の両事業が該当)

 当社グループ事業における機会を抽出し、「エネルギー源」、「製品/サービス」、「市場」の3つに分類して、各機会が発生すると想定される時期(長期:10年先・中期:5年先)とそれぞれのシナリオにおける定性的な事業影響度(大・中・小)を分析しております。また、それらの機会に対して、当社グループとしての対応策を検討し、気候変動における事業の方向性をお示ししております。

機会種類

関連

事業

当社グループへの影響

想定

時期

影響度

対応策

2℃

シナリオ

4℃

シナリオ

エネルギー源

共通

再生可能エネルギーの普及によって、生活様式が変化し、さらに省エネルギーに対する要請が高まることで、それを可能とする機器やシステム、製品への乗り換え需要が発生する。

長期

機器メーカーや他業種との連携により、さらに高効率な機器やシステム、製品の開発を推進する。また、それを積極的に社外に発信して需要の取り込みを図る。

雪氷熱利用や地中熱利用、バイオマス発電など、新エネルギーに関連する建設・製品市場が拡大する。

長期

機器メーカーや他業種との連携によって、自然エネルギーや新エネルギーに対応した技術の開発を推進し、それを積極的に社会に発信して需要の取り込みを図る。また、将来的なコーポレートPPAや産官学によるオープンイノベーション等の有効活用を推進する。

製品/

サービス

共通

環境配慮技術の開発・改良により、受注機会が増加する。

中期

ZEBをはじめとするゼロエネルギー技術の開発やサプライチェーン企業との連携強化を図り、獲得した技術によって新規顧客の開拓を進める。また、行政の低炭素エネルギー向けの助成金を活用した提案営業を推進する。

法規制の強化により、その基準を達成するための建設投資や装置入れ替え需要が拡大する。

長期

環境配慮技術の研究開発や適用した設備・製品に対する国や自治体の助成が強化され、民間投資が拡大する。

中期

市場

共通

設備や製品の長寿命化により、リニューアル、改修・保全に関する市場が拡大する。

長期

リニューアル、改修・保全工事に対する技術力の向上と体制整備を行う。また、他企業とのアライアンスやM&Aも検討し、新たな市場への進出を目指す。

政府の環境政策による新たな市場の創出により、事業機会が生まれる。

長期

積極的な気候関連への取り組みやその情報開示の強化により、社外からの評価や企業イメージが向上し、投融資の獲得や資金調達コストの低減、受注機会の拡大が可能となる。

中期

気候変動対策に関する取り組みを強化し、環境に関連する各種認定制度を積極的に取得する。また、それらの取り組みを積極的に開示する。

労働環境の改善により、労働力の確保が容易となる。

中期

建設従事者だけでなく、デジタル技術に精通した人材など、多種多様な人材を積極的に確保して、当社グループの持続可能性を高める。

(3) リスク管理

 気候変動に関するリスクの識別・評価・管理のプロセスは、主にサステナビリティ委員会がその役割を果たしておりますが、必要に応じてリスク管理委員会と連携して、全社的リスク管理への統合を図るとともに、リスクマネジメントの推進を強化しております。

(4) 指標及び目標

 当社は、気候変動に関するリスクと機会を評価する際に用いる指標として、スコープ1、スコープ2及びスコープ3における二酸化炭素排出量(t-CO2)を使用しております。

 各スコープの算定を2022年6月より開始し、2019年度から2022年度までの算定値は以下のとおりであります。なお、排出量の削減目標につきましては、算定精度を高めるとともに、経年の推移の分析を行い、改めて設定を行う予定でございます。今後、太陽光発電や自然由来の電力などを積極的に取り入れ、二酸化炭素排出量の削減に努めるとともに、引き続き当社が保有する脱炭素技術や省エネ技術を最大限駆使して、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

 

2019年度

2020年度

2021年度

2022年度

スコープ1

333

265

257

178

スコープ2

2,706

2,485

1,928

1,954

スコープ3

1 購入した製品・サービス

344,867

218,272

211,591

249,849

2 資本財

304

269

435

141

3 スコープ1、2に含まれない

  燃料及びエネルギー活動

258

242

197

175

4 輸送、配送(上流)

10,507

6,690

6,579

7,365

5 事業から出る廃棄物

1,201

2,249

1,584

1,543

6 出張

772

448

534

774

7 雇用者の通勤

221

229

225

224

11 販売した製品の使用

1,304,709

896,319

818,797

1,061,406

スコープ3合計

1,662,839

1,124,718

1,039,942

1,321,478

スコープ1・2・3合計

1,665,878

1,127,468

1,042,127

1,323,610

(2019年度比)

(67.68%)

(62.56%)

(79.45%)

(注)1.算定対象とする範囲は、当社単体としております。

2.スコープ1:当社での燃料の使用に伴う直接排出

3.スコープ2:他社から供給された電力の使用に伴う間接排出

4.スコープ3:スコープ1及びスコープ2以外の間接排出(当社の活動に関連する他社の排出)

5.スコープ3のカテゴリ8(リース資産(上流))は、対象の電力使用をスコープ2に含めているため、算定対象外としております。

6.スコープ3のカテゴリ9(輸送、配送(下流))及びカテゴリ12(販売した製品の廃棄)は、当社が排出や排出削減に影響力を及ぼすことが難しく、また排出量の算定に必要なデータの収集が困難であるため算定対象外としております。

7.スコープ3のカテゴリ10(販売した製品の加工)、カテゴリ13(リース資産(下流))、カテゴリ14(フランチャイズ)及びカテゴリ15(投資)は、当社に該当する事業活動がないため算定対象外としております。

人的資本・多様性

 当社グループは、建設業界において、人こそが最大の財産であり、競争力の源泉であると考えており、技術革新が著しく、環境変化がさらに加速している中にあって、当社グループが持続的に企業価値を高めていくためには、変化を見据えた人材ポートフォリオの構築や付加価値を生み出す人材の確保と育成が重要であります。当社は、企業理念のポリシーの中に「人間尊重の経営」と「働きがいのある職場」を謳い、全役職員が多様な人材の価値観を尊重して十分に能力を発揮できるように、また働きがいを感じられる職場となるように、ワークライフバランスやダイバーシティを推進するとともに、中長期的な視点をもって人材育成を進めております。

(1) 戦略

 当社グループでは、年齢や性別、身体能力にかかわらず、さまざまな人がそれぞれの能力を十分に発揮できるように、ダイバーシティへの取り組みを推進しております。定年再雇用者については、これまでの経験を生かして後進の育成・指導や繁忙部門のサポート担当としての活躍の場の拡充を目指すとともに、職務内容や能力に応じた各種処遇の改善を図っております。障がい者雇用については、障がいのある従業員が勤務しやすいようにサテライトオフィスを設置するなど、新たな雇用の創出に向けて就労環境を整備しております。また、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(以下「女性活躍推進法」という。)に基づき策定した行動計画に沿って、女性総合職の採用増及び勤続年数の伸長に努めるとともに、女性が働きやすい環境の整備等に取り組んでおります。さらに、持続的な成長にとって人材こそが極めて重要であるとの認識のもと、性別によらない、専門的な能力、経験、識見等を備えた多様で優秀な人材を幅広く確保するため、中途採用の拡充にも取り組んでおります。これからも、多様なバックグラウンドを有するさまざまな従業員の視点を複合的に取り入れ、ダイバーシティの実現に努めてまいります。

 具体的な取り組みといたしましては、「サステナビリティ全般 (2)戦略」に記載の「SDGsに係る取り組みテーマ・具体的な施策」を推進しております。

(2) 指標及び目標

 当社は、「管理職などの中核人材における多様性の確保」に関して、性別、国籍、中途採用等の属性ごとに次のような目標を設定しております。

 女性の採用につきましては、建設業という業種から、今まで女性自体の応募が少ない事情もあり、当社では、女性の採用や育成が進みづらい環境にありました。特に、管理職候補となる総合職社員総数に対する女性社員の割合は、男性社員と大差があります。そのため女性活躍推進法の趣旨に則り、まず、母数となる女性社員数を増加すべく、現在は女性社員の新卒採用比率を15%以上とする目標としております。毎年の女性応募数の変動もあり、目標に達成・未達成と分かれる年もありますが、この5年間の女性の総合職採用は平均10.2%(平均約4人/年)となっており、2030年迄に女性の新卒採用比率を20%以上とする目標を掲げ、求人対象となる学校等の拡充、当社の充実した社員教育制度のアピール等を図り、積極的な採用活動を進めてまいります。

 同様に女性管理職につきましても、現在0.5%という微数に留まっておりますが、2030年迄に3%以上を目標として、女性活躍を推進するための育成環境の整備を図り、適材適所による女性管理職の任用を進めてまいります。

 外国籍社員の国内登用につきましては、現在0.2%(管理職任用は0人)となっております。今後は、海外関連会社(台湾・マレーシア)との綿密な連携を図るためにも、多国籍社員の人員は必要と考え、2030年迄に全従業員に対する割合を1%以上とし、管理職任用についても1%以上を目標といたします。

 中途採用につきましては、毎年10人以上の採用を目標にしております。管理職候補を含め、継続的に採用活動を実施しており、管理職に占める比率は13.4%となっております。現在、人員構成上、40歳代の社員が不足しているため、2030年迄に中途採用者の管理職割合の目標を20%以上とし、前述の女性及び外国籍社員の管理職候補を含めた中途採用活動を積極的に推進してまいります。

 なお、連結子会社を含めた指標及び目標の設定は困難なため、当社単独の指標及び目標としております。

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