企業UNIVA・Oakホールディングス東証スタンダード:3113】「証券業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) サステナビリティ共通

 当社は、2021年11月に新経営方針を策定のうえ、以下の通り、サステナビリティにかかわる取組みとして当社グループの目指すべき姿等を明確にした上で、イノベーションを自らの手で起こし、将来の当社グループの成長に資する新たな事業を生み出し、成長し続ける価値共創企業を目指してまいります。

 また、企業行動規準を定め、上場企業としての社会的責任を自覚するとともに、環境や社会問題への取組み、ガバナンスの構築が将来的なサステナビリティに資するものとして日頃の事業活動の礎としております。

当社グループが目指すべき姿

<コーポレートスローガン>

「価値共創企業」

〜つなぐ。一緒に創る。~

※価値を共に創るために、我々が行うことが、「つなぐ」ことです。

繋ぐことで、より高い価値を一緒に創っていきます。

<コーポレートビジョン>

① 企業の成長支援を通じて社会貢献する

② グループ全体の成長・安定収益計上により株主の期待に応える

③ 持株会社としてグループ事業会社の成長を支援する

④ 一般投資家を含む投資家に広く投資機会を提供する

 基本方針

 グループ全体の価値を事業会社と共に創り上げるのが、新生Oakキャピタルの姿です。この価値を共に創り上げることを価値共創と呼び、当社は、ホールディングスとして、グループ事業会社の経営支援を行い、連結決算における収益拡大を図り「価値共創企業」として、グループ企業全体の価値向上を目指してまいります。

① ガバナンス

 当社は、後述②の「戦略」においても記載の通り、「サステナビリティ経営」を重点戦略の1つとして掲げており、実効性あるコーポレート・ガバナンスを推進してまいります。

 詳細については「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要」に記載の通りですが、当社は、2023年6月28日開催の第162期定時株主総会における承認可決を経て、従来の監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行し、複数の社外取締役を含む監査等委員である取締役を置くことにより取締役会の監督機能を強化し、サステナビリティ経営/ESGに関わる当社グループの具体的な取組みの報告を受けてその進捗状況を監督することなどにより、コーポレート・ガバナンスの一層の充実と持続的な成長による企業価値の向上を図ってまいります。また当社は、取締役会のほか、取締役会から権限委譲を受けた経営会議、グループ経営会議を設け、サステナビリティ経営/ESGに関わる当社グループの具体的な取組みも含め、当社及びグループ各社の経営上の重要事項に関して機動的な審議及び意思決定を行うと共に、定常的な事業進捗状況等を通じて事業上のリスクのモニタリングを実施しております。さらに当社は、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会を設置し、同委員会は取締役会から諮問を受けグループ横断的なコンプライアンス遵守及びリスク管理の観点から、毎年策定した具体的な行動計画に基づき監視及び管理を行っております。

② 戦略

 当社グループは、サステナビリティにかかわる取組みとして、当社がホールディングスとして扇の要となり、グループ事業会社の成長を促し、企業価値及び株主価値を高めてまいります。

 具体的な事業戦略としては、以下の「当社がホールディングする三つの事業分類」を着実に推進してまいります。

「狩猟型ビジネス」

 狩猟型ビジネスの投資スタイルとは「フロー型インベストメント」で、当社がかねてより行ってきた投資銀行業務がそれに当たります。

 ハイリターンのキャピタルゲインを狙う「高収益事業」は、引き続き一つの事業の柱として成長いたします。

「農耕型ビジネス」

 農耕型ビジネスの投資スタイルは「ストック型インベストメント」で、ファンド運営の収入などアセットマネジメント業務がそれに当たります。

 安定的なインカムゲインを得られる「安定収益事業」は、アドバイザリー業務によるフィービジネスも含まれ、そのような領域も積極的に行ってまいります。

「開発型ビジネス」

 開発型ビジネスの投資スタイルは、「ビルド型インベストメント」で、M&Aなどにより連結子会社及び関連会社として当社とともに成長する「成長収益事業」です。

 当社自体が、中長期的な観点で当該事業会社の株式を保有し、価値を共に創り出していくことで、その事業の成長支援をOakキャピタル本体が行うビジネスマネジメント業務です。対象が未上場企業の場合には、IPO支援もビジネスマネジメント業務の一つです。

 上記に加え、当社は2022年6月に策定した第1次中期経営計画において、以下の8項目をグループ横断的な重点戦略として掲げ、各々のアクションプランに沿って推進を図っております。

重点戦略

主なアクションプラン

1.収益力向上

経営基盤強化

・各事業会社収益力強化によるグループ収益力向上

・早期復配に向けた収益・構造改革

・新経営方針に則した成長軌道の早期回復

2.財務戦略

・戦略的事業資金配分(成長分野への傾斜配分)

・保有資産の入替・有効活用

3.人財戦略

・経営人材の育成

・外部専門人材投入による戦略強化

・外部人材との協業のためのネットワーク構築

4.新たな事業

ポートフォリオ構築

・事業ポートフォリオ強化のためのM&A推進

・海外市場への視野拡大

5.ステークホルダーとの

コミュニケーション

・自社動画メディア開設

・インタラクティブコミュニケーションの実践

6.サステナビリティ経営

/ESG

・「金融機会の民主化」に向けたファンド実績向上

・脱炭素化に向けた貢献

・実効性あるコーポレート・ガバナンスの推進

・多様性ある人材の登用・育成

③ リスク管理

 当社は、強靭なリスクガバナンスのもと、気候関連をはじめとするサステナビリティのリスク・機会を含めたリスク管理と機会管理を強化し、事業上のリスク低減と機会創出を強力かつ継続的に進めています。

 リスク管理については、当社として現時点で想定するリスクを下表の通り分類し、各々の項目について定常的なモニタリングを行っております。また当該リスク分類に基づき、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会において、年度毎の重点取組み項目の選定と、当該項目毎の行動計画の策定を行っております。

リスクの分類

1.投資リスク

2.流動性リスク

3.業務リスク

4.レピュテーションリスク

5.リーガルリスク

6.ヒューマンリスク

7.株価リスク

 機会管理については、経営戦略室を中心に、グループ全体としての重点取組みテーマを管理し、潜在的なリスクを十分勘案しながら戦略的な事業展開につなげております。

④ 指標及び目標

 当社は、2021年11月に策定した新経営方針において、以下の長期的な経営目標(いずれも過去最高実績を上回るための目標値)を掲げております。

連結売上高

連結純利益

時価総額

250億円

20億円

600億円

 また、上記経営目標に向けてのロードマップとして、2022年6月に2023年3月期を初年度とする3か年の第1次中期経営計画を策定し、その最終年度(2025年3月期)の数値目標を以下の通り掲げております。

 

 

 

 

(単位:百万円)

連結売上高

連結営業利益

連結経常利益

連結当期純利益

1株当たり利益(円)

12,900~14,500

1,500~2,100

1,350~1,960

895~1,450

13.25~21.47

(2) 人的資本

① 戦略

 当社グループでは、企業の持続的な成長に必要な経営資源は「ヒト」であると位置づけ、顧客のニーズを探求し、常に新しい価値を生み出す「学ぶ組織」、社会貢献を通じ、共に繁栄する「共創組織」、社員の幸せを追求し、多様な企業と人材が協働する「自走する組織」を目指し、意識改革の促進や職場環境の整備を「ヒト」への投資として、今後、進めてまいります。

 また、企業の持続的な成長のために従業員の多様性確保は重要な経営課題と捉え、バックグラウンドを問わず知見・経験が豊富で即戦力が期待される要員の採用を積極的に進めており、今後においても、事業ドメインの拡大や事業規模の拡大を見据えて女性管理職の登用や外国人の起用といった各種施策を積極的かつ継続的に進めてまいります。さらに、在宅勤務・フレックスタイム制度を導入するなど、従業員の「ワークライフバランス」や「多様な働き方」を考慮した職場環境を整備しており、今後においても従業員一人一人が個々の特性や能力を最大限発揮できるよう各種施策に向けて取り組んでまいります。

② 指標及び目標

 当社グループでは、上記戦略に沿って、従業員の自発的な成長を促すため、自ら自発的に業務目標や行動計画を策定し社内で共有化を行うフレームワークを設け、会社が一体となってこれら目標や計画を着実に達成・実行させてまいります。また、斯かるフレームワークを踏まえ、今後、従来のメンバーシップ型処遇に代え新たにジョブ型処遇を導入することにより、従業員の成果に基づく公明正大な処遇を進めてまいります。

 当社グループは、斯かる目標の実行を通じて、「5 従業員の状況 (3)多様性に関する指標」に掲げた「女性従業員の比率」「女性管理職の比率」「外国人従業員の比率」をさらに引き上げ、さらなる多様性の促進に努めてまいります。

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