企業SEMITEC東証スタンダード:6626】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当企業グループは、温度センサを中心として多種多様なセンサの開発・販売・製造を行っており、創業当時より「誰よりも先に新しいものを生み出す」、「いつも先の時代を見つめる」、「柔軟で斬新な考えを持ち続ける」を基本理念としております。

 その考えを守り、従来のセンサにとらわれず、センサに求められるニーズを常に深堀し、新しい製品の開発・製品化に努めております。

(当社パーパス)

 ・社会に必要とされ続ける存在価値の追求

 ・人の記憶に残る独特で面白い企業

 ・新しいもの世にないものに執着

 ・見えないものを追い求める

(2)経営戦略等

 当企業グループは、センサ及びその関連製品においての研究開発に注力し、常に先の時代を見つめ、常に新し

 い技術を市場に提供してまいりました。また、市場の規模を考慮したうえで極力消費地に近い場所で生産する

「消費地生産」やコスト競争力を追求しながら安価な労働力等を求めた「適地生産」による生産のグローバル化

 及びグローバルな販売網の構築により売上及び利益の拡大を図ってまいりました。また、生まれてくるニーズは世界共通のものではなく各地域特有のものであるものと考えております。

 中長期的なビジョンとして、世界各国の独特なニーズを汲み取り、新しいセンサを創造する企業(「真のグローバル企業」)を目指してまいります。

(重点施策)

・経営/管理の現地化推進

・コト売りビジネスへの挑戦

・既存市場への拡販

・未知の独特なセンサの創出

・生産拠点の強化

・DX推進/情報セキュリティ強化

・サステナビリティ/ESG経営の推進

・重要指標(2027年3月期目標 営業利益50億円)

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当企業グループは、営業利益金額を主要な経営指標としております。

(4)経営環境

 IOTやAIを活用したモビリティサービスの第4次産業革命、更に「持続可能性」や「環境配慮」の視点が盛り込まれる第5次産業革命が騒がれる中、高機能・安全・微細化等、各場面でのニーズは多様化しております。それに伴い、センサ需要も急速に増加しております。

 この状況下、当企業グループは、近年の当企業グループの成長ドライバーとなっている自動車・医療市場を重点市場と定め、新しい製品の開発などにより継続的に拡販に取り組む方針です。また、中期経営計画の営業利益目標50億円の達成と持続的な成長のために、2024年度より今後3年間で積極的な投資を行っていく予定です。持続的な成長を目指すにあたっては当企業グループの成長だけを志向するのではなく、持続可能な社会の実現へ貢献するためにESG経営を推進し、社会課題解決へ向けた取り組みも併せて行ってまいります。

  (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当企業グループは、売上高・利益の継続的な伸びを目指すために、既存市場の維持拡大や新たな市場への参入

 が不可欠と考えております。そのためには、医療機器・自動車関連の販売力強化、次世代製品への積極的な研究

 開発投資、生産拠点の再編や工程改善・生産設備の自動化等による生産コスト改善を行ってまいります。

 また、総合センサメーカーへの目標、経営基盤を強化する目的として、戦略投資(千葉工場刷新、業務提携・M&A、DX化推進)も進めてまいります。

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