NKKスイッチズ 【東証スタンダード:6943】「電気機器」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社は、サステナビリティを巡る課題への対応は、リスクの減少のみならず収益機会にもつながる重要な経営問題であると認識し、適宜対応しております。また、中長期的な企業価値向上の観点から、気候変動などの地球環境問題への配慮など、当社がより具体的に対処すべき課題を明確にし、その具体的な対処法を開示できるような取組の策定を進めております。
(1)ガバナンス
当社は全社で横断的に推進するために、取締役会で「NKKのサステビリティへの取り組みについて」を5回討議し取組み内容を経営自らが決定し、業務執行部門へ目標管理制度にて展開を図ることとしております。加えて、取締役会は半期に1回、業務執行部門より報告を受け、取締役会において取組み項目の状況を確認する体制としております。
(2)戦略
当社グループの経営理念である「Great Small Company」で追求していく価値は、「信頼」「感動」「差別化」「特長」であります。2030年のありたい姿として制定したグループビジョン「私たちが笑顔となり、お客様の困りごとを顧客目線で解決する真のパートナーとなります。」を実現するため、中期経営計画を3期に分け、2022年度から実行している中期経営計画では、新たな行動理念として制定した「信頼し、信頼される良い会社」を目指す中で、「信頼」と「納期」を重点テーマとしております。
「サステナビリティ」についても、取締役会として積極的に取り組みを行っており、環境・社会・ガバナンス・人的資本の4カテゴリーに分けた上で、12項目にわたる取り組みを推進しております。
特に、短期、中期及び長期にわたり当社グループの経営方針・経営戦略等に影響を与える可能性があるサステナビリティ関連のリスクに対処するため、環境カテゴリーにおいて「環境負荷物質低減」を項目とした上で、環境規制の強化により規制対象となる商品への対応を進めております。また、当社の立地は気候変動による気象災害の激甚化により水害のリスクがあり、水害対策として2022年9月末までに倉庫機能を移転し、在庫の冠水リスクを最小化しております。
人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針については、人的資本カテゴリーにおいて、以下の方針としております。
1.女性社員の比率向上 | 新卒採用において、女性1名以上採用を目指し、「採用した新卒女性労働者の数/新卒採用総数」を当社ウェブサイト上で公開しております。 |
2.男性の育児休業取得 | 男性の育児休業取得の人数を対象者の50%以上とする目標を掲げ、「男女別の育児休業取得率」を当社ウェブサイト上で公開しております。 |
3.障がい者雇用 | 法定雇用率の遵守を目指しております。 |
4.従業員エンゲージメント | 信頼し、信頼される経営を実践する中で、意識することなく信頼・尊重・感謝ができている活力ある職場を目指しております。また、従業員エンゲージメントの測定による状況把握を行っております。 |
(3)リスク管理
当社グループは、投資者の判断に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスク事象をリスクアプローチの観点より次のとおりと考えております。
カテゴリー | 項目 | 環境 | 業績影響 | 法令 | 人材 | 会社評価 |
環境 | CO₂削減 | 〇 | △ | △ | - | △ |
環境負荷物質低減 | 〇 | 〇 | △ | - | 〇 | |
廃棄物管理 | 〇 | - | 〇 | - | 〇 | |
社会 | 個人情報保護 | - | - | 〇 | - | 〇 |
防災 | 〇 | - | △ | - | 〇 |
カテゴリー | 項目 | 環境 | 業績影響 | 法令 | 人材 | 会社評価 |
ガバナンス | コンプライアンス推進 | - | △ | 〇 | - | 〇 |
コーポレートガバナンス・ コード対応 | - | △ | △ | - | 〇 | |
人的資本 | 女性社員の比率向上 | - | - | 〇 | 〇 | 〇 |
男性の育児休業取得 | - | - | 〇 | 〇 | 〇 | |
障がい者雇用 | - | - | 〇 | 〇 | 〇 | |
従業員エンゲージメント | - | △ | - | 〇 | 〇 | |
次世代育成 | - | △ | - | 〇 | - |
取締役会は、サステナビリティに係る各課題について業務執行部門に割り当てを行い、主管する業務執行部門が取り組み内容及び進捗状況について、取締役会に報告する体制を構築しております。
(4)指標及び目標
サステナビリティに関するマテリアリティは、それぞれ中長期のKPIを定め、健全な収益性を維持・向上させながら機動的かつ柔軟な対応により、経営環境の変化への適合を図ってまいります。取締役会は、業務執行部門に割り当てた課題に対し半期に1回報告を受け、取締役会において取組み項目の指標及び目標についても状況を確認する体制としております。
また、当社グループでは、上記「(2) 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
・女性社員の比率向上
目標:新卒採用において、女性1名以上採用 | 2023年3月期実績:新卒採用無し |
・男性の育児休業取得
目標:対象者の50%以上取得 | 2023年3月期実績:取得率50% |
(注)NKKスイッチズ株式会社を対象としております。
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