企業NISSHA東証プライム:7915】「その他製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものです。

(1) 会社の経営の基本方針

 当社グループでは、私たちの使命や考え方の基盤、行動の原則をMissionを頂点に据えた「Nissha Philosophy」に定め、大切にしています。Missionは私たちの存在意義・使命を、またShared Valuesは社員一人ひとりの考え方や行動の基本指針をそれぞれ表しています。

1. Mission

 私たちは世界に広がる多様な人材能力と情熱を結集し、継続的な技術の創出と経済・社会価値への展開を通じて、人々の豊かな生活を実現します。

2. Shared Values

Customer is Our Priority

 私たちは、お客さま価値の最大化を追求します。

Diversity and Inclusion

 私たちは、多様な人材能力が対等に関わり合うことにより、組織の実行力を高めます。

Commitment to Results

 私たちは、成果を出すことにこだわります。

Accomplished with Efficiency

 私たちは、スピード重視で仕事を完遂します。

Act with Integrity

 私たちは、誠実に行動し、信頼される企業であり続けます。

(2) 中長期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標

1. サステナビリティビジョン(長期ビジョン)

 当社グループは、Missionのもと、2030年のあるべき姿をサステナビリティビジョン(長期ビジョン)として示しています。多様な技術や人材能力の結集・融合により、メディカル・モビリティ・環境に関わるグローバルな社会課題の解決に貢献し、人々の豊かな生活を実現することを目指しています。その骨子は以下のとおりです。

① 社会価値の創出

・事業活動を通じた社会課題の解決

・医療課題の解決、安全・快適なモビリティの実現、循環型社会への貢献

・2050年カーボンニュートラルを見据え、CO2総排出量を30%削減(2020年比)

② 経済価値の創出

・売上高3,000億円(うち1,500億円がメディカル分野)

・ROE15%

・営業利益率12%

2. 第8次中期経営計画

 当社グループは、2030年のあるべき姿であるサステナビリティビジョンの実現に向け、第8次中期経営計画(3カ年)を2024年1月から運用しています。第8次中期経営計画では、安定的な成長と資本効率性の向上を志向し、これまでに構築した事業ポートフォリオの強化を通じて、利益率の向上と安定化を実現します。

 医療機器、モビリティ、サステナブル資材などの市場においては、オーガニックな成長とM&Aの両面で事業を拡大し、社会課題の解決に資する製品群・サービスの拡充を目指します。IT機器市場においては、生産体制の最適化を含めた生産性・効率性の改善を追求します。

 また、将来の持続的な成長を実現するために、自社開発に限らず業務提携やM&Aなどを通じて、新たな事業や製品群の開発を加速します。

 第8次中期経営計画における業績計画は以下のとおりです。

 

2024年 計画

2025年 計画

2026年 計画

(M&A含まない)

2026年 計画

(M&A含む)

ROE

3.3%

5.9%

9%以上

9%以上

売上高(百万円)

186,500

193,500

210,000

225,000

営業利益(百万円)

5,800

9,000

15,000

16,500

(営業利益率)

(3.1%)

(4.7%)

(7.1%)

(7.3%)

非IT機器の重点3市場

 

 

 

 

営業利益(百万円)

6,250

8,700

13,000

14,500

(営業利益率)

(5.7%)

(7.5%)

(10.2%)

(10.2%)

(3) 会社の対処すべき課題

サステナビリティビジョンの実現のために「事業機会の創出」「リスクの低減」「経営基盤の強化」「ガバナンスの推進」をマテリアリティとして特定しています。2030年のあるべき姿を起点にバックキャストして具体的な戦略項目、KPIを設定し、取り組んでいます。

NISSHAグループのマテリアリティ

・事業機会の創出

・医療課題の解決

・移動・物流の安全性・快適性、環境負荷の低減に貢献

・サーキュラーエコノミーの推進

・リスクの低減

・人権の尊重

・気候変動への対応

・責任ある製品・サービスの提供

・持続可能な調達

・生成AIの普及に対応したデータセキュリティ

・経営基盤の強化

・人的資本の充実

・効率性・生産性の向上

・ガバナンスの推進

・取締役会の実効性の向上

・グローバルガバナンスの高度化

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