那須電機鉄工 【東証スタンダード:5922】「金属製品」 へ投稿
企業概要
当社グループのサスティナビリティに関する考え方および取組は次のとおりであります。
なお、本文の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
ガバナンス
コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社グループは短期的な成果のみならず長期的かつ持続的な成長のため、下表のようにサステナビリティ推進体制を整備・強化しており、代表取締役がサステナビリティ課題に関する経営判断の最終責任を有しております。
戦略
当社グループにおける、気候変動関連ならびに人材の育成に関する取組は以下のとおりであります。
① 気候変動関連に関する取組
当社グループは気候変動対策およびその緩和を重要課題と位置づけ、事業活動に影響を与えると想定されるリスクおよび機会を特定し、事業活動への影響度を評価し、特に影響が大きいリスクの低減、機会の獲得について対応策を検討しております。
区分 | 種類 | リスク ・ 機会 | 事業活動への影響 | 期間 | 重要度 |
移行リスク | 政策・ 法規制 | GHG排出に関する 規制の強化 | カーボンプライシングによる製造コストの上昇 | 中期 | 大 |
環境負荷低減設備へ投資費用の増加 | 中期 | 中 | |||
技術 | GHG排出削減に 配慮した設備、 資材の購買 | 低炭素技術、環境負荷 低減設備へ投資費用の増加 | 中期 | 大 | |
市場 | 資源/エネルギー コストの変化 | 資源(鉄鋼・亜鉛)、燃料価格の高騰によるコスト増加 | 長期 | 大 | |
顧客/消費者の ニーズ変化 | 顧客の取引先選定基準の 不適合による取引停止 | 長期 | 大 | ||
評判 | 情報開示不足による 企業価値低下 | 情報開示不足による企業 評価下落・株価低迷 | 中期 | 中 | |
物理リスク | 急性 | 災害発生の増加 | 従業員の被災による生産停止 | 長期 | 大 |
物流の寸断による事業活動の停滞 | 短期 | 中 | |||
慢性 | 平均気温の上昇 | 労働条件の悪化による健康被害 発生、生産性の低下 | 長期 | 大 | |
作業環境等対策費用の増大 | 長期 | 中 | |||
機会 | 製品・ サービス | 新たな市場の開拓 | リサイクル事業・水素事業の拡大 | 長期 | 大 |
② 人材の育成に関する取組
当社グループでは、採用した人材に必要なスキルを習得させ、その個人の能力を最大限に活かすため、職階別、職能別ごとに求められる能力・専門知識の習得を目的として「教育訓練規程」を定め、従業員一人ひとりの自律的なキャリア構築を支援する教育制度を実施すると共に、組織に不足するスキル・専門性の獲得を目的として、人材の価値向上化と最適なポジショニングを実施しております。
具体的には
・ 社員の成長を促進する教育機会を提供する
・ キャリアパスを積ませることにより、将来の管理職・経営層の育成を行う
・ ジョブローテーションによる人材・技術交流の活性化を行う
を人材育成方針とし継続的な人材育成に取り組んでおります。
リスク管理
当社グループでは事業上発生するリスクの管理推進機関として「リスクマネジメント委員会」を設置し、社長が委嘱する委員長・委員がリスク対応方針、リスク管理体制の強化に努めております。各所属・各中央委員会およびグループ会社がリスクの識別・評価を行いリスクマネジメント委員会に報告しております。
リスクマネジメント委員会は個別課題について協議・決定を行うとともに、進捗状況を管理しております。
リスク管理に関する全ての権限と責任は代表取締役社長が有し、リスクマネジメント委員会での協議事項は社長へ報告・提案を行っております。重要事項は取締役会にて承認され、確実な実施を図っております。
指標及び目標
当社グループでは、上記「戦略」において記載した、気候変動関連ならびに人材の育成に関する取組に関する目標および実績は、次のとおりであります。
①気候変動関連の指標と目標
当社グループは、2050年度までにカーボンニュートラルの達成を目指し、当社のエネルギー使用に伴うCO2排出量(Scope1,Scope2)の削減目標を定めております。
エネルギー使用量の削減実施とともに、今後、再生可能エネルギーへの転換等の対応を推進することで目標達成へ取り組んでまいります。
当該指標に関する目標および実績は、次のとおりであります。
年度 | 単位 | 2020年度 | 2021年度 | 2025年度 | 2050年度 |
CO2排出量 | ton | 11,315 | 11,532 | 10,397 | 0 |
削減量(2020年度比) | ton | ― | +217 | -918 | -11,315 |
削減率(2020年度比) | ― | ― | -1.9% | 8.1% | 100.0% |
②人材の育成に関する指標と目標
当社グループでは、上記「戦略」において記載した、人材の育成に関する方針および社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標および実績は、次のとおりであります。
指標 | 目標 | 実績 |
管理職研修・MTPセミナーの受講 | 2023年度対象者の100%受講 | 2022年度管理職研修、MTPセミナー受講率92.3% |
管理職適性検査受検者の合格率 | 2023年度受検者の40%以上合格 | 2022年度合格率28.95% |
ジョブローテーション・人材交流の実施 | 2023年度40名以上実施 | 2022年度ジョブローテーション実施者38名 |
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