企業兼大株主西華産業東証プライム:8061】「卸売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、以下の通りです。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)基本的な考え方

当社グループは、「地球環境と調和したサステナブルなエネルギー創出・産業活動を支援する」というパーパスを実践し、豊かな社会の実現に貢献するため、2030年に向けた長期経営ビジョン「VIORB 2030」を策定致しました。環境・社会・経済の観点から持続可能な社会にしていくこと、気候変動への取組みを通じて当社が地球環境に貢献できることを追求しながら、企業の成長との両立を進めてまいります。また、当社において最も重要な資本である人材の確保や育成に係る取組みを通じ、その価値を最大限に引き出すことで中長期的な企業価値向上につなげてまいります。

<参考>

取引先の温室効果ガス排出削減や産業の持続的成長を支援する、「グリーンイノベーション関連商品」取扱高の実績と目標


(2)ガバナンス

当社グループの気候変動対応推進の実務統括は企画部が行っております。また、企画部はグループ内の事業部門、本社機構、子会社と連携し、気候変動リスク・機会の事業戦略への落とし込みや気候変動関連課題への対応策、管理指標および目標の検討を行い、管掌執行役員を通じて経営会議等への上申、取締役会への報告を行います。


(3)戦略

 気候変動が当社事業・業績に与える影響について、TCFDフレームワークに基づき、以下2つのシナリオ分析を行っております。

2℃未満シナリオ:低炭素経済へ移行するシナリオ

4℃シナリオ:物理的気候変動リスクが高まるシナリオ

 気候変動シナリオはIPCC SSP1-2.6、IPCC SSP5-8.5を使用しています。

 なお、分析の時間軸は基本的に移行リスクについては2030年、物理的リスクは2050年を基準としています。

 分析対象として、西華産業本社及び連結子会社である日本ダイヤバルブ、敷島機器、セイカダイヤエンジン、Tsurumi(Europe)の計 5 社を選定しています。上記分析対象企業で当社連結売上高、営業利益のそれぞれ 90% 以上を占めています。

 特定したリスクと機会に関しては、リスクへの対応や機会の最大化に向けて、中期経営計画で掲げた取組を推進しております。


(4)リスク管理

気候変動に係るリスク・機会の管理に関しては、専務執行役員(企画管掌)の監督のもとに企画部が実施しています。特定したリスク・機会に基づいた中期経営計画を策定し、リスクへの対応、機会の最大化に向け全社で取り組んでおります。

また重要なリスク等については、全社リスク管理のプロセスと同様に、経営会議による分析を経てその影響度や管理状況について適宜取締役会への報告を行っています。

(5)指標と目標

 西華産業(単体)の二酸化炭素(以下、CO2)排出量は以下の通りです。今後、グループ企業でのスコープ1,2*1の温室効果ガス(以下、GHG)排出量の捕捉を進め、グループ全体でのGHG排出量及び削減目標の早期の開示を実現します。加えて、サプライチェーンのお取引先様との情報共有を進めながら、当社グループにおけるスコープ3*1のGHG排出量の捕捉にも取り組んでまいります。

(注)1

 スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出 (燃料の燃焼、工業プロセス)

 スコープ2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出

 スコープ3:スコープ1 、スコープ2以外の間接排出 (事業者の活動に関連する他社の排出)


(人的資本経営の取り組み)

当社における人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針、社内環境整備に関する戦略、指標等については以下のとおりとなっております。

(1)人材育成の基本方針

社員一人ひとりの個性を尊重し、本人の成長意欲を高めるための環境づくりを推進しております。高度な専門性を伴う実務能力の向上、並びに幅広い知識・能力の習得を目的に、経営戦略の実現を担う人材の育成に取り組んでおります。

(2)人材育成プログラム(教育・研修制度)

 当社では以下のようなプログラムを用意し、絶えず人材の育成に取り組んでおります。

 ①階層別研修

入社年次や役職等の各階層で期待される職務遂行能力の習得を目的としたもの

②目的別研修

充実したテーマの中から目的に沿った研修やセミナーを自主的に受講できるもの

③自己啓発

専門知識や教養を高めるために自主的に取組む外国語の習得や各種公的認定資格の取得を支援するもの

④グローバル人材育成

当社グループの海外現地法人への研修派遣・出向を通じて、現地の慣習・文化・言語等を習得させることで、国際的に活躍できる人材を育成するもの

⑤経営人材育成プログラム

将来の当社グループの経営を担うに相応しい人物の出現を促すべく、候補人材の育成を目指すもの

⑥サクセッションプラン

経営トップの後継者となり得る、優れた見識や実力、品格を兼ね備えた人物を見出すとともに、能動的かつ計画的に育成を図ることで、経営者としても確実な成長を促すことを目指すもの

パフォーマンス

(人材育成・研修に関する実績データ)

 2020年度

(98期)

2021年度

(99期)

2022年度

(100期)

延べ研修実施時間   ※1

1,400時間

1,880時間

1,935時間

教育・研修費用の総額 ※2

1,100万円

2,600万円

2,800万円

※1 当該年度において実施した「階層別研修」および「目的別研修」の延べ実施時間を合算

※2 人材育成プログラムにおける各種費用(外部機関への研修委託料、セミナー受講料、公的認定資格受験料およびこれらに付随する諸費用)の合計金額

2023年度(101期)は、関連予算を大幅に拡大し、教育・研修プログラムの更なる充実化を図ります。

(3)採用

全体方針を以下のとおり掲げた上で、新卒採用以外にもエキスパート採用、エリア採用、キャリア・リターン採用といった多様な採用活動を推進しております。

1.当社グループの持続的成長を担保し、その事業を強靭化するために必要な人材を採用する

2.足元の人的需要だけではなく、中長期的な事業の成長を見据える

3.事業の急拡大や想定外の離職による人員不足へ対処できるよう、エネルギー事業等の基礎収益事業向けを中心に、中長期的な視野で、計画的に人材を採用する

4.グループ経営の高度化を図るため、コーポレート部門の機能強化に必要な人材は、専門性や希少性等を考慮のうえ採用する

①エキスパート

各事業の特性により固有に要求される高い専門性や経験を備える人材を積極的に採用

②エリア(地域限定)

各事業の特性や地域性等の事業環境に合わせて、各拠点での事業継続性を担保し、且つ、従業員の働き方の多様性に対応するため、各拠点に勤務地域を限定する人材を積極的に採用

③キャリア・リターン

これまでに当社の社員として働いたことがあり、自己都合により退職した方を対象とした採用

④グループ人材活用

グループ会社間における人事(求人・離職)情報の連携を深め、優秀な人材のグループ企業内における最適配置を図る取組み

(4)給与テーブルのベースアップ、新卒入社者の初任給引上げ

従業員がモチベーションを維持・高揚させ、一人ひとりの成長を促すために、人材への「投資」は最重要課題の一つと捉えており、2023年4月より給与テーブルのベースアップとともに、新卒初任給引き上げを実施しました。

現状の物価上昇など社会情勢を踏まえ、全社員の給与の底上げ等を目的として、2023年度給与において社員一律15,000円の定額ベースアップを実施しました。定期昇給相当分を含めると、平均して約5%の賃上げとなります。

新卒初任給(大学卒):

2022年度(現行)215,900円→2023年度 250,000円 引き上げ額 34,100円(+15.8%)

新卒初任給(大学院卒):

2022年度(現行)254,800円→2023年度 274,800円 引き上げ額 20,000円(+7.8%)

(5)人事制度改革

社員の能力・意欲の向上と適材適所による組織の能力最大化を図ることを目的に、2024年4月より年齢に関係なく個人の行動や成果を反映した制度の導入を目指して進めております。

(6)次世代法・女性活躍推進法に基づく行動計画)

多様な人材を適材適所に配置し、個人の能力を発揮させることが会社の持続的な成長・発展には不可欠であると考えております。

今後も、育児や介護と仕事を両立しながら、その能力や適性を発揮できるよう、更なる職場環境の整備を行うとともに、積極的に女性の活躍を推進し、社員がより生き生きと働ける環境の構築に努めてまいります。

(計画期間:2023年4月1日~2026年3月31日までの3年間)

①育児・介護関連制度の充実

 

社員がより一層育児に参画できるよう、出生時育児休業など各種制度の周知活動を積極的に実施するとともに、休業等の制度を利用しやすい職場環境の改善に努めております。また、介護に関しても制度の拡充を進めております。

②新たな働き方への挑戦

Business Process Outsourcing(BPO)推進により、業務効率化と組織・体制の最適化を図り、より高度な業務への挑戦の具現化を目指しております。

また、職業生活と家庭生活の両立を支援するためにフレックスタイム制の更なる推進を図り、現状の使用率70%から80%への向上を目指します。

③女性が活躍できる制度の整備

新人事制度の導入により現行の等級制度を見直し、社員の役割の幅を拡大するとともに、評価・考課結果のフィードバック内容を充実させることで、キャリアプランの構築の支援や、多様な働き方の選択肢を提供し、女性が活躍できる制度の整備を進めております。
また、正社員、契約社員ともに能力向上に向けた研修内容を充実させ、女性社員の研修受講率100%を目指しております。

④経営幹部による討議・検討

経営幹部と女性社員および次世代を担う若手社員が定期的に意見交換をする場を設け、育児・介護に関する事項を含めた働き方全般についてニーズを汲み取ったうえで、取締役会および経営会議等にて具体的な行動計画の更なる充実のための討議・検討を行っております。

(7)その他

当社における上記人材育成プログラム、採用、次世代法・女性活躍推進法に基づく行動計画に係る指標については、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取組みが行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われてはいないため、連結グループにおける記載が困難であります。

このため、前述の指標に関する目標および実績は、当社における情報を記載しております。

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