企業兼大株主知多鋼業名証メイン:5993】「金属製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当社グループは、「QCDいずれにおいても競争力№1」という「知多ブランド」を確立し、世界のお客様に選び続けられる会社を目指します。

①お客様のニーズに敏感な会社を目指します。

②生産性を倍増させ、高付加価値型体質へ脱皮します。

③いかなる変化にも対応できる柔軟な組織運営を行ないます。

④人材能力を最大限に発揮できる組織を目指します。

⑤グローバル化に対応できる人材を育成します。

(2)経営環境

 当社と当社グループを取り巻く経営環境は、新型コロナウイルス感染症の分類引き下げによる社会経済活動の正常化がさらに進むものの、ウクライナ紛争の長期化などによるエネルギー・物流価格の高止まり、世界的な金融引き締めによる景気停滞や中国経済の減速懸念など先行きは不透明な状況が継続するとみられます。ただし、自動車メーカーは車載関連部品の供給制約が解消されてきており、平常時の生産活動を回復することが期待されます。また、コロナ禍で発生した納車待ち需要への対応を積極的に取り組むとみられます。一方、海外は地政学的リスク、インフレ抑制に向けた各国の金融引き締めにより景気の減速が懸念されます。自動車各社は資材価格やエネルギー価格の高止まり、物流費の上昇、為替相場の動向など様々なコストアップに対してグローバルな最適調達を強化しております。

 知多鋼業グループといたしましては、このような経営環境のなかで的確な生産活動を行うとともに、国内外需要の取り込み強化を図り、お客様のあらゆるニーズにお応えできるよう、より効率的な生産体制の構築など企業体質の強化を図ってまいります。また、コストアップに対応するために全社での徹底的な原価低減を引き続き実施することにより、業績の維持向上に努めていく所存であります。

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益を、目標の達成状況を判断する指標としております。

(4)対処すべき課題

 当社と当社グループは、二・四輪車業界のお客様のあらゆるニーズに迅速かつ的確に対応し、各種ばねメーカーとして海外展開を視野に入れた確固たる地位を確保するとともに、新分野への積極的進出を図ってまいります。特に薄板ばねやパイプ成形加工品など、二輪車業界ならびに四輪車業界の多種多様な需要に対応できる生産設備の整備・拡充に努めてまいります。

 グループ全体としては、DXの推進による効率的な生産体制構築を目指すとともに、従来から継続しております生産性向上活動、原価改善活動に引き続き注力してまいります。

 また、ISO9001、JISQ9100の展開による一層の品質向上及びISO14001による環境保全に積極的に努めてまいります。

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