横河電機 【東証プライム:6841】「電気機器」 へ投稿
企業概要
(1) 研究開発の目的
当社グループは、「YOKOGAWAは計測と制御と情報により持続可能な社会の実現に貢献する YOKOGAWA人は良き市民であり勇気を持った開拓者であれ」という企業理念に基づき、絶え間なく研究開発活動を行い、最先端技術を創出してまいります。
(2) 研究開発の体制
当社グループの研究開発には、お客様の動向と現状認識を踏まえて、業種別セグメントで迅速に解決する製品開発・先行開発活動と、お客様やパートナーとの共創を通じて、未来を見据えた新しい価値をいち早く提供することに挑戦するイノベーション活動があり、前者を主に事業部が、後者を主にイノベーションセンターが担当しています。
イノベーションセンターは以下の2つのミッションに基づき活動しています。
1. お客様を含めた社内外と複数の組織をお互いに絡めあい(共創して)お客様の価値創造に貢献します。
2. イノベーションシナリオを策定し、それらを研究開発活動へ反映することで将来のビジネスを育成するとともに事業インキュベーションを行います。
当連結会計年度における研究開発費の総額(基礎研究である先端技術開発向け研究開発費を含んでいます)は324億35百万円となっています。なお、当連結会計年度におけるセグメント別の研究開発の状況及び研究開発費の金額は次のとおりです。
セグメントの名称 | 当連結会計年度 (百万円) |
制御事業 | 29,022 |
測定器事業 | 2,724 |
新事業他 | 688 |
合計 | 32,435 |
(3) 制御事業
プラント、工場などの生産設備の制御・運転監視を行う分散形生産制御システム、生産現場に配置される流量計、差圧・圧力伝送器、プロセス分析計などのフィールド機器、共焦点スキャナ、創薬支援装置、各種ソフトウエアなど、総合的なソリューションに関する研究開発を行っています。
制御事業における当連結会計年度の主な成果は以下のとおりです。
・実験データと研究リソースのクラウド上での統合管理を実現する「OpreX Informatics Manager」を開発・発売
・OpreX Control and Safety Systemのラインアップである「Collaborative Information Server(統合情報サーバ)」を機能強化
・アクショナブル意思決定支援システムを開発し「OpreX Digital Plant Operation Intelligence(モノづくり変革ソリューション)」を機能強化
・プラントデータ変換プラットフォームOpreX Data Model Brokerを機能強化
・耐環境性と広域使用に優れた産業用IoT向け無線ソリューションSushi Sensorの新ラインアップとして無線スチームトラップ監視デバイスを発売
・横河電機とNTTコミュニケーションズ、製造業界のDXを支援する「共同利用型OTクラウドサービス」の第一弾として、「CIMVisionPharms」のクラウド版を販売開始
・CellVoyager High-Content Analysis System CQ3000を開発
・プロセス製造業の脱炭素経営を支援するOpreX Carbon Footprint Tracerサービスを発売
(4) 測定器事業
波形測定器、光通信関連測定器、信号発生器、電力・温度・圧力測定器等、先端産業に不可欠なマザーツール
として、お客様の新製品の開発・生産をサポートする電子計測器を研究開発しています。
測定器事業における当連結会計年度の主な成果は以下のとおりです。
・高性能光スペクトラムアナライザ「AQ6370E」発売
・可視・近赤外用高性能光スペクトラムアナライザ「AQ6373E」および「AQ6374E」発売
・高分解能オシロスコープ「DLM5000HD」シリーズを開発・発売
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