企業栄研化学東証プライム:4549】「医薬品 twitterでつぶやくへ投稿

  • 早わかり
  • 主な指標
  • 決算書
  • 株価
  • 企業概要
  • 企業配信情報
  • ニュース
  • ブログ
  • 大株主
  • 役員
  • EDINET
  • 順位
  • 就職・採用情報

企業概要

 新型コロナウイルス感染症の「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」上の位置付けが5類感染症になり、我々を取り巻く環境が従前の状況に戻りつつある中、『ヘルスケアを通じて人々の健康を守ります。』という経営理念の下で、既存の大型製品群の強化充実並びに研究開発力の向上による製品開発を推進してまいりました。

 便潜血検査用試薬関連では、「炎症性腸疾患の診断補助」及び「潰瘍性大腸炎の病態把握の補助」に使用されてきた『OC-カルプロテクチン‘栄研’』につきまして、2023年6月に「クローン病の病態把握の補助」の使用目的が追加で保険収載されました。さらに、採取した検体の安定性を大きく向上させ郵送検診の実現を目指して開発した新採便緩衝液を2024年2月に国内発売いたしました。イムノクロマト試薬関連では、別々に検体を採取・処理しなければならなかったA群β溶血連鎖球菌とアデノウイルス検査の検体抽出液を共通化した『イムノキャッチ-Strep A』、及び『イムノキャッチ-Adeno』を2024年1月に発売いたしました。薬剤感受性測定試薬については薬剤耐性(AMR)対策への貢献として、セフィデロコルのKBディスクを2024年3月に、ワンヘルスの観点から、動物用医薬品の適正使用を目的にチアンフェニコールの動物用感受性ディスクを2024年4月に発売いたしました。また、嫌気性菌検査を目的とする検体の保存輸送用容器『シードチューブⅡ‘栄研’』を2024年1月に発売いたしました。

 さらに、経営計画「EIKEN ROAD MAP 2030」の注力分野の一つである「がん」ビジネスの展開として、受託検査事業発足のため、野木事業所の一部エリアを衛生検査所(名称:『栄研化学クリニカルラボラトリー』)として登録いたしました。本事業は、独自のがん遺伝子検査の推進を目的としており、現在、製造販売承認申請中の肺がんを対象とした、「次世代シーケンサーを用いた多遺伝子変異検索システム Mutation Investigator using the Next-era Sequencer」(MINtS)によるコンパニオン診断の受託検査から開始する予定です。

 大塚製薬株式会社とは業務提携契約に基づき、両社が補完できる領域を中心に共同開発を引き続き検討中であります。

 なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は3,939百万円となりました。

PR
検索