東京窯業 【東証スタンダード:5363】「ガラス・土石製品」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが一定の合理性に基づき判断したものであります。
(サステナビリティに関する考え方)
TYKグループは、1947年の創業以来、世界中の高温・高熱産業を支える機能性耐火物とセラミックスのリーディングカンパニーとして社会に貢献してまいりました。
私たちは、サステナビリティやSDGsが世の中に広まる以前から、
「仕事を通じて世界に喜びと感謝の輪を広げる」
「株式会社TYKは、地球環境を保全することによって人類社会が永続的に発展することに貢献していきます」
「私たちは人間尊重をもとに、絶え間ない革新を通じ、お客様に満足・感動していただける最高の品質と、価格とサービスを提供しつづけます」
を理念として掲げており、これらは「誰一人取り残さない」「持続可能な」社会を目指すサステナビリティの考え方に通じるものであると考えます。
TYKグループは今後とも、仕事を通じて世界に喜びと感謝の輪を広げるため、革新的な技術を土台として世界に貢献するセラミック・耐火物メーカーを目指し、人類社会の永続的な発展に貢献するため、さらなる発展・成長を実現して参ります。
(1)ガバナンス
急速に変化する事業環境へ適応し、さらに「先端技術へのチャレンジとお客様へのひたむきな貢献」を追求するため、取締役会を中心に体制を構築しております。
当社は、常に顧客の操業状況や業界動向を注視し、環境の変化に柔軟に対応していくことが重要と考えており、1年毎の経営戦略の見直しを重視しております。社会・環境の変動によるサステナビリティに関する取組についても、重要な課題については検討を行い、対応策の推進を図っております。
詳細については、株式会社東京証券取引所宛に提出しております「コーポレート・ガバナンス報告書」をご参照ください。
(2)戦略
(環境に関する基本方針)
当社は、環境についての理念である環境基本理念と毎年度更新となる環境方針を制定し、それに基づき環境へ向きあい、全員参加で取り組んでおります。
≪環境基本理念≫
株式会社TYKは地球環境を保全することによって、人類社会が永続的に発展することに貢献していきます。
≪2023年環境方針≫
1. 環境汚染防止:危険物流出防止、爆発・火災防止、震災対応
2. 産業廃棄物排出量の継続削減:廃棄物削減、原料歩留向上
3. 二酸化炭素総排出量の継続削減(カーボンニュートラルへの挑戦)
4. 環境ビジネスの展開:ダントツ製品の開発、TYK-NBM(New-Business-Model)の展開
5. 法規制及び当社が同意するその他の要求事項の順守
6. 廃棄物の再資源化:顧客・社内廃棄物の商品化・社内利用
7. SDGsへの取組
(人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針)
TYKグループは、経営理念を実現し、会社の発展と社員一人一人の生活をより豊かにしていくために、人材育成が要諦であると認識しております。全社員の知識・技能・品性・人間性の向上をはかるため、継続的・実効的・一貫性のある教育訓練・人格陶冶の実施徹底に努力することを基本方針といたします。
a.多様な人材の採用・登用
TYKグループは、女性・外国人・中途採用者の採用を積極的に行っており、多様性の確保に取り組んでおります。特に女性が働きやすい環境の整備には注力して取り組んでおり、産前・産後休業、育児休業等を取得した場合に、休業期間中であっても昇進や昇給に支障がない制度を整備しております。また、管理職への登用等については、性別・国籍・採用ルート等で制限を設けず、能力・経験等を総合的に判断して決定しております。
b.健康経営の推進
TYKグループは、従業員等の健康増進を重視し、健康管理を経営課題と捉え、その実践によって従業員等の健康の維持・増進と会社の生産性向上を目指す健康経営を推進しております。
当社は現在、社是である「仕事を通じて世界に喜びと感謝の輪を広げる」という思いに基づき、経営トップによる「TYKグループ健康宣言」のもと健康経営推進体制を整備し、従業員等の健康維持・増進のため様々な取組や支援を実施しております。
上記の取組により、当社は、2023年3月に経済産業省及び日本健康会議の「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」の認定を受け、3年連続での認定となりました。
c. 人材の育成と社内環境整備に関する主な取組
TYKグループでは、以下のような取組を実施しております。
1.自己申告制度
2.在職博士号取得支援制度
3.海外留学支援制度
4.年間所定休日数の増加
5.従業員持株制度
6.階層別研修(経営幹部研修、若手社員研修、新卒入社1年目社員フォローアップ研修等)
7.健康増進に繋がる各種イベント(ボウリング大会・ウォーキングイベント)の実施
8.ストレスチェックの実施
また、2023年3月末現在で、新たに海外語学研修制度の創設を計画しております。
(3)リスク管理
TYKグループは、社会的要請の変化や気候変動におけるリスク・機会について担当部署を設置するとともに全社的にリスク管理を行っております。
特に環境面については、カーボンプライシングの導入や二酸化炭素削減への社会的要請の高まりによる耐火物需要の変化に対応するため、設備更新や既存プロセスの見直しによる生産性向上・エネルギー効率の改善といった二酸化炭素排出量の削減の対応案を検討・実施し、環境の変化に応じた機動的な対応に取り組んでまいります。
(4)指標及び目標
当社では、上記「(2) 戦略」において記載した、人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。なお、当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
指標 | 実績(2023年3月末) | 目標 |
全労働者における 女性従業員の割合 | 16.1% | 実績値より増加 |
男女間平均勤続年数の差異 | 2.4年 (男性16.8年、女性14.4年) | 2年以下に縮小 |
健康経営優良法人の認定 (経済産業省 「健康経営優良法人認定制度」) | 「健康経営優良法人2023 (大規模法人部門)」の認定 | 健康経営優良法人の継続認定 |
(注)上記指標は、いずれも提出会社単体の指標であります。
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