企業朝日印刷東証スタンダード:3951】「パルプ・紙 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

朝日印刷グループ経営理念

 当社グループは、2022年4月に迎えた創業150周年を機に以下の新たな経営理念を掲げております。

「お客様本位を基本とし、企業の永続成長と従業員の幸福とが一致する経営を目指します。」

 これはお客様本位を最優先としつつ、会社の発展だけを優先した経営ではなく、従業員が仕事にやりがいと幸せを感じて成長し、その結果が会社の成長につながっていくという、朝日印刷で代々受け継がれてきた不易流行の精神であります。

「朝日印刷グループの使命と目指す姿」

 当社グループの「使命:Mission」は包むこころを大切にし、安心・安全と美を追求した商品・サービスを提供することで社会に貢献することを信念としています。また、朝日印刷グループの「目指す姿:Vision」で示す理想の追求により、朝日印刷のあるべき姿を目指していきます。グループ共通の「12の行動指針:Value」で、従業員それぞれが指針に基づいた活動を推進していくことにより、お客様への貢献と社会の発展に寄与するとともに企業のアイデンティティの発信にも努め、企業価値の向上と持続的成長を図ってまいります。

(2)経営戦略等

 当社グループは、2024年度までの目指す姿を示す中期経営計画「AX2024」(朝日トランスフォーメーション2024)を策定しております。

 これは、2022年度から2024年度までの3年間を対象とする中期経営計画であり、「包むこころを大切に 新たな第一歩を」を合言葉に、強力に推進してまいります。

 売上に左右されない利益の確保に加え、資本効率の観点から、自己資本利益率(ROE)の向上による企業価値の増大を目指してまいります。また、株主還元にあたっては、配当性向を重要な経営指標と定め、以下の5つの事業戦略を確実に実行することで、体質改善・体力強化に取り組み、収益性を改善し企業価値を向上させてまいります。なお、計画最終年度である2024年度の業績予想においては、売上高441億円、営業利益率6%、自己資本利益率(ROE)5.3%を目標に、安定的に連結配当性向40%以上を実現できる経営基盤の構築に努めてまいります。

 中期経営計画「AX2024」の5つの戦略は、次のとおりであります。

「AX2024 5つの事業戦略」

   上記、中期経営計画の達成に向けてグループ一丸となって取組を進めてまいります。

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 目標とする経営指標としては、中期経営計画の設定期間において売上高及び営業利益率の達成目標を設定し、

PDCAを効率よく運用することで目標達成を目指してまいります。

 また、売上高に左右されずに適正な利益を生み出せる強靭な経営体質の構築を目指しており、その指標として

 自己資本利益率(ROE)を重視しております。

 今後も中長期的に継続して、より高い自己資本利益率(ROE)の達成を目指した事業運営に注力し、また、連結配当性向40%以上を維持することで持続的に企業価値・株主価値の向上を図ってまいります。

(4)経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当社グループを取り巻く経営環境は、個人消費やインバウンド需要の回復の動きがみられるなど、緩やかな回復基調で推移している一方、国際情勢の緊迫化、エネルギー価格や原材料価格の高止まりに加え、為替相場の変動など依然として先行き不透明な状況が続いております。

 印刷包材事業におきましては、過去に例の無い継続的な原材料価格の高騰や医療用添付文書の電子化、廃インキの少ない印刷技術、リサイクル紙の使用等、サステナブルな製品・サービスのニーズが年々高まっており、当社グループを取り巻く環境は大きく変化しております。

 このような環境の中、医薬品・化粧品を中心とする印刷包材事業をコア事業領域としながらも、時代の変化に対応していくため、2022年度から2024年度までの3年間を対象とする、中期経営計画「AX2024」を策定しております。この中期経営計画「AX2024」では、以下の5つの事業戦略を確実に実行することで、売上に左右されない利益の確保に加え、体質改善、体力強化を図り企業価値の向上に取り組んでまいります。

1.市場深耕拡大

・全国営業拠点における、得意先ニーズへの迅速な対応・営業活動によるシェア拡大の推進

・サステナビリティを意識した包材や偽造防止包材のニーズの高まりに対応するため、営業部門と開発部門の連携による高機能包材や環境配慮型包材の提案・開発の推進

・ラベル事業を成長事業の柱の一つとした、ラベルデジタル印刷機導入や高機能ラベル開発の推進

2.付加価値最大化

・生産性向上に向けた、省力化・少人化設備の導入

・IOTを活用した設備稼働状況の見える化による、ムダ排除の取り組みの推進

・医薬品、化粧品の印刷包材に求められる高い品質水準を確保するため、各工程におけるマニュアル化の徹底やチェック体制の強化

3.ワークエンゲージメント

・エンゲージメントサーベイの実施による現状課題の把握とエンゲージメント向上に向けた具体的な施策の検討

・経営幹部育成を目的とした社内公募型研修の実施や社内表彰制度の見直しによる、成長実感・モチベーション向上を図る施策の実施

・安心して働ける社内環境の整備

4.海外事業推進

・国内外のグループ会社での連携した営業提案活動等によるシナジーの創出

・海外子会社とのグループ会社間での技術交流の実施及び海外語学人材の育成強化

5.経営資源活用

・カーボンニュートラル社会の実現に向けた、CO算定システムを用いた削減目標の設定

・人材育成並びにグループ内の人材交流実現に向けた制度構築の推進

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