昭和真空 【東証スタンダード:6384】「機械」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は以下のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
<サステナビリティ基本方針>
当社グループは、社会と共に持続可能な発展を遂げるため、経営理念の一つである、「我々の存在が世の中を豊かにするためにお役に立つこと」を実践し、キーテクノロジーである「真空技術」を通じて社会に貢献し、社会から必要とされ続ける企業であることを目指してまいります。
<当社グループが重要課題(マテリアリティ)として掲げる取組>
ESG | 重要課題 | 方針 | 取組テーマ | SDGsゴール |
E | 地球環境保全 | 「美しい地球を永遠に」をスローガンとした環境宣言を基に、ISO14001環境マネジメントシステムの運用等を通じて環境保全に関する法令・規則等を遵守するとともに、環境負荷の少ない製品開発、製造工程における省エネルギー・省資源を推進し、住みよい地球と豊かな社会の発展に貢献します。 | 脱炭素社会実現への 貢献 |
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資源の有効活用 |
S | 技術力による 社会貢献 | 高度かつ専門的な真空技術を背景に、環境・社会の課題解決及び豊かな未来の実現に必要不可欠な電子部品を製造するための真空装置とサービスを提供し続けることで社会に貢献します。 | 独自技術に基づく製品・サービスの創造 |
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独自の企業力(顧客の真のニーズをくみ取る力、技術を開発する力、高品質のカスタムメイド装置を創る力)の向上と継承 | ||||
未来のものづくり人材の創出 |
S | 多様な人材にとって働きがいのある職場づくり | 多様性を認め、従業員各々の人権と個性を尊重するとともに、各々が仕事に本気で取り組み、自発的にチャレンジし、人間的成長を実感できるような職場環境を実現します。 | 多様な人材による魅力ある職場の実現 |
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専門性と創造性に富む個性的な人材の育成 |
G | 持続的成長のためのガバナンス充実 | 法令、社会的規範を遵守するとともに、社会的良識に基づき、公正で透明性の高い企業活動を行い、株主、従業員、債権者、取引先(仕入先)、地域社会等全てのステークホルダーから信頼が得られる経営を実践します。 | 経営基盤の強化 |
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公正な取引・コンプライアンスの推進 |
(1) ガバナンス
当社は、執行役員及び社長が指名する役職員で構成される経営会議において、気候関連を含めた当社グループのリスクと機会を特定し、当該特定結果などを基に策定した事業戦略について、取締役会の承認を得て実施しております。
当該事業戦略の進捗状況は、経営会議メンバー及び部署長で構成される部長会において定期的に報告され、経営に関わる重要事項は、経営会議(原則月2回開催)及び取締役会(原則月1回開催)で審議し、経営判断を行っております。
(2) 戦略
① 気候変動
「技術力による社会貢献」をサステナビリティの重要課題の一つとし、「独自技術に基づく製品・サービスの創造」を取組テーマとして、環境・社会の課題解決及び豊かな未来の実現に必要不可欠な電子部品を製造するための真空装置とサービスを提供しております。
環境負荷低減に寄与する製品へのニーズの高まりを新たなビジネスの機会と捉え、当社グループにおいては、生産性の高い装置や低消費電力の装置開発を強化しております。
なお、気候変動に関するリスクと機会及び当社の対応方針は以下のとおりです。
区分 | 内容 | 当社の対応方針 | ||
リスク | 移行リスク | 政策と法 | カーボンプライシング導入・引き上げによる エネルギーコスト及び調達品価格の増加 | 省エネ、省資源施策の徹底(省電力設備への切替え、廃棄物削減) |
技術 | 低炭素の製品・製造工程への置換え | 低炭素製品製造に必要となる真空装置・サービスの開発 | ||
評判 | 気候変動への取組みの遅延による顧客信頼低下 | 環境に係る基本理念、方針に基づいた事業戦略の取組みによる温室効果ガス排出量削減への貢献 | ||
物理的リスク | 急性・慢性 | 自然災害による生産設備被災等による事業活動中断 | 災害発生対策規程に基づいた対応 | |
感染症の流行による工場稼働率低下、資機材調達遅延、営業機会減少 | 業務・商談のIT化(テレワーク、WEB活用による営業や出荷装置据付作業) | |||
機会 | エネルギー源 | 再生可能エネルギーに係る、技術向上、新たな政策・制度の進展によるエネルギー安定調達、コスト低減 | 再生可能エネルギーへの切替え | |
製品・サービス | 低炭素の製品・製造工程へのニーズ拡大 | 低炭素製品製造に必要となる真空装置・サービスの開発 |
② 人材の多様性の確保を含む人材の育成方針及び社内環境整備に関する方針
当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は以下のとおりであります。
a.人材育成方針
当社グループは、真空技術をキーテクノロジーとした電子部品用薄膜装置メーカであり、成長するニッチ市場へフォーカスし、技術力による差別化と独自性を発揮することを経営方針としており、OJTによる技術力及びノウハウの伝承を重視してまいります。また、真空技術に関する基礎知識を修得や真空技術者資格認定のための外部研修受講や役職などに応じて階層別研修を設けるなどOFF-JTも合わせて、社員の自律的なキャリア形成、スキルアップ等のための成長の機会を提供してまいります。
b.社内環境整備方針
多様性を認め、従業員各々の人権と個性を尊重するとともに、従業員一人ひとりが仕事に本気で取り組み、自発的にチャレンジし、人間的成長を実感できるような働きやすい職場環境の創出や、多様な働き方を支援する制度創設などを通じて、多様な人材による魅力ある職場の実現を推進し、自由闊達な組織の維持向上に努めてまいります。
(3) リスク管理
当社グループでは、気候関連を含めた内外に存在するリスクを、経営リスク、財務・信用リスク、情報・システムリスク、コンプライアンス・リスク、オペレーション・リスク、災害リスクに大別して定義し、代表取締役執行役員社長を委員長、各本部内各部署長をメンバーとして、年2回(その他必要に応じて随時)開催される、リスク・コンプライアンス委員会リスク対策部会において、企業集団として管理すべきリスクの識別・評価、回避・軽減策の具体化、リスクの変化に対応した全社レベルのリスク管理体制の検討と提言などを行っております。
また、リスクの識別・評価結果を踏まえた事業戦略を実施することで、リスク発生の防止或いは軽減に努めるとともに、発生後の損失の最小化を図っております。
<リスク管理プロセス>
(4) 指標と目標
① 気候変動
当社グループでは、温室効果ガス(以下、「GHG」)排出量削減目標の設定であるSBT(Science Based Targets)の削減レベルを考慮し、Scope1、2について「2030年に2020年比40%削減」、「2050年に実質ゼロ」の目標を設定いたしました。
当社グループ全体のGHG排出量の80%以上を本社相模原工場が占めており、本社相模原工場のGHG排出量の99%はScope2であるため、本社相模原工場で使用する電力を再生可能エネルギーに切替えるなどの取組を行ってまいります。
(単位:t-CO2)
※CO2換算係数は、2023年3月時点で電力などの契約先または国の機関が公表している数値を使用。
② 人材の多様性の確保を含む人材の育成方針及び社内環境整備
当社グループでは、上記「(2) 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、以下のとおりであります。
なお、当社においては、以下の指標について、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取組が行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、目標及び実績は提出会社のものを記載しております。
指標 | 目標 | 実績(当事業年度) |
男女別の育児休業取得率 | 2027年3月までの期間 女性:100% 男性: 10% |
女性:100.0% 男性: 17.5% |
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