旭情報サービス 【東証スタンダード:9799】「情報・通信業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営方針並びに経営戦略等
「企業風土の変革」「中核分野の拡充」「事業推進力の強化」「プロフェッショナル人材の育成」「効率性向上によるコスト最適化」「サステナビリティ経営の推進」「株主利益の維持・向上」の7つを中期経営方針として、企業風土の変革とともに、当社の強みとなる事業の成長と収益力の向上を図り、企業価値の拡大に取り組んでおります。
中期経営方針 |
① 企業風土の変革
企業理念、経営指針の浸透を図り、実践していくことで企業文化・風土を変革する。
② 中核分野の拡充
「情報サービス市場の変化への的確な対応」を基本として、アウトソーシング事業の拡大を継続推進するとともに、付加価値の高いDX関連ビジネスの拡大やIT技術の進化に応じた新しい事業を開拓し、当社の強み・得意分野の強化を図る。
③ 事業推進力の強化
顧客ニーズの迅速な把握と提案力の向上を図り、顧客の期待を超える付加価値の高いサービスを提供する。プロジェクトマネージャーと担当営業の連携や拠点間連携等、組織力を生かした営業力を強化することで事業の拡大を図る。
④ プロフェッショナル人材の育成
当社にとって重要な資産である優秀な人材の確保と技術力向上に向け、効果的な採用活動を行うとともに、ジョブローテーションによるキャリアアップを活性化することで、高度技術者の育成やマネジメント能力、折衝力を備えたコアリーダーの育成を行い、当社の中枢を担っていく人材の強化を図る。
⑤ 効率性向上によるコスト最適化
業務の効率化、適正な工数管理等による案件毎の採算性向上と販管費の削減を徹底することで、コスト最適化を追求し、収益力の強化を図る。
⑥ サステナビリティ経営の推進
持続可能な社会の実現と地球環境の保全に真摯に取り組み、すべてのステークホルダーから信頼され、必要とされる企業を目指す。内部統制システムの適正運用をはじめ、コンプライアンスの徹底を図るとともに、健康経営の推進や環境への取り組み等も積極的に行い、モラルの高い健全な企業体質を維持・向上する。
⑦ 株主利益の維持・向上
業容、業績の拡大とともに、継続的に企業価値を向上させることで株主利益の維持・拡大を図る。また、IR活動の強化およびコーポレート・ガバナンスの質的向上を図り、市場での認知度、評価の向上を目指す。
(2) 目標とする経営指標
当社は、健全かつ堅実な経営を第一義としつつ、成長性と収益性の向上を図るとともに、企業価値の向上による株主利益の増大を目指しております。
経営指標としては、売上高及び営業利益の前年比、配当性向を重視しております。
(3) 経営環境並びに事業上の対処すべき課題
国内景気全般は、大手企業を中心とした旺盛な投資意欲が引き続き見込まれるなど緩やかな景気回復が期待できるものの、物価上昇の長期化や地政学的リスクの多様化等の懸念により、先行きは不透明な状況にあります。
情報サービス産業においては、DX推進に向けた先進的分野や従来型のシステム刷新など、企業等の活発なIT投資が見込まれ、当社を取り巻く事業分野におきましても、これらの需要への的確な対応が求められる環境にあります。
このような状況の下、当社はこれまで以上に顧客との綿密なコミュニケーションを図り、迅速な提案活動を行います。また、クラウド、RPA等の新技術分野の案件需要に対応した開発・構築・運用管理業務に注力いたします。
中期的には優秀な人材の確保・育成と技術力の向上が重要な課題となります。引き続き効果的な採用活動を行うとともに、ジョブローテーションによるキャリアアップを活性化するなど、高度技術者の育成やマネジメント能力、折衝力を備えたコアリーダーの育成を行ない、当社の中枢を担っていく人材の強化を図ります。
事業展開においては、アウトソーシング事業の拡大と上流工程への移行による高付加価値化を進めてまいります。また、DX推進に向けたITサービスの支援を強化するとともに、IT技術の進化に応じた新規ビジネスの創出に取り組み、より一層の業容拡大を図ってまいります。
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