日進工具 【東証プライム:6157】「機械」 へ投稿
企業概要
当連結会計年度における研究開発活動は、(1)他社にできない競争力のある高付加価値製品の開発、(2)小径工具を中心とした豊富な製品バリエーションの確保、(3)既存生産技術の革新を目的とした生産設備の自動化や機能向上を主な活動目標として、工具素材やコーティング、工具形状等の研究、自社工具研削盤の改良及び検査装置の自動化を進めるとともに、Webを活用した情報提供等に継続して取り組みました。
主な活動としましては、2枚刃となったことで従来品よりも工具寿命が格段に向上した「SMB200」、新形状と3枚刃の採用により加工能率の向上を実現した高能率レンズ形3枚刃エンドミル「MLFH330」やアルミ加工用の3枚刃3倍刃長のラジアスエンドミル「AL3D-345R」といった新製品を順次発売し、既存製品においては「MRBH230」「MRBSH230SF」「MHRH430R」「MHDSH445」「MHDSH645」「PCDRB」といった主力製品について、270を超えるサイズを追加するなど工具需要の本格回復を見据え製品ラインアップの一段の強化、充実に努めました。
なお、「SMB200」は「超モノづくり部品大賞(主催:モノづくり日本会議/日刊工業新聞社)奨励賞」を受賞いたしました。
また、ユーザーの技術者の皆様と個別に意見交換を行う場として、Webによる「技術交流会」を継続して実施するとともに、2023年10月と2024年2月に「精密微細5軸セミナー」を開催し、5軸制御マシニングセンタを用いた小径工具の活用事例などを紹介しました。ユーザー様の抱える課題やニーズの深掘りに加え、今後の製品開発につながるヒントを得る貴重な機会となりました。
当連結会計年度における研究開発費は409百万円であります。
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