企業日本調理機東証スタンダード:2961】「金属製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

当社の研究開発につきましては、多様化するニーズに応えかつ製品の安全性、信頼性の確保を最重要視し、顧客満足度に繋がる製品の品質向上と製品価値の向上を主眼に活動を進めております。

これらの研究開発は、当社の設計部を中心に行っており、当事業年度における研究開発スタッフは合計19名であり、全従業員の3.55%に相当しております。また研究開発費は92,305千円となっております。

当事業年度の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。

(1)新製品の開発

・高効率フライトタイプコンベア洗浄機(一般市場向け)

 社員食堂や病院などの民間市場向けの高効率洗浄機の現行モデル(DWF型洗浄機)より節水性能が高く省エネ効果の高い洗浄機を開発しました。ダブルリンス方式の見直しで使用水量は従来機と比較して40%削減し、定格消費電力もポンプ出力等の最適化を行い従来機よりも約35%削減しており、大幅なエネルギーの削減を行うことで、ランニングコストの削減に貢献します。本体構造も改良し稼働中の輻射熱や放出される湯気を大幅に抑え、作業者や空調設備の負荷を軽減します。コンベヤリンクも新たに開発し従来機では立てて洗浄しづらかった小さなお皿から、大きなホテルパンまで様々なアイテムに対応できるようになり使い勝手も向上しました。

・浸漬槽付食器・トレイ洗浄機(学校給食センター向け)

 学校給食センター向けのカゴ毎洗浄機で、機器の前半部分に食器の汚れを落としやすくする浸漬工程を増やしてより洗浄効果を高めた洗浄機を開発しました。学校から返却された食器はカゴに収納されたまま洗浄機に投入し、浸漬工程から洗浄工程まで一連のコンベヤで行いますので洗浄作業の省人・省力化が図れます。また、定格消費電力は従来機より約50%削減しました。

・クリーンロッカー

 厨房内で使用する白衣や靴を、オゾンと紫外線で殺菌し衛生的に保管できる機器を開発しました。温風による乾燥機能を標準装備し、菌の繁殖の原因となる水分を取り除き殺菌効果を向上させます。衛生面向上のために需要の多い機器となります。

・IoTによるセンシング技術の導入

 自社製品に通信機を追加することでクラウド上にデータを蓄積して遠隔で機器の状況を監視し保守保全に活用します。自社IoTプラットフォームであるキッチンコネクトと厨房業界IoTプラットフォームのIoKとの通信環境の構築を実施しました。また、立体炊飯器への通信を可能にし、収集するデータの種類が追加されております。引き続き学校給食施設(センター方式)にてモニター実施中で、計測データを社内で収集可能である事を確認しています。今後はIoKへ通信可能な機種の追加を行います。

(2)既存製品の改良

・フライトコンベヤ洗浄機(一般市場向け)

 フライトコンベヤ洗浄機のモイスチャー(除湿排熱交換装置)とドライヤー(乾燥装置)を新たに開発しオプションにラインナップしました。従来機器(NBF型洗浄機)よりもモイスチャー、ドライヤー部分がコンパクトになり設置スペースが小さくなります。また、ドライヤー部の定格消費電力は従来機よりも約55%削減しました。

・スチームコンベクションオーブン

 操作パネルのシンプル画面をリニューアルし、調理時に必要な最低限の表示と操作スイッチにすることでスチームコンベクションを取り扱ったことがない方でも使いやすくなりました。

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