日本精機 【東証スタンダード:7287】「輸送用機器」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
(1)ガバナンス
当社は、2022年9月に、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures:気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明すると共に、TCFDコンソーシアムへ加入しました。当社グループはサステナビリティ方針を掲げ、気候変動への対応をESG(環境・社会・法令遵守)の中でも重要な経営課題の一つと捉えて、中期経営計画においてはサステナビリティ課題への対応、環境負荷低減に取り組んでまいります。
TCFDに於けるガバナンス体制図
(2)戦略
当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。
人材育成方針
当社では「人材こそが最も重要な経営資源」と考えており、この考えのもと人材育成を行ってまいります。
従業員が必要なスキルや自らのキャリアについて主体的に意識し、実現に向け行動するための人材育成プログラムを提供することで、個人の能力開発・成長を支援しております。
当社では中長期的な企業価値の向上に向け、定期的な上司とのキャリア面談、グローバル経営人材候補者への人選・集中教育、早期選抜、複数の職場を経験することによる多面的視座を醸成するためのジョブローテ―ション等を通じた自律考動型人材(自ら律し、自ら考え、自ら行動する人材)としての成長を支援しております。
また、キャリアカウンセラーによる節目の年齢での面談において、キャリア・能力開発を支援することで、従業員一人ひとりが前向きにキャリアを実現し、同時に、事業戦略を実現する強い人材を作ることを目指しております。
従業員の前向きな取り組みを支援するため、評価制度においては各業務テーマに「チャレンジレベル」を設定し、よりチャレンジングなテーマほど高く評価される仕組みを導入しております。新しい仕事・役割に積極的にチャレンジした従業員にとっては「報われる」ことにつながり、企業にとっては「積極的にチャレンジする人材の育成」につながっております。
また、女性の活躍推進・育成の点から、キャリアアップを希望する女性従業員向けに「コーチング・マネジメント研修」や、ダイバーシティ推進のための研修を開催しております。
社内環境整備方針
日本精機の成長を支えているのは、多様な人材の活躍です。年齢や性別、人種、国籍、障がいの有無に関わらず、それぞれの個性と能力を発揮し活躍できるよう、ダイバーシティの推進に取り組んでおります。多様な価値観・考え方・バックグラウンド等を尊重し活かしあうことは、組織の創造性を高めるだけでなく、優秀な人材の確保や競争力の向上にも繋がると考えております。当社では、優秀な人材を確保するために新卒を対象とした定期採用に加え、即戦力として期待できる中途採用も積極的に行っております。
また、従業員がワークライフバランスを整え働くことのできる環境の整備にも努めております。活き活きと仕事に取組み、何に対しても意欲的にチャレンジし、幸せな生活を送るためには、従業員本人とその家族の心身の健康が大前提です。当社では、会社が従業員やその家族の健康に及ぼす影響は非常に大きいと認識し、従業員が健康で活き活きと働き続けることができるよう、積極的に会社の環境改善に取り組んでまいります。具体的には次のような環境を整備しております。
①健康経営への取り組み
当社グループでは、経営目標・グループビジョン達成のためには、従業員がいきいきとやりがいをもってチャレンジできることこそが不可欠であると認識し、2021-2023年の中期経営計画の中で健康経営の推進/働き方改革を推進しております。
・日本精機グループ健康宣言
・健康経営推進体制
②人事制度の見直し
評価・等級・報酬・人材育成・ジョブローテーション制度を人事制度の5本柱として捉え、当社の競争力向上の施策として位置付けております。
・上司との定期的なキャリア面談の実施
・社内公募制度
・従業員のエンゲージメントレベルのモニタリング
・育児短時間勤務の適用年齢延長(3歳未満→12歳未満)
・時間単位の年次有給休暇制度の導入
(3)リスク管理
サステナビリティ・気候変動に関するリスクの管理については、環境管理責任者と事業管理本部内「広報・サステナビリティ推進」が事務局として、「環境システム見直し会議」において年に1回の付議・報告をしています。また、気候変動に関するリスクの内容については「3 事業等のリスク (13)気候変動」をご参照ください。
(4)指標及び目標
当社では、上記「(2) 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
計画項目 | 目標 | 実績(当事業年度) |
年次有給休暇の取得率 | 70%以上を維持 | 70.2% |
所定外労働時間 | 全従業員の1か月の平均所定外労働時間18時間以内を維持 | 15時間 |
採用した労働者に占める女性労働者の割合 | 10%以上を維持 | 18.8% |
男性労働者の育児休業取得率 | 30%以上を維持 | 61.3% |
管理職に占める女性労働者の割合 | 2025年4月までに3%以上 | 2.5% |
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