日本タングステン 【東証スタンダード:6998】「電気機器」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
今後の見通しにつきましては、国内では企業の設備投資や個人消費の拡大等が期待される中で、中国経済の停滞、中東情勢等の地政学リスク、また、米国の大統領選挙等による国際情勢の変化の懸念等により、先行きは依然として経済成長の不確実性が高い中で推移するものと思われます。
当社グループがターゲットとする市場におきましては、在庫調整による需要減少が底を打つ傾向にあるものの、回復の見通しは、市場により緩やかもしくは停滞する傾向にあるものと見込んでおります。
このような環境のもと、新商品及び注力商品の販売強化や開発品の事業化の加速等に注力し、業績の向上並びにポートフォリオの再編に努めてまいります。
(2024中期経営計画)
当社グループは、2024年度を最終年度とする「日本タングステングループ2024中期経営計画(2024中計)」の3年目を終え、前半2年で目標値に近づいた業績が、3年目で乖離する状況となっております。2024中計最終年度目標の達成には、足元の業績が厳しく困難な状況でありますが、サステイナブルビジョン2050並びに2030年長期ビジョンの達成に向けてバックキャストした課題に基づいた経営戦略を着実に実行してまいります。
「日本タングステングループ2024中期経営計画」計数計画及び実績
| 2023年度 実績 | 最終年度 (2024年度) 目標 | 2024年度 予想値 |
売上高 | 114億円 | 130億円 | 120億円 |
営業利益 | 4.8億円 | 10億円 | 5.2億円 |
営業利益率 | 4.2% | 8% | 4.3% |
ROE | 4.5% | 8% | 4.6% |
(サステナビリティの取組み)
サステイナブルビジョン2050の達成に向けて、5つの「成功の柱(マテリアリティ)」を設定し、環境課題・社会課題への対応や社会貢献活動に取り組んでおります。
最近の取組みについては次のとおりです。
・カーボンオフセットLPガスの導入(CN)
カーボンマイナスへの取組みとして、当社主力工場である基山工場(佐賀県基山町)で使用するLPガスをCO2削減に配慮したカーボンオフセットLPガスに切り替えました。
・サプライチェーンにおけるリサイクルの推進(CE)
当社グループが提供した商品のリサイクル事業活動のための運用体制確立への取組みを開始しました。
・データドリブン営業の実現の取組み(CX)
営業職の誰もが高度なデータを分析できる環境を整備し、質の高い営業活動や迅速な意思決定につなげることを目的に、キーエンス社が提供するKIツールを導入し、最適な商品販売体制の確立を目指しております。
なお、サステナビリティへの取り組みについては、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。
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