日創プロニティ 【東証スタンダード:3440】「金属製品」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当社グループは、創業時からキーワードとしていた「加工」(注1)を通じて、ステークホルダーの方々からの信頼と期待に応え、企業集団の持続的な成長と企業価値の向上を図っていくことを目的に、下記「グループ経営理念」、「グループミッション」及び「グループビジョン」を定め、中期経営計画及び年度経営計画の遂行を通して結果を出していくことを経営の基本方針としております。
(注1)「加工」とは、「素材に付加価値を付けること」と定義しております。
グループ経営理念:日々創造
「日々創造」は当社の創業の精神です。私たちは、「日々創造」する企業集団であり続けます。
グループミッション:価値の創造
私たちは、金属加工だけではなく、金属以外の加工、ものづくり、周辺事業へと事業領域を拡大し(事業の多角化)、新たな価値を創造していくことを通じて、社会に貢献してまいります。
グループビジョン:加工の総合企業(注2)
私たちは、加工を通じてお客様のあらゆるニーズに応える企業グループを目指してエンドレスに挑戦を続けます。
(注2)「加工の総合企業」とは、「加工を通じてお客様のあらゆるニーズに応える企業グループ」と定義しております。なお、当連結会計年度より従来の「加工の総合商社」から「加工の総合企業」へ表現を改めております。
(2) 経営戦略等
「第3次中期経営計画“Challenge”」において、「Challenge」を本中期経営計画のテーマに掲げ、下記のとおり「成長への投資」と「持続的成長に向けた経営基盤づくり」を中期経営戦略として設定しております。
①成長への投資
成長を加速させるため、資金を、M&A、設備、人財(注)、新規事業へ重点的に投資してまいります。
(注)当社グループでは、人が企業価値を生む源泉と考え、「人材」を「人財」と表現しております。
②持続的成長に向けた経営基盤づくり
持続的成長に向けた経営基盤づくりのため、以下の課題に取り組んでまいります。
・グループリスク管理の強化
・コーポレートガバナンスコードへの対応
・コンプライアンス経営の強化
・業務改善の推進
・製造原価削減の推進
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、中長期的な成長力・収益力強化の観点から、売上高、営業利益及びEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)を重視しております。
(4) 経営環境及び対処すべき課題
当社グループを取り巻く経営環境は、サステナビリティを巡る経営意識の高まり、デジタルトランスフォーメーションの進展、人の働き方の変化や多様性の尊重、更には地政学的リスクの増大など、近年、急速な変化を見せております。
こうした環境変化の激しい中にあって、当社グループではグループビジョンである「加工の総合企業」を展望し、様々な加工に精通したものづくり企業をグループへ積極的に迎え入れるM&A戦略を成長ドライバーと位置づけ、「加工力の強化」を図ってまいりました。当初は手探り状態でグループ経営をスタートさせた部分もありましたが、実践を重ねていくにつれ、M&Aに関するノウハウの蓄積と共有が進んでまいりました。一方で、グループ全体の事業構成が大きく変化したことで、経営課題や事業リスクについても次第に変容してまいりました。
このような経営環境や事業構成の変化を背景に、当社グループでは、「第3次中期経営計画“Challenge”」に基づき、優先的に対処すべき課題を次のとおり定めております。
①更なる「加工力の強化」による企業価値向上
当社グループでは、「加工の総合企業」を目指し、M&Aを成長の重要なドライバーと位置づけておりますが、顧客基盤の共有・グループ内製化や新製品開発によるグループシナジーを更に獲得していくには、企業数や事業規模の拡大が不可欠であると考えております。そのためにM&Aを主軸に投資を行いながら、新規事業、人財、設備、情報システムへも並行して投資していくことで、加工力を強化し、グループとしての企業価値向上に取り組んでまいります。
②サステナビリティへの対応
サステナビリティの基本方針を「加工を通じてあらゆるニーズにお応えすることで、社会的価値と経済的価値を満たしていく」と定めており、上記「(2)経営戦略等 ②持続的成長に向けた経営基盤づくり」に記載した課題に取り組むとともに、資金や人財を有効的に活用することによって、社会的価値と経済的価値を満たす企業グループの形成を目指してまいります。
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