日伝 【東証プライム:9902】「卸売業」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、社是に「誠実」を掲げ、堅実経営に徹し、お取引先をはじめとするステークホルダーと対話することにより信頼関係を築くことを基本方針としてまいりました。企業価値の向上を図るため産業界のニーズを先取りし、絶えず未来を拓く新分野に目を向け、環境問題にも配慮しながら製造業全般の高度化、合理化、省力化、安全性の向上を通して社会に貢献してまいります。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、景気に左右されない自立成長型企業を目指しており、生産性と効率性を重視しております。具体的には、中長期的に安定して営業利益率5.0%以上、1人当たりの営業利益額7百万円以上、総資産経常利益率6.5%以上を目標指標としております。
また、2025年3月期から開始する3年間の中期経営計画策定に伴い、企業価値及び株主共同の利益を確保・向上させるため、自己資本利益率8.0%以上を新たな目標指標に加えることといたします。
(3)経営環境
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類感染症に移行したことを契機に経済活動が正常化し、一部では緩やかな回復の動きをみせましたが、中国をはじめとした海外景気の停滞も影響し、総じて厳しい状況で推移いたしました。
当社グループを取り巻く機械器具関連業界におきましては、円安や原材料高、人件費の増加等に加え、年明けに発生した能登半島地震での部品調達の混乱や自動車メーカーの不正問題による生産停止などにより、底堅かった企業の設備投資意欲が慎重な姿勢となりました。
(4)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、2024年度(第74期)から2026年度(第76期)までの第4次中期経営計画
『New Dedication2026』~新たな貢献へ~を策定いたしました。
今回策定した「第4次中期経営計画」では、『つくる人・つかう人の想いを繋ぎ、誠実にモノづくりの未来に貢献する』ことを存在意義として設定し、これまでに創り上げてきた「提供価値」と磨き上げてきた「商社機能」にサステナビリティの視点も加え、継続的な成長と持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。
(5)会社の対処すべき課題
当社グループが事業を展開するモノづくりのマーケットでは、多様で複雑な課題への対応が求められております。将来にわたり「なくてはならない企業・日伝」であり続けるために、第74期は第4次中期経営計画『New Dedication2026』~新たな貢献へ~の初年度として、策定した以下の重点施策を着実に推進し取り組んでまいります。
重点施策
◆市場戦略
・パートナーシップ戦略
・成長市場でのビジネス拡大
・社会・環境課題ビジネスの取り組み
◆コーポレート戦略
・サステナビリティ経営
・人財戦略
・投資・財務戦略
・業務改革・DX
・BCP
これらの取り組みによって、将来にわたり「なくてはならない企業・日伝」を目指してまいります。
- 検索
- 業種別業績ランキング