新晃工業 【東証プライム:6458】「機械」 へ投稿
企業概要
当社グループの研究開発活動は、技術本部(SINKOテクニカルセンター)が主体となり、営業・設計・製造・購買など各部門と連携を取りながら、コア技術の研究、既存製品の改良、デジタル設計大綱、中国市場への対応、新商品の開発施設拡充について、以下の取り組みを行っております。
(1) コア技術の研究
省エネルギー化やCO₂排出量の削減に寄与すべく、熱交換効率を向上させた熱交換器の開発、高効率送風機の拡充を進めております。
(2) 既存製品の改良
工場・倉庫・体育館・展示場などの居住域用暖房装置としてご採用頂いているユニットヒータのモデルチェンジを行いました。有圧プロペラファンユニットを含めて全面改訂することにより能力アップ、また解析を活用することで気流到達距離および拡散半径推定の正確性向上を実現しております。
(3) デジタル設計大綱
解析技術活用を推進するとともに、BOM展開を目的として開発段階での3D-CAD運用をスタート致しました。
(4) 中国市場への対応
現地社員と共同で製品改良に取り組むなど、現地ニーズに対応した製品開発強化および技術指導・支援を進めております。
(5) 開発環境の整備
データセンター向け空調機や大風量の熱交換器の検証試験、ヒートポンプ空調機の開発に対応すべく「空調機総合実験棟」の建設を進めております。2024年6月から順次、運用を開始する見込みです。
以上により、今後もESG経営・SDGsへ貢献する為の「環境に配慮した製品開発」を目指してまいります。
なお、当連結会計年度における研究開発費は、グループ全体では893百万円であり、セグメント別では、日本652百万円、アジア241百万円であります。
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