新報国マテリアル 【東証スタンダード:5542】「鉄鋼」 へ投稿
企業概要
当社は、低熱膨張合金、シームレスパイプ製造用工具のトップメーカーとして、高機能性合金の開発を進めております。これら研究開発に要した当事業年度における研究開発費の総額は287百万円であります。
各セグメントの研究開発の成果と主要課題は次のとおりです。
特殊合金事業
3D積層造形装置メーカーとの技術提携で独自の商品開発を進め、複雑形状の一体化・軽量化による工期短縮やコスト低減を提案し、顧客ニーズの取り込みを進めました。宇宙関連では複数案件で低熱膨張合金の採用が進み、2019年から国際学会等でPRしてきた成果が実り始めました。
当事業年度は新たな設備として、振動試料型磁力計(VSM)を導入し、低熱膨張合金特性の発現メカニズムについて研究し、新たに得られた知見から新合金開発に取り組みます。
これらによる当事業に係る研究開発費は287百万円であります。
今後は、新たな中期目標に掲げた「低熱膨張合金世界一」を実現するため、引続き成長が見込まれる世界半導体市場、全世界的な課題である環境分野、最先端の尖った技術が必要な天文・航空宇宙分野に狙いを定め、創造的研究開発と革新的製造技術、積極的販売戦略を進めます。
新たな取り組みとして、極低温・水素環境下で適用可能な低熱膨張合金の開発、高磁場下で使用可能な非磁性低熱膨張合金の商品開発を行い、3D積層造形試験装置を導入し、鋳造・鍛造と並ぶ3本目の柱に成長させるための研究開発に取り組みます。
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