企業宮越ホールディングス東証プライム:6620】「不動産業 twitterでつぶやくへ投稿

  • 早わかり
  • 主な指標
  • 決算書
  • 株価
  • 企業概要
  • 企業配信情報
  • ニュース
  • ブログ
  • 大株主
  • 役員
  • EDINET
  • 順位
  • 就職・採用情報

企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当社グループは、広い視野に立った透明性の高い企業活動を推進し、公平・公正かつ誠実な投資業務により適正な利益を確保する事によって株主及び取引先などすべてのステークホルダーの期待に応えるとともに、社会の公器としての社会的責任を果たすことを経営の基本方針としております。具体的には経営戦略を樹立する持株会社と事業を遂行する各事業会社を明確に区分し、経営資源の有効的な活用とコーポレート・ガバナンスの確立した経営を行うことにより、経営の効率化を図り、企業の持続的な成長と企業価値の向上を目指しております。

 また、株主価値を重視する観点から、一株当たりの当期純利益(EPS)及び自己資本利益率(ROE)を経営指標としておりますが、長期的な目標値をEPS25円、ROE5%超に設定しております。

(2)経営環境及び対処すべき課題

 当社グループが中国深セン市で進める「ワールド・イノベーション・センター」(WIC)プロジェクトは、中国政府が国の威信をかけてハイテク、先端医療等の科学技術発展の模範的な牽引役を目指す大湾区(グレーターベイエリア)構想の中心都市である深セン市の中心に位置する車公廟エリア(約32ヘクタール)を官民一体で再開発を進めるハイエンドな都市更新プロジェクトです。

 当プロジェクトを進めるうえで当面の課題としては、①米中貿易摩擦の影響により日欧米の先進的企業の中国への投資が慎重傾向にあり、そのことが企業誘致へ及ぼす影響、②急速な円安による投資金額の増加、③サステナビリティへの取り組み、④不動産開発における専門的な人材の確保が主な課題と捉えています。

 米中貿易摩擦による影響では、中国市場に適合した製品を広大な市場に販売することにより売上の拡大を図る企業とリスクを回避する目的で他国に製造拠点の投資を行う企業の二極化が進んでおり、進出に前向きな企業に対してWICへの進出を促すため、中国13省・4直轄市との情報プラットフォームや優秀な技能を持つスタートアップ企業とのマッチングシステム、24時間365日ライフサービスの提供を行う等の施策を進めて参ります。また、為替市場の極端な円安に対応するため、事業資金を現地金融機関から人民元で調達するなどの手段により為替相場の影響を最小限に抑える方針です。

 また、WICプロジェクトを進めるうえで環境、社会、ガバナンスのいわゆるサステナビリティにおけるESGの課題にも取り組む必要があります。このため、WELL認証、LEED・緑色建築認証の取得に取り組み、世界から集まる先進的大手外資企業のニーズに応え、進出企業の新たなイノベーションの創出を強力に支援する最適なプラットフォームの建設を目指します。

 一方で、WICプロジェクトを進めるにあたり、建築設計、建設施工、デザイン、コスト管理等の優秀で経験豊富で人材が必要であり、すでに開発本部長、建築設計管理、デザインの人材を確保しており、今後も必要に応じて増員の予定です。

PR
検索