南海辰村建設 【東証スタンダード:1850】「建設業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社は、建設事業を通じて、自然環境と調和した豊かな社会づくりに貢献するとともに、つねに創造と技術の向上に努め、時代の変化に即応して柔軟な発想と進取の行動で新たな事業に挑戦することにより、社業の躍進を図ってまいります。
(2)経営環境及び対処すべき課題等
今後の見通しにつきましては、各種政策の効果もあって、景気が緩やかに持ち直していくことが期待されますが、物価上昇や供給面での制約、世界的な金融引き締めに伴う影響に十分注意する必要があります。また、建設業界におきましては、公共投資は底堅く推移することが見込まれ、民間設備投資は堅調な企業収益等を背景に持ち直しの傾向が続くことが期待される一方、時間外労働の上限規制が適用されるいわゆる2024年問題や慢性的な建設技能労働者不足、受注競争の激化など、業界を取り巻く環境は厳しさを増していくものと予想されます。
このような状況の下、当社では「3カ年経営計画」に掲げる、営業力の強化、バランスの取れた受注構成へのシフト及び働きやすい環境づくりの推進を通じて「持続的成長と企業価値の向上」、「変化に強い事業・収益基盤の構築」に向け引き続き積極的に取り組んでまいります。具体的な施策といたしましては、受注競争の更なる激化に対応すべく、精力的な営業活動による新規顧客の獲得や景気変動の影響を受けにくい官庁工事の受注拡大に努めてまいります。また建設事業における最重要課題である人材の確保を推し進めるため、従業員の働きがいを追求し、一人一人が活躍できる職場環境を整備することにより、育成強化を図ってまいります。
「3カ年経営計画」については以下のとおりであります。
なお、「3カ年経営計画」につきましては、昨今の業界を取り巻く環境を勘案し、当初の計画数値を変更しております。
①基本方針
a 持続的成長と企業価値の向上
b 品質と安全で信頼性の確立
c 変化に強い事業・収益基盤の構築
d 従業員が生き生きと活躍できる職場環境の整備
②具体的指針
a 営業力の強化
b 品質不良事案の撲滅
c 重大な災害・事故の撲滅
d バランスの取れた受注構成へのシフト
e DX推進による生産性の向上
f 関連事業開発の探索
g 働きやすい環境づくりの推進
h 財務体質の強化と株主還元
i 企業グループの収益力の向上
③目標数値(2025年3月期 連結ベース) (百万円)
| 当初 | 変更後 |
売上高 | 48,600 | 51,100 |
売上総利益 | 4,840 | 4,430 |
営業利益 | 2,600 | 2,100 |
経常利益 | 2,550 | 2,050 |
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