北野建設 【東証スタンダード:1866】「建設業」 へ投稿
企業概要
当社及び当社グループは、「北野建設グループ行動指針」のもと、事業活動を通じ経営理念の具現化を実践するとともに、社会からの信頼に誠実に向き合い、持続的な発展に貢献する事を目指しています。また、創業以来「企業は人なり」を標榜し、「人材(人財)はバランスシートに表せない資産である」「企業活動の原点は人にある」との考えをもとに、「未来を育てる人がいる」をコーポレートステートメントに掲げています。人材=未来を育てる、ものづくりを通じて、人を、社会を、次世代の未来を創り出します。
北野建設グループ行動指針の詳細は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ③企業統治に関するその他の事項」に記載しています。
(1)サステナビリティ
①ガバナンス
当社及びグループ会社は、コーポレートステートメント「未来を育てる人がいる」に基づき、株主を含むステークホルダーの皆様と共に未来に向かって成長し、中長期的な企業価値の向上を実現するため、北野建設グループコーポレートガバナンス憲章を制定し、コーポ―レートガバナンスの充実に継続的に取り組みます。
サステナビリティを推進する社内体制としては、人事部、経営企画室、経理部、社長室、CSR推進室などに加え、ブランディング・広報戦略室を新設いたしました。人口減少、人材流動化時代において様々なステークホルダーから選ばれる企業となるべく、経営層と関係部署とが連携し、社内外の対応方針を策定するなど、経営施策へ適宜反映し、活動を推進していきます。ブランディング・広報戦略室は、原則月1回開催する執行役員会にて活動状況を報告し、重要性の高い案件に関しては、担当役員及び担当部署より取締役会へ報告が行われ、取締役会のレビューを受けます。
コーポレート・ガバナンス報告書は、東京証券取引所の上場会社情報に掲載しております。
コーポレート・ガバナンス報告書 (https://www2.jpx.co.jp/disc/18660/140120220912531413.pdf)
コーポレート・ガバナンス憲章は、当社ウエブサイトに掲載しております。
コーポレート・ガバナンス憲章(http://www.kitano.co.jp/ir/docs/governance.pdf)
②リスク管理
当社及びグループ会社は、経営に関する様々なリスクを審議するため、主要なリスクの状況について定期的にモニタリング、評価、分析をし、執行役員会にて必要な指示、監督を行うとともに、その内容を定期的に取締役会に報告する体制を整えています。特に、①安全確保と健康②令和6年4月からの時間外労働時間制限③建設系人材の採用・定着などのリスクや課題について対応しております。
(2)人的資本
①戦略
当社及びグループ会社は、サステナビリティの実践に向けて、特に人的資本への投資を重要課題と捉え、持続的な企業価値の向上を目指して人材採用・人材教育に資する戦略を設計しています。
具体的な方針は、下記のとおりです。
<採用方針>
1.人材を最も重要な経営資源と捉え、積極的に採用活動を行います。
2.採用機会を逸することなく、通年でタイムリーに採用活動を行います。
3.新卒、キャリアともに積極的に採用活動を行います。
4.性別、国籍、勤務日数・勤務時間、障害の有無、在宅ワークなど多様性を排除することなく採用活動を行います。
<人材育成(従業員のキャリア形成支援)の基本的方針>
1.人材は唯一の経営資源と捉え、人材の力を最大限発揮できる投資を行う環境を用意します。
2.年齢や職歴、学歴などによらない脱年功的な人事制度で、従業員のキャリアに幅広い選択肢を用意します。
3.自身の望むキャリアに向けて階層別の教育だけではなく、自身で選択できる教育機会を用意します。
4.従業員がより高いスキルを身につけるため、モチベーションを高く持てる就業環境を用意します。
<安全衛生方針>
「人命の尊厳は何人も侵すことの出来ない至上のものである」
当社及び当社グループは、全ての社員及び協力業者の社員が、労働安全衛生管理を徹底し、労働災害およびその他災害事故の発生を防止して参ります。安全衛生管理は企業存立の基盤をなすものであり、その確保と充実は企業の社会的責任です。上記の安全衛生理念に基づき、安全衛生方針を表明します。
1.キタノコスモス(労働安全衛生マネジメントシステム)に則り、PDCAサイクル(計画-実行-検証-改善)を適切に運用し、安全衛生管理活動の形骸化防止を図る。
2.労働災害ゼロを目指し、建設事業所のあらゆる危険有害要因を排除するため、店社及び作業所の社員並びに関係する事業者が一体となって安全衛生管理活動を継続的に実施する。
3.労働安全衛生関係法令、建設事業所において定めた安全衛生に関する規定等を遵守することにより、全ての社員及び関係する作業員の快適職場を確保する。
4.からだとこころの健康づくりと、メンタルヘルスケアの充実を通じて、全ての社員及び協力業者の作業員がいきいきと働ける環境を整備する。
②指標及び目標
<取り組み事例>
◇キャリア採用プロジェクトの取り組み
社員一人一人が働きやすい環境づくりを行い、中長期且つ安定的に事業活動を継続する目的のため、キャリア採用プロジェクトを推進しています。どのような職種においても女性が活躍できる環境を整え、性差なく採用を進めていきます。
目標項目 | 目標数値 | 令和4年3月末 時点の実績 | 令和5年3月末 時点の実績 |
採用者に占める 女性割合向上 | 40% | 21.6% | 29.8% |
◇女性活躍推進の取り組み
女性が活躍できる環境を整えて推進するため、平成28年より「北野こまち会(女性技術者の会)」、令和3年5月より「女性活躍政策部会(通称:える会)」が発足しています。ママ会や座談会、経営陣との意見交換会などにより、課題を抽出して推進する活動や、3月8日世界国際女性デーにあわせ、D&Iについて討議し、理解を深める社内イベントを開催しました。
令和2年に認証取得しました「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)に基づく認定制度「えるぼし2段階認証」を当事業年度も継続して取得しています。
女性活躍の一つの指標である男女の賃金の差異は、66.2%となっております。
当社グループは、同じ役割であれば男女で賃金の格差は設けていないため、この差は、主に給与が高くなる傾向にある勤続年数の長い社員における男性比率が高いこと、また、給与の高い職群の社員における男性比率が高いこと等によるものと考えています。そのため、男女の賃金格差の解消の方針として、女性活躍推進の取り組みにより、各種制度を拡充し、女性の定着を向上していきます。
◇健康経営の取り組み
経済産業省と日本健康会議が進める健康経営優良法人認定制度において「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」に認定されました。
具体的な社員の健康増進活動を積極的に推進するために、1か月間の歩数を競うウォーキングイベント「みんなで歩活(あるかつ)」を実施しました。
◇満足度の高い制度づくり
誰もが働きやすい職場環境づくりのため、社員意識調査を実施しました。調査結果については外部専門家による検証を行い、その結果を制度改革に反映しております。また、従業員とのエンゲージメントを経営に活かす取り組みを行っております。
今後も、社員に選ばれる企業を目指し、女性活躍推進や健康経営の取り組み、満足度向上のための制度作りなど、積極的に推進してまいります。
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