企業北越メタル東証スタンダード:5446】「鉄鋼 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループは、鉄鋼素材から土木・建築向け加工製品までの一貫体制のなかで、より高付加価値製品の開発・拡充を指向し、他社との差別化、優位性を図り経営基盤の安定・強化を目指している。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。

 今後の見通しについては、引き続き建設需要の大幅な回復を期待することは難しい状況であることに加え、物流2024年問題による物流コストの上昇等により、厳しい経営環境となることが予想される。

 このような環境下、当社グループとしては、引き続き各種コスト上昇分に対する販売価格への着実な転嫁に努めていくとともに、重要課題である省エネルギー、CO₂削減に貢献する電気炉更新に向けた検討や2030年長期ビジョンの達成に向けた取り組みを精力的に推進していく。

 中期経営計画の重点課題など

 ① 加工品事業の強化

 建設業界の人手不足などの課題解決に貢献する製品や工法を提供する取り組みを進めるとともに、収益性の向上を見据えたなかで加工品事業の強化に努めてきた。引き続き、顧客ニーズを的確に捉えていくとともに、新規顧客の開拓と新製品・新用途の開発に注力する。

 また、加工工場の生産性向上のための多能工化の推進に加え、需要が増加しているプレキャスト工法建築向け製品に対応するため精密切断機を増強したほか、その他コスト削減に貢献する工法に対しても対応を強化していく。

 ② グループ経営構造改革を完成形へ

 当社グループの営業力の強化を図るため、子会社である株式会社コーテックスと当社の組織的統合を行い、加工品の拡販に注力した。

 また、業務提携を行っている共和コンクリート工業株式会社とは、共同出資して設立した株式会社イノヴァスとコンクリート製品用の鉄筋加工品を提供しているが、新たな連携施策として、当社による加工技術指導を行うことで、全国の大型プロジェクトに参加するなど、グループ経営強化に向けた施策を進めている。

 ③ 持続的な成長を可能とする抜本的な設備投資計画の策案と実行を推進

 電気炉更新を見据えた電気炉用電気設備の更新及び労働環境・安全などの改善に資する設備投資を行ったことに加え、三条工場のCO₂削減効果が期待できる燃料転換を実施する。

④ 新たな社会的な要請に応えていくため、全社を挙げたSDGs経営の取り組み

 人材は当社グループの事業を支える貴重な経営資源であるという認識のもと、人的資本経営の一環として、各種教育・自己啓発制度の拡充などを行い、社員のエンゲージメント向上に資する施策を継続している。

 さらに、社員の生産性向上と、経験豊富な人材のモチベーションの維持・向上を目的として、2024年3月に大幅な賃上げの実施及び65歳までの選択定年制度を導入した。

 また、アルビレックス新潟レディースをスポンサーとしてサポートし、近隣の小学校でサッカー教室を共同開催するなど、地域貢献の取り組みを進めてきた。今後も引き続き地域の皆さまと共に活気あふれるまちづくりに貢献していく。

 今後とも、当社の株主価値・企業価値の向上を目指し、株主・投資家の皆さまとの対話の機会を重視し、関係性を強化していく。

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