企業兼大株主久光製薬東証プライム:4530】「医薬品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

〔医薬品事業〕

当社は、貼付剤の開発を中心に、医療現場のニーズに基づいた研究開発活動を行っています。

国内の医療用医薬品につきましては、原発性手掌多汗症治療剤「アポハイドローション20%」(開発コード:HP-5070、一般名:オキシブチニン塩酸塩)は、2022年4月21日に製造販売承認申請を行い、2023年3月27日に承認を取得しました。また、経皮吸収型鎮静剤HP-6050は、せん妄、精神運動興奮状態、易怒性を呈している患者を対象に、本剤を投与した際の有効性、安全性について、本剤のプラセボを対照に検討する国内第Ⅱ相臨床試験を実施中です。

米国の医療用医薬品につきましては、経皮鎮痛消炎剤HP-5000(一般名:ジクロフェナクナトリウム)は、米国第Ⅲ相臨床試験の結果が2022年10月に判明しましたが、有効性を検証するに至りませんでした。本試験から得られた成績の詳細な分析を行い、開発の継続可能性を検討しています。経皮吸収型注意欠如・多動症治療剤「XELSTRYM」(開発コード:d-ATS 、一般名:d-アンフェタミン)は、2022年3月22日に新規承認を取得し、2023年6月5日に米国にて発売を開始しました。

また、2021年12月20日にラクオリア創薬株式会社とライセンス契約を締結した新規ナトリウムチャネル遮断薬については、本化合物を含有する新たな疼痛治療薬の前臨床試験を実施中です。

国内外の一般用医薬品につきましては、新商品の開発および既存商品の改良等を行っています。また、サステナビリティ推進の一環として環境に配慮した商品改良にも取り組んでいます。

研究開発力の一層の強化を図るため、研究体制の再構築を進めています。2024年2月には、佐賀県鳥栖市に新研究所として「SAGAグローバルリサーチセンター」を竣工しました。佐賀県鳥栖市と茨城県つくば市の2拠点にあった研究機能を1拠点に集約し、研究者間の連携と研究開発機能の最大化による開発スピードの向上、また生産部門との連携強化を図ってまいります。

〔その他〕

その他、一部研究開発活動を行っていますが、少額であり特に記載すべき事項はありません。

 上記の結果、当連結会計年度の研究開発費の総額は、8,614百万円になりました。

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