中野冷機 【東証スタンダード:6411】「機械」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当社グループはグローバル化する経済社会において、食品ストア、食品サービス、食品流通、食品加工の分野における陳列、貯蔵、流通、加工、調理等のニーズを満たす優秀で価値ある製品とサービスを提供し続けることを経営の基本方針としております。このことが、お客様から満足をいただける道であり、会社の繁栄とともに株主の皆様や社員にも利益を還元できる道であると考えております。
(2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、当期においては自己資本利益率(ROE)が7.7%でありましたが、株主資本の有効活用を示す代表的な指標であるROEの向上を目指してまいります。当社は、投資家と企業との対話における共通言語として提示されるROEの向上に努め、2024年度にはROE6.8%、2026年度に9%以上の水準達成を目標としております。
今後の経営にあたっては、かかる水準を意識し、中長期的に持続的かつ安定的な成長を実現するコーポレート・ガバナンス体制の構築に取り組んでまいります。
(3) 経営環境、対処すべき課題
当社を取り巻く事業環境は、脱炭素化に向けた世界的な潮流、DX(デジタルトランスフォーメーション)を始めとするICT技術の急速な進化、人口減少に伴う労働力不足などの社会トレンドの影響を受け、大きく変化しております。かかる変化は、顧客企業にも影響を及ぼしており、顧客のニーズや価値観も大きく変化しております。
この大きな変化の局面をさらなる成長の機会と捉え、当社グループは、2026年度を最終年度とする3ヵ年計画「中期経営計画N-ExT 2026」を策定し、本年度がスタートの年になります。新たなビジョンのもと、前経営計画の課題を引継ぎつつ、新たな重点課題への取り組みを通じて更なる企業価値向上と将来の持続的な成長に向けた強固な事業基盤の構築を目指してまいります。
(1) 長期ビジョンと10年後に目指す姿
・ 長期ビジョン
「豊かな食生活を世界へ -そして未来へ-」
・ 10年後に目指す姿
「持続的な成長を通じて、社会に食の豊かさと幸福を届けるグローバル企業」
・ 長期ビジョン実現に向けた3つの重点戦略
① イノベーション ~ 豊かさの提供 ~
業界をリードするモノ・コトづくりへの絶え間ない挑戦により社会に豊かさを提供
② 事業拡大 ~ 日本・世界へ ~
世界市場への積極的な事業展開と既存事業の価値最大化及び成長事業の創出・事業拡大
③ サステナビリティ ~ 未来へ ~
持続的な成長を支える社内体制を盤石にし、成長により創出される価値の提供を通じて社会課題を解決
・ 数値目標
2033年度に以下の経営目標の達成を目指してまいります。
| 2023年度実績 | 2033年度目標 |
売上高 | 330億円 | 650億円 |
営業利益 | 24億円 | 65億円 |
(2) 中期経営計画の概要
・ コンセプトと行動基準
・ 数値目標
2026年度に以下の経営目標の達成を目指してまいります。
| 2023年度実績 | 2026年度目標 |
売上高 | 330億円 | 410億円 |
営業利益 | 24億円 | 33億円 |
EBITDA | 29億円 | 44億円 |
ROE | 7.7% | 9%以上 |
・ 中期経営計画の事業戦略
コンセプトのもと、グループ長期ビジョンの実現に向けて足元の事業環境を考慮しながら、以下の事業戦略に取り組んでまいります。
① ショーケース・倉庫事業
魅力的な製品・サービスの創出を加速し、既存事業の拡大と新規領域へ進出
② メンテナンス事業
メンテナンス対象の拡大に加え、ノウハウ×先進技術の融合による高収益体質事業への転換
③ 海外事業
アジア地域での事業拡大(ベトナム事業拡大、他の東南アジア諸国へ進出)
・ 設備投資
成長・戦略投資を中心に3年で総額100億円の投資を計画しております。
① 成長・戦略投資(80億円):設備投資、事業投資
② 基盤強化投資 (20億円):生産性向上投資、DX 投資、環境投資
・ ESGへの取り組み
ESG への取り組み強化によって、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
① Environment(環境)
「2030 環境行動」を推進し、2050 年カーボンニュートラル実現へ向けた目標の達成
② Social(社会)
活き活きと働ける環境づくりと多様な人財が活躍できる社内風土の醸成
③ Governance(ガバナンス)
長期的な企業価値向上に資するコーポレートガバナンス体制の整備及び実効性の向上
- 検索
- 業種別業績ランキング