企業兼大株主不二家東証プライム:2211】「食品業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループは、「常により良い商品と最善のサービス(ベストクオリティ・ベストサービス)を通じて、お客様ご家族に、おいしさ、楽しさ、満足を提供する」という経営理念のもと、品質・価格など幅広い消費者のニーズに対応するべく、食品分析、製品開発、品質安定・向上に関する研究等に積極的に取り組んでおります。

 また、自社製品の栄養成分表示、賞味期限設定の裏付けとなる製品の経時変化の分析を中心に、食の安全を確立するための食品分析を実施しております。

 なお、当連結会計年度末の研究開発従事者は53名、研究開発費は501百万円であります。

 セグメント別の主な研究開発内容は、次の通りであります。

(洋菓子事業)

 洋菓子事業では、チェーン店の週毎の販売施策に基づき、産地と品種にこだわった国産フルーツの魅力を最大限活かした製品を開発するとともに、新VIのもと、プレミアム製品群における品質の追求をはじめ、主力製品の継続的な品質改善や百貨店の催事に合わせた高付加価値製品の開発などを行いました。

 また、当社が持つセミフレッド技術を活かした冷凍自動販売機向け製品や、Web注文と宅配に対応した製品など、多様化する購入方法に応える製品を開発いたしました。

 さらに、広域流通企業と一体となってマカロンや大判クッキーなど市場競争力の高い製品の開発を行うとともに、製造過程での効率化をはかる研究に取り組みました。

 以上の結果、洋菓子事業の研究開発費は246百万円となりました。

(製菓事業)

 製菓事業では、主力ブランドである『カントリーマアム』、『ルック』、『ミルキー』、『ホームパイ』の価値向上を目指し、厳選素材を取り入れた季節感と話題性ある製品を開発するとともに、継続的な品質改善に取り組みました。また、グミ製品の一部において、凝固時間を短縮したファストセット品質を導入し生産性向上に貢献いたしました。

 研究室では、チョコレート原料であるカカオマスのロースト条件の最適化や、ビスケットカテゴリーにおけるプラントベースフード(植物由来の原材料を使用した食品)の開発、栄養素の不足を補うための完全栄養菓子に関する研究等、既存製品の品質改善や新製品開発に関する研究等に取り組みました。

 また、CO2削減に向け、包装資材の薄肉化や、紙包材化に向けた取り組みも継続して行っております。さらに、単一素材のモノマテリアル包材の研究も開始いたしました。

 以上の結果、製菓事業の研究開発費は、255百万円となりました。

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