三谷商事 【東証スタンダード:8066】「卸売業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
社是である「開拓者精神」に基づき、新規の事業をM&Aや社内でも新しい取組みを行うことにより時代の流れに合った事業を開拓しております。今後も、日本国内での投資に加え、人口や需要が増えるグローバルなどでも投資を進めてゆく考えです。また投資効率も考えて投資を行ってゆきます。
経営においては、効率がよく、無駄がない、借金の少ない、キャッシュ・フローが豊かな、内容や質の良い会社を目指します。
(2) 経営環境及び対処すべき課題
課題は、付加価値(≒総利益額)を増やし成長することです。事業に投資している金額(EV又はIC=純資産+借入金-現預金)から生み出す営業利益の利回りは35%程度(259億円÷723億円)ですが、付加価値の成長率に課題があると考えます。現在、既存事業、新規事業を問わず、事業の付加価値を見える化し増やすことに取り組んでいます。その後PDCAサイクルを回し持続的に成長できる方法の確立を目指します。
投資する地域については、海外では環太平洋地域を中心に、人口やGDPが伸びている東南アジアや北米、豪州を対象にしています。また日本では東京のような人口やサービス業が集中する大都市部、また本社があり地縁のある北陸地区を主に考えています。
投資する事業については、自分たちが事業内容を理解でき、自分たちが運営できそうな事業を中心に投資利回りも考慮しながら決定しておりますが、キーワードは、①競争する上で優位性を持った事業、②業界の勝ち組企業、③グローバルでの事業、④東京など大都市部でのサービス業、⑤勝ち組コア事業の補強、⑥地元北陸地区での事業、⑦IT関連ではインターネットを使ったサービス事業やパッケージソフト事業などです。
今期の投資は37億29百万円でした。既存事業の投資については、ゴンドラ事業でのレンタルゴンドラ、生コンクリート工場の改修、ケーブルテレビ事業でのFTTH化投資などを主なものとして投資しました。
また、海外事業のEVは91億円となりEV全体に占める比率は12%(91億円÷723億円)となりました。今後も外貨を獲得できる海外の比率を高めてゆきます。
また実質現預金は、1,132億円(現預金1,202億円-借入金69億円)あり、0%台の金利や円安による円の価値の目減りを考えるとその活用が課題です。
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