三信電気 【東証プライム:8150】「卸売業」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、幅広いステークホルダーと相互理解を深め、共に発展していくことが持続的な企業価値の向上に繋がると考えております。当社グループでは長期的な企業ビジョンを定め、その実現に向けた重要課題を設定しました。これらの課題に真摯に取り組んでまいります。
①長期的な企業ビジョン
<存在意義(ミッション)>
テクノロジーの新しい可能性を探究し、人々の豊かな暮らしと社会の発展に貢献します
<長期的に会社が目指す姿(ビジョン)>
人と技術と英知を磨き、お客様の課題解決のベストパートナーとして選ばれる企業
人々の安心・安全を守り、快適で心豊かな暮らしを支える企業
持続可能な地球環境を未来につなぐ企業
すべての社員が誇りとやりがいを持って働き、成長と幸福を実感できる企業
<大切にする価値観(バリュー)>
社是(信用、信念、信実)、行動基準
②長期的な企業ビジョンの実現に向けた重要課題
ⅰ.事業の持続的成長と資本効率の向上を実現するための課題
(ⅰ)長期的な事業構造の最適化に向けたリソースシフト、組織・制度の整備
(ⅱ)既存事業における間接業務の効率化、SFA活用による売上、収益拡大
(ⅲ)デジタル技術を活用したソリューションによる成長事業の開拓
(ⅳ)資本効率の継続的な改善
ⅱ.サステナビリティに関する課題
(ⅰ)人的資本経営の推進
(ⅱ)サプライチェーンにおける環境マネジメントの推進
(ⅲ)事業を通じた社会課題解決への寄与
(ⅳ)経営会議体の実効性向上を通じた監督機能の強化
(2)目標とする経営指標
自己資本当期純利益率(ROE)と経常利益を重要な経営指標として捉え、その向上に努めてまいります。
(3)利益配分に関する基本方針
当社は、株主の皆様に利益を還元していくことを重要な経営課題の一つとして位置づけております。配当につきましては、連結配当性向50%を目処とし、株主の皆様への利益還元、成長機会獲得のための投資、持続的な成長を可能とする内部留保、資本効率の向上、これらのバランスを考慮して決定することを基本方針としております。
(4)経営環境、中期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき課題等
当社グループは、株主資本コストを8%と想定している一方で、事業の収益性、安定性、成長性に同業他社比課題があり、安定的にROE8%を上回るための収益基盤および財務基盤の整備が必要です。また、ROE向上と併せて株主資本コストを低減することでエクイティスプレッドを拡大することも、企業価値の向上を図るうえでの課題となっております。
このような課題に対し、当社グループでは当社第76期(2027年3月期)を最終年度とするV76中期経営計画を策定し、安定してROE8%以上を実現する事業構造の構築に向け「経常利益50億円以上」「当期純利益35億円以上」という最終年度目標を掲げ、以下の取り組みを実践することといたしました。
①事業の持続的成長と資本効率の向上を実現するための取り組み
ⅰ.収益性、安定性、成長性の向上に資する事業戦略
<デバイス事業>
(ⅰ)集約/効率化による収益性の向上
(ⅱ)成長市場へのリソースシフトや技術力や当社独自性を通じた競争力向上による安定性の向上
(ⅲ)成長性の向上に必要な新たな戦略事業の構築
<ソリューション事業>
(ⅰ)アプリケーションビジネスとプラットフォームビジネスの収益性の向上
(ⅱ)ネットワークビジネスと映像ビジネスの維持、拡大による安定性の向上
(ⅲ)消防防災ビジネスのエリア拡大やDX/AIをはじめとする新規ビジネスの創造による成長性の向上
ⅱ.財務戦略
(ⅰ)効率性と安全性を両立した資本構成の最適化
(ⅱ)収益性改善とキャッシュ創出に向けた資産効率の向上
(ⅲ)資本収益性に基づく適切なリソースの配分
ⅲ.株主還元政策
連結配当性向50%を目処とした配当継続
②サステナビリティに関する取り組み
ⅰ.人的資本経営の推進
(ⅰ)多様な人材が個々の持ち味を発揮してキャリア形成することを支援
(ⅱ)戦略的能力獲得に向けて人材の採用、教育への積極的投資
(ⅲ)DX推進による労働生産性の向上と創造的活動の拡大
ⅱ.環境マネジメントの推進
TCFD提言に沿った開示の充実とGHG排出量の削減
ⅲ.監査等委員会、指名報酬委員会を通じた監督機能の強化
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