ヴィス 【東証スタンダード:5071】「建設業」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) ガバナンス
当社グループでは、パーパスである「はたらく人々を幸せに。」を軸に、重点テーマを整理し、サステナビリティ経営をさらに加速させるための取組みを拡大させていくことを目指します。
当社では、事業活動における戦略を構築・推進すると同時に、環境への配慮、社会課題の解決、ガバナンスへの取組みが事業活動と一体となった未来志向のサステナビリティについて取り組んでいくため、CSR、ESG、SDGsの取組みについて毎月協議し、また、人材の多様性の確保を含む人材採用・育成方針についても定期的に協議をしてまいりました。
当社は、サステナビリティへの取組みをより一層強化するため、2023年5月に取締役会の諮問機関として、代表取締役会長を委員長とするサステナビリティ委員会を設置し、今後は同委員会において方針や重要テーマの見直しなどを行ってまいります。
なお、当社グループにおけるマテリアリティ(重要課題)は、以下のとおりであります。
・人的資本経営
・環境への配慮
・社会への新しい価値提供
(2) 戦略及び指針
当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は以下のとおりであります。
① 人材育成方針
当社グループでは、「人の成長=企業の成長」という考えのもと、「理念・文化の共有」「教育・研修」「健康経営と多様性の推進」を軸に、継続的な企業価値向上を目指し、人的資本経営に取り組んでおります。
イ.理念・文化の共有
当社グループでは、強固な組織を形成するため、フィロソフィーを全社員に浸透させるとともに、社員一人ひとりが同じ想いを共有することでカルチャーを醸成することが重要であると考えており、次のような取り組みを行っております。
(具体的な取り組み)
・フィロソフィー唱和
・勤続年数に応じて異なるクレドカードの配布
・新入社員と役員の直接の対話の場
・各種会議の共有、報告体制の強化
・社内コミュニケーションの活性化(チーム懇親会・部活動等の補助)
ロ.教育・研修
当社グループでは、採用手法を多角化し積極的に採用を続ける一方、採用した人材に必要なスキルを習得させて能力を最大化するため、教育・研修制度を充実させてまいります。
(具体的な取り組み)
・階層別社内研修(新卒社員、キャリア社員、リーダー層、マネジメント層、経営層)
・外部研修への参加(クリエイティブアカデミー、海外研修)
・資格取得支援制度(資格取得のための勉強会開催、資格手当支給、合格祝金支給)
② 社内環境整備方針
イ.健康経営と多様性の推進
当社グループでは、すべての社員が健やかに、生き生きと働くことができるように、健康経営を推進しており、当社は、経済産業省及び日本健康会議が選定する健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人2023(中小規模法人部門)」に認定されました。また、性別、価値観、経験、感性、専門性の異なる多様な個性を認め合うことで、それぞれの力が最大限に発揮されるよう、ワークライフバランス制度の充実等の社内環境の整備に努めております。
(具体的な取り組み)
・従業員の健康管理(衛生委員会、婦人科検診の費用負担)
・メンタルヘルス対策(組織改善サーベイ、ストレスチェック)
・ワークライフバランス制度(テレワーク・時差出勤制度、時間単位での年次有給休暇の取得)
・女性活躍推進に関わる制度(時短勤務制度の対象範囲の引き上げ、ベビーシッター補助制度、子育て座談会、妊娠特別休暇)
ロ.環境への取組み
当社グループは持続可能な社会を目指し、気候変動・循環型社会への貢献として、次の事項に取り組んでおります。
a.紙の削減
当社グループでは、タブレット端末の導入や電子契約の活用などにより、紙の使用を必要最小限に抑えるための取り組みを行っております。また、紙を使用する場合には、FSC認証製品を使用するなど、環境への負担を低減する取り組みも行っております。
b.エコ商材の提案
当社グループでは、環境に配慮した建築資材・家具などを顧客に提案しております。各メーカー・企業が取り組んでいるエコ商材を使用し、顧客のSDGsへの参加を促す取り組みを行っております。
c.国産木材の利用
近年、安価な海外産木材の輸入量の増加等により、国産木材供給量は減少傾向にあります。伐採されず高齢となった木々は、二酸化炭素の吸収量が低下することから、当社グループは、「植林→育成→伐採→利用」のサイクルをスムーズに回し、森を活性化することが重要であると考えております。また、国産木材は輸送時に発生する二酸化炭素排出量を海外産木材より抑えることができ、地球温暖化への対策にもつながると考えております。
当社グループでは、木部に国産木材を100%使用したオリジナルオフィスプロダクト「WEDGE(ウェッジ)」シリーズの提供等を通じて、森林環境改善及び地球温暖化対策の取り組みを行ってまいります。
d.産業廃棄物3Rの実現
当社グループでは、施工段階で発生する廃棄物について、抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)の3Rへの取り組みを行うと同時に、十分な現場調査と実施図面のチェック体制強化等により、是正工事を抑制し、廃棄物の排出削減に取り組んでおります。
ハ.社会への取組み
当社グループが運営するフレキシブルオフィス「The Place」では、企業や人、働き方が交わることで新しい価値を生み出すことができる共創の「場」を目指しており、次のような取組みを行っております。
(具体的な取組み)
・起業家ネットワーク団体との連携(ベンチャー支援プログラムの発信)
・ベンチャー企業応援プログラム協力社への参画(ワークショップ型のビジネスセミナーの開催)
・自社発信の各種セミナーの開催
(3) リスク管理
全社的なリスク管理は、リスクマネジメント・コンプライアンス委員会において行っておりますが、サステナビリティに係るリスクの識別、優先的に対処すべきリスクの絞り込みについては、今後、サステナビリティ委員会と連携を図り、リスク管理体制を強化してまいります。
(4) 指標及び目標
当社グループでは、上記「(2) 戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
| 目標 | 実績(当事業年度) |
管理職に占める女性労働者の割合 | 2026年までに16.3% | 15.4% |
男性の育児休業取得率 | 2026年までに30.0% | 25.0% |
- 検索
- 業種別業績ランキング