ロジネットジャパン 【札証:9027】「陸運業」 へ投稿
企業概要
当社は国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、持続可能な社会の実現に向けた積極的な取り組みを行っており、SDGsの達成に向け、4つの取り組みを行っております。
・能力を最大限発揮できる職場環境へ
当社は、『人財』こそ重要な経営資源という基本方針に則り、「ダイバーシティ&インクルージョン」を実践すべく、「働き方改革」、「人財教育」、「健康経営」を推進し、社員が自主自立のチャレンジ精神を持ち働きがいを感じる企業を目指してまいります。
・愛され信頼される企業であるために
当社は、北海道に本社を置く総合物流企業として、これからもお客様や地域とともに発展していけるよう様々な事業活動を通じて、北海道の地域活性化への貢献を進めてまいります。
・徹底した輸送品質向上への取り組み
当社は、社会から信頼される企業となるため法令順守を徹底し、「安全、迅速、確実」に荷物をお届けするという運送事業の公的使命を果たすべく、日々、安全と輸送品質の確保にたゆまぬ尽力をしてまいります。
・環境配慮への取り組み
当社は、カーボンニュートラル・気候変動への対応が企業責務であると捉え、気候変動への緩和と適応、自然環境保護に対するあらゆる取り組みへの推進を加速させ、地球環境の保全に積極的に取り組んでまいります。
また、当社は環境に配慮した取り組みとして、新輸送商品「DDロジ」を開発し、2023年4月より販売を開始いたしました。この商品は環境配慮型紙パレットを利用し、最終納品先にダイレクトにお届けをすることで、中間の倉庫入出庫・保管・積み替えが不要となり、配送頻度減による人材不足の解消、CO2の大幅削減などSDGsの方針に沿った新しい輸送サービスとなっております。さらに、段ボール素材のボックスに家財を入れ、荷造梱包と集荷の作業分離を行う単身引越向けの新ツール「さくらボックス」を開発するなど、環境に配慮した輸送サービスの提供に取り組んでおります。
(1)ガバナンス
当社グループのサステナビリティに関するガバナンスはコーポレート・ガバナンスに組み込まれており、主に取締役会、グループ経営会議、内部統制委員会等によって検証・決定しております。詳細は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等(1)コーポレート・ガバナンスの概要 ②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由」に記載の通りであります。
(2)リスク管理
当社グループは、経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクを事業環境に係るリスクと事業運営に係るリスクに識別しており、サステナビリティに関するリスクについて、同様に識別しております。詳細は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通りであります。また、リスク管理体制については、「(1)ガバナンス」に記載の通りであります。
(3)人財の育成及び社内環境整備方針
当社グループは「中期経営計画2022」基本方針において、「生産性拡大に伴う処遇水準の見直し」及び「業務拡大に併せた優秀な人材確保・適正配置」を掲げ、人財の育成・確保及び社内環境の整備に取り組んでいます。多様な社員が自主・自立のチャレンジ精神を持ち、働きがいを持って活躍するための人財教育と、社員が安心して仕事に集中し能力を最大限発揮できる職場環境づくりを進めています。
①人財育成
当社グループでは、階層別研修の実施や職務内容に応じた資格取得を奨励し、自主・自立のチャレンジ精神を持った人財の育成に取り組んでいます。特に新入社員に対しては、1年以内の複数回の研修を実施し、キャリア構築の基盤を固めることを重視しています。また、社員個人の成長や円滑な業務遂行に向けて、各種資格取得者に対し受験費用や教材費等の補助を実施しています。
<新入社員から入社3年目までの研修体系>
入社年数 | 実施研修 | 主な研修プログラム |
1年目 | ・新入社員研修 ・新入社員上期フォローアップ研修 ・新入社員下期フォローアップ研修 | ・実務基礎、コンプライアンス、コミュニケーション ・管理実務、現場見学、業務改善 ・現業実務、思考力トレーニング、役員講話 |
2年目 | ・若手社員研修(2年目) | ・コンプライアンス、業務改善、コミュニケーションスキル |
3年目 | ・若手社員研修(3年目) | ・コンプライアンス、輸送実務、業務改善 |
②処遇水準の見直し
当社グループは2023年度を「人財投資の年」とし、当社において、新卒初任給の増額(大卒総合職初任給300,100円、諸手当を含む)と在籍社員給与の段階的引き上げ、グループ各社においても賃金水準の引き上げを実施しています。また、社員一人ひとりが性別や年齢に関係なく、いかんなく能力を発揮し、業績や生産性向上などへの成果に応じて、賞与や人事登用で報いる賃金体系としています。60歳以降の社員についても、60歳到達前の賃金水準を維持できる賃金体系を導入しています。
③職場環境整備
当社グループは年齢や性別に関係なく、社員各々の能力を最大限発揮できる闊達な企業風土であり、「能力を最大限発揮できる職場環境づくり」のため、社員が安心して仕事に取り組めるよう、独自の福利厚生制度を導入しています。
制度 | 内容 |
育児休業期間中の給与支給 | 育児休業前の給与(手取収入満額相当)を支給する制度。安心して育児休業を取得し、職場復帰に向けて環境を整えることを目的としています。 |
事業所内保育施設の設置 | 「さくらスマイル保育園」を設置(札幌市)しています。グループ社員だけではなく地域の一般のみなさまも利用が可能です。 |
奨学金全額返済支援制度 | 月々の奨学金返済額について、金額・年数に制限を設けず、完済するまでの全額を賃金として支給する制度です。社員は会社への返済が不要です。 |
育児短時間勤務 | 子の対象年齢を「小学校3年を終了するまで(育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律上は3歳まで)」とし、仕事と育児の両立に向けて、働き方を柔軟に選択できるようにしています。 |
転勤者帰省旅費補助制度 | 転勤により実家のあるエリアを離れて生活する社員や社員の同居家族が、実家に帰省する費用を、年2回まで全額支給する制度です。 |
一時帰省往復交通費支給制度 | 単身赴任者の一時帰省、または配偶者が単身赴任先に赴く際の往復交通費を年6回まで全額支給する制度です。 |
厚生資金貸付制度 | 自動車等の購入費用や教育資金等を会社が社員に対して、低利で融資する社内貸付制度です。 |
従業員持株会制度 | 毎月の給与や賞与の一定額から当社株式を購入する制度で、会社が購入費用の一部を奨励金として補助しています。 |
(4)人財の育成及び社内環境整備方針に関する指標ならびに目標及び実績
①運行管理者数
当社グループでは、事業用車両の安全運行を確保するため、社員の運行管理者資格の取得を計画的に進めており、特に新入社員には入社後早期の資格取得を奨励しています。
| 2022年度実績 (名) | 2024年度目標 (名) |
資格保有人数 | 383 | 400 |
②女性従業員の育児休業取得後の復職率
当社グループでは、育児休業期間中の給与支給や育児短時間勤務の利用を子が小学校3年生まで認めるなど、社員の育児支援を積極的にサポートしており、育児休業取得後の復職率100%維持に取り組んでいます。
| 2022年度実績 (%) | 2023年度以降の目標(%) |
復職率 | 100.0 | 100.0 |
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