メディカルシステムネットワーク 【東証スタンダード:4350】「小売業」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
ガバナンス
当社グループでは、SDGs経営への取り組みの原点となる「サステナビリティに関する基本方針」を定めております。社会・環境問題への取り組みは企業の存在と活動に必須の要件であることを認識し、サステナビリティに関する取り組みを「サステナビリティレポート」として開示しております。
SDGsへの取り組みを、当社理念の実現に向けた事業活動を通じて、薬局・薬剤師の必要かつ十分な医療インフラ化と地域格差の解消並びに医薬品流通の合理化と適正利益分配によるサステナブルな市場形成に関する社会的な課題と定め、取締役会において議論し、経営戦略に反映しております。
戦略
当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材育成及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。
①人材育成方針
ア. 基本方針
当社グループは、地域住民の健康を支える企業として、人材が最大の価値創造の源泉であると考えております。そのため、社員が安心して長く働ける環境を整え、成長を支援することを人事政策の基本方針とし、社員が豊かな人生を送ることを通じて会社の持続的な成長を目指します。
上記方針のもと、医療人ないし医療を支える企業人としての心構えを持ち、専門性を高めることを推進・奨励します。そして、時代の変化に柔軟に対応しながらグループの総合力を発揮し、理念の実現を牽引する人材を育成します。
イ. 具体的取組
当社グループにおいて、上記の方針に基づき、重点施策としている主な項目は以下のとおりであります。
a. 教育制度
薬剤師を取り巻く環境の変化に対応するため、専門性を高め地域医療に貢献できる薬剤師の育成を目的とした教育制度「Community Pharmacist Step(CP Step)制度」を実施しております。
b. ダイバーシティ&インクルージョンの推進
人材の多様性確保は重要な課題であるとの考えから、女性の中核人材養成のための外部研修を企画実施するほか、幹部候補社員や本部勤務社員の女性比率の向上に取り組んでおります。
c. 主体的に学ぶ・学び合う仕組みの整備
1on1面談やキャリア面談などの実施を通じて、従業員が主体的にキャリアを考え自ら成長していくことを支援しております。また、他部門の事業内容や業務内容を学び合う取り組みとして、グループの従業員が広く参加できる勉強会を実施しております。
②社内環境整備方針
当社グループにおいて、従業員の働く環境の整備のため、重点施策としている主な項目は以下のとおりであります。
a. エンゲージメントの向上
エンゲージメントサーベイを実施し、その結果をもとに社内環境改善に取り組んでおります。また社内公認サークル制度を実施し、グループ内のコミュニケーションの活性化を支援しております。
b. 健康経営の推進
従業員の健康保持・増進により活力向上・生産性向上につなげるため、健康経営推進の取り組みを実施しております。なお当社は、単体として健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定を2020年より継続して取得しております。
c. 育児と仕事の両立支援
当社グループでは、従業員の出産・育児等のライフイベントによりキャリアを中断することなく働き続けられる環境を整備するため、各種休業制度周知や研修を実施しております。また男性の育児参加が増えていくことが女性活躍の推進にもつながるという考えに基づき、男性社員に対しても制度利用を積極的に推奨しております。
リスク管理
当社グループでは、リスク統括室において事業に係るリスクを洗い出し分類したうえで、リスクの所管部門を選定し、代表取締役の承認を得ております。また、グループ横断的な対応を行うべきリスクについては、そのリスク種別毎に所管部門を決定し、リスク対応について、リスク統括室と連携しております。
リスク対応計画及びその進捗状況、並びに具体的な追加対策については、事業年度毎に、取締役会に上程し、審議・決定し、進捗状況報告を行っております。
このように、事業に係るリスクを最小化し、主に中期経営計画に施策として盛り込んでおりますが、現時点では予見出来ないリスク等の影響を将来的に受ける可能性があります。
| 関連するリスク | 当社グループの主な取り組み |
環境保全への取り組み | ・医薬品の配送回数が減らず流通コスト増加 ・医薬品廃棄の削減が進まず廃棄コスト増加 ・リサイクルの取り組み遅延による事業機会損失 ・気候変動への対応遅れによる企業イメージ低下 | ・医薬品の流通合理化への取り組み ・資源保全活動 ・環境に配慮した産業廃棄物の処理 ・気候変動への対策 |
社会への貢献 | ・医薬品の流通合理化が進まず流通コスト上昇 ・貢献活動の開示不足による企業価値毀損 ・企業イメージ向上につながらないリスク | ・社会課題の解決に向けた事業展開 ・社会貢献活動・地域貢献活動 ・スポーツ・文化・芸術活動 |
コーポレート・ガバナンス | ・目標未達による株価下落や資金調達コスト増加 ・社会的な要請への対応不足による取引先解消 ・ステークホルダーからの信用低下 ・サステナビリティに関する取り組み遅延による 企業価値毀損 ・職場環境の整備が進まず従業員の質・量が不足 | ・中長期を見据えた経営計画 ・ステークホルダーに対する説明責任 ・迅速かつ正確な情報開示 ・経営者等の責任の明確化 ・内部統制の確立 ・健康づくりの支援と職場環境の整備 |
指標及び目標
当社グループにおいては、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に基づく施策の実施にあたり、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みは行われているものの、グループに属するすべての会社では行われていないため、グループ全体としての記載が困難であります。
そのため、次の指標に関する目標及び実績は、提出会社において一部の項目について定めた内容を記載しております。
会社名 | 指標 | 目標 | 実績 (当連結会計年度) |
㈱メディカルシステムネットワーク | 本部勤務中途採用者に占める 女性社員の比率 | 2025年3月までに 40.0% | 31.6% |
男性社員の育児休業取得率 | 2025年3月までに 50.0% | 60.0% |
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