メタルアート 【東証スタンダード:5644】「鉄鋼」 へ投稿
企業概要
当社は鍛造を基軸に機械加工・熱処理までを行い、お客様に完成部品で提供できる一貫体制を展開しております。「世界的な脱炭素の動きの中で自動車の電動化が進むことによる、当社主力の自動車向けエンジン・トランスミッション部品の縮小」や「国内の人口減少、若者の自動車離れ等による自動車市場の縮小」に対応するため、新事業の創出や自動車以外の鍛造品の拡販に向けた「部品開発」「生産技術開発」及び「DX活用」を進めております。当連結会計年度における研究開発費は409百万円です。主な活動状況と研究開発成果は次の通りです。
〈部品開発〉
・自動車業界において、直近BEVへの加速は少し鈍化したものの脱炭素化への流れは変わることはなく、当社としましてもモータやモータシャフト等の開発は今まで以上に力を入れ進めております。特に単一工程だけではなく一貫生産体制を強みにしてコスト競争力のある部品を供給できるという面でお客様に提案を進めております。
またBEVだけではなくHEVの需要も続いていく事が見込まれるため内蔵部品のシャフト/ギヤを効率的に生産できる開発も進めております。
・自動車以外の分野では今後需要の増加が見込める産業用機械向けの部品を「鍛造+機械加工+熱処理」の一貫体制でより効率的に生産できる工程開発を進めております。
〈生産技術開発〉
・工場の人生産性を上げる取り組みとして「AI技術等を使用した自動検査化」や「ロボット/AGV等を利用し人の依存度を少なくした生産ラインづくり」等に注力し、将来を見据えたものづくり開発を進めております。
・工場のカーボンニュートラル・脱炭素に向けては、「エネルギー原単位向上の取り組み」や「脱炭素エネルギーの積極的利用」も進めております。
〈DX活用〉
・「工場や間接の生産情報集計業務」や「ものづくりの中での製造条件や状態監視」を目的にDX活動を進めております。全員が使えるようになることを目標に昨年より社内の教育も実施してきており社内のデジタル人材の人数も増えてきました。
2024年5月には国が認定される「DX認定」を取得しております。
なお、当社グループの報告セグメントは鍛工品製造販売のみとしているため、事業の種類別セグメントに関連付けた説明は記載しておりません。
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