ミスターマックス・ホールディングス 【東証プライム:8203】「小売業」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当社グループは、「普段の暮らしをより豊かに、より便利に、より楽しく」を経営理念として掲げ、お客様に満足していただける商品やサービスを、毎日低価格(エブリデイ・ロープライス)で提供し続けることを経営の目的といたしております。
(2) 経営戦略
当社グループは、2029年2月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を策定し、2029年2月期に「売上高2,000億円/営業利益100億円/営業利益率5.0%」の達成を目標としております。
この目標を達成するために、3つの成長戦略を柱に追求し、規模拡大を目指してまいります。
<成長戦略>
1.店舗出店(新規出店25店)
① 北部九州エリア、首都圏中心部にドミナント化を推進
2.オムニチャネル(2029年2月期目標 売上高構成比10%)
① リアル店舗+αの品揃えを提供
② 実商圏を超えた集客
3.M&A及び新規事業戦略
① M&Aによる規模拡大
② 他社物流業務の請負
③ 海外マーケットへの進出
中期経営計画を確実に実行し、中長期的に持続可能な成長を実現してまいります。
なお、中期経営計画の詳細は当社ホームページに掲載の「中期経営計画(2025年2月期~2029年2月期)」をご参照ください。(https://www.mrmaxhd.co.jp/ir/policy/plan/)
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社を取り巻く環境は、人口動態の変化、さらには小売業態の垣根を越えた企業間競争が厳しさを増しており、お客様の嗜好の変化に対応するとともに生産性の向上やコスト削減が重要となっています。
このような環境下で、当社グループは、経営理念である「普段の暮らしをより豊かに、より便利に、より楽しく」を実現するべく、毎日低価格で提供し続けるとともに売上高営業利益率を重要な経営指標と捉え、ローコスト運営に注力しています。価値ある安さの提供と当社グループの収益力の向上と合わせ、日々の暮らしを支える社会インフラとして持続的な成長を実現することが重要と考えております。
特に以下の項目を対処すべき課題として取り組んでまいります。
① エブリデイ・ロープライス(EDLP)及びエブリデイ・ローコスト(EDLC)の徹底
品質と価格のバランスがとれた「価値ある安さ」を実現する商品の調達と開発に加え、単品集中販売による圧倒的な低価格を実現し、「売れて儲かる商品」でEDLPを展開してまいります。また、本部業務の削減とともに、店舗においては、納品計画や商品の陳列方法の見直しにより、さらなる生産性の向上に努め、EDLPを支えるEDLCを徹底してまいります。
② お客様に支持される店舗の開発
出店においては、店舗立地の特性に応じて、小型から大型までの多様な面積と最適な品揃えに対処できる店づくりを行ってまいります。改装においては、品揃えの見直しと販売什器の更新などを行い、買い物のしやすさを追求することに加え、従業員の店内作業の改善に注力してまいります。
③ 市場の変化へ対応
市場の変化へ対応するため、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推し進めてまいります。その一環として、オンラインストアを既存店やアプリと組み合わせ、お客様の利便性向上を図っております。また、本部及び店舗においては、DXによる業務の効率化に取り組んでまいります。
④ 持続可能な社会づくりへの貢献
7つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、環境や社会課題に配慮した商品調達、CO₂排出量の削減、労働環境の整備、法令遵守を徹底する従業員のコンプライアンス意識への涵養などに取り組んでおります。持続可能な社会づくりに貢献する活動をさらに推進してまいります。
⑤ 中長期的な成長を支える人材育成
当社は人材を資本として捉え、その価値を最大限に引き出すことに注力しております。社外セミナーへの派遣や定期的な面談による従業員のモニタリング、さらに男性の育児休暇取得を推進するなどの働きやすい環境づくりを行い、当社と従業員の中長期的な成長を実現する取り組みを進めてまいります。
(4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、売上高営業利益率を重要な経営指標と捉え、継続的な売上の増大を図るとともに、ローコスト運営の確立による営業利益高の拡大に努め、企業価値の向上に取り組んでまいります。
以上に加え、法令遵守への取り組みにつきましては、継続して、役員及び従業員一人一人が果たすべき行動指針をまとめた「ミスターマックス行動規範」及び各種法令の遵守状況について、弁護士と危機管理の専門家を社外委員とする「コンプライアンス委員会」を定期的に開催し、問題点の早期発見と改善策の徹底に努めてまいります。
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