企業マツオカコーポレーション東証スタンダード:3611】「繊維製品 twitterでつぶやくへ投稿

  • 早わかり
  • 主な指標
  • 決算書
  • 株価
  • 企業概要
  • 企業配信情報
  • ニュース
  • ブログ
  • 大株主
  • 役員
  • EDINET
  • 順位
  • 就職・採用情報

企業概要

 文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

   (1)経営指針等

 当社グループの経営指針及び行動基準は以下のとおりです。

 (経営指針)

ビジョン(Vision)

あらゆる服づくりの舞台裏に私たちがいる

ミッション(Mission)

新たな道を切り拓き、未来を紡ぐ

原点(Values)

お客様の全てのニーズに応える

 (行動基準)

・ 事実を確認せよ(情報に惑わされるな 現物・現場・現実主義)

・ 決め打ちするな、選択肢を示せ

・ すぐに断らず、諦めず、できる方法を考え抜け

・ 間違ってもよい、すぐに報告し改善せよ

・ 問題は起きる、原因を究明し再発を防げ

・ 情報を閉じ込めるな、早く広く共有せよ

・ 人とは違う発想で、新しい目標にチャレンジせよ

   (2)経営環境

 当連結会計年度における世界経済は、世界的な金融引き締めや中国経済の成長鈍化に加え、ロシア・ウクライナ紛争の長期化や不安定な中東情勢による地政学的緊張の高まり等、依然として景気停滞局面が続きました。今後の景気持ち直しが期待されますが、地政学的リスクに起因する情勢不安に加え金融引き締めや為替変動等の不確定要素を背景に引き続き予断を許さない状況にあります。

 わが国経済においても、インバウンド需要の増加や賃金上昇等に伴う雇用・所得環境の改善等が期待される一方で、世界経済の不確実性や資源・エネルギー価格の高騰、物価上昇等が懸念材料となり、本格的な景気回復は見通せない状況にあります。

 アパレル市場における流通在庫の解消につきましては、暖冬の影響から足踏みした時期もあり、一服するのは2025年3月期後半と見込んでおります。アパレル製品の需要は引き続き回復傾向にあるものの、消費者の選別消費が一層加速したことにより、当社グループの顧客においては、品切れと在庫リスクを最小限に抑え状況を見ながら発注する動きが高まっています。加えて、コロナ禍を経てサプライチェーンの在り方が大きく変容し、生産地において縫製工場(つくり場)が減少したことを背景として、リスク回避のために生産地を見直す顧客が増えました。

   (3)経営戦略等

 当社グループは、2022年3月期から2026年3月期を計画期間とする中期経営計画「ビジョン2025」(2021年5月14日及び2022年5月24日開示)を策定し、その基本戦略や重点取り組み事項を着実に推進しております。

   (ビジョン)

「あらゆる服づくりの舞台裏に私たちがいる」

 当社グループの縫製メーカーとしての経験、ネットワーク、強みを活かし、目まぐるしく変化し不確実性の高い外部環境のなかでも、積極的な投資とさまざまな変革を推進し、お客さまの全てのニーズにお応えしてまいります。

   (時期区分及び基本方針)

 第1期(2年):2022年3月期~2023年3月期

 新工場建設によるASEAN地域等への生産地シフトと生産能力拡大により、アフターコロナへの準備を進める

 第2期(3年):2024年3月期~2026年3月期

 回復するアパレル需要と拡大した生産能力とをマッチングさせ、新たな成長を実現する

   (基本戦略と重点取り組み)

・サプライチェーンの更なる多元化推進と、「良質なものづくり」の一層の強化

 顧客が欲しいときに欲しいものを欲しい量お届けするための柔軟で強靭なサプライチェーンを整備する。また、ASEAN諸国等を中心とした多拠点展開で、コスト競争力の強化と地政学的リスクの低減を両立させる。データ経営の実践及び新人事制度とグローバル人事データベースを軸にしたグローバルに活躍できる人材の採用と育成を進める。

・新素材開発及び新たな製品開発への取組推進

 新素材開発

 透湿・防水・撥水加工技術を活かした機能性素材を顧客に積極提案すると共にアウトドア素材、医療品向け、自動車関連素材等、新たな領域を含めた開発を進める。また、これらの素材と縫製事業のシナジー効果を生むビジネスモデルの構築をめざす。

 新たな製品開発

 顧客のニーズに対して積極的に協働し、新たな商品企画に取り組む。

・主力OEM事業における営業力の強化

 既存顧客との取り組み深耕

 各工場の特徴を踏まえた得意アイテムと生産能力を整理し、顧客に対して見える化を図り、既存顧客と中長期の協働体制を確立する。

 新規顧客開拓

 成長の見込める新セグメントへの進出、ミドル~ハイエンド顧客への中長期の協働体制の提案、米国・欧州の顧客の開拓を行う。

   (定量目標)

2026年3月期 売上高700億円、経常利益42億円

 2024年5月14日の取締役会において、経常利益目標を当初の35億円から42億円へ変更することを決議しました。

    (4)優先的に対処すべき事業上の課題

 当社グループは、中期経営計画「ビジョン2025」の基本戦略である「サプライチェーンの更なる多元化推進と、「良質なものづくり」の一層の強化」、「新素材開発及び新たな製品開発への取組推進」、「主力OEM事業における営業力の強化」を優先的に対処すべき課題と認識し、これを着実に推進してまいります。

・サプライチェーンの更なる多元化推進と、「良質なものづくり」の一層の強化

さまざまな環境変化へ適応し、顧客ニーズに対応できるグローバルな生産体制を強化し、回復するアパレル製品需要と顧客の求める品質に応えるため、サプライチェーンの多元化、強靭化を推進します。

・新素材開発及び新たな製品開発への取組推進

 主に生地加工の事業において、顧客と連携し、より環境負荷の少ない新素材の開発を推進します。

・主力OEM事業における営業力の強化

 当社グループの強みである多元的なサプライチェーンとグローバルな生産体制を活かし、既存顧客への企画提案の更なる強化と、新規顧客の開拓を推進します。

PR
検索