ブロードエンタープライズ 【東証グロース:4415】「情報・通信業」 へ投稿
企業概要
当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等について、主に以下の項目を認識しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)経営方針
当社は、「[CS=Customer Satisfaction(顧客満足)]私たちは、お客様の笑顔をトコトン追求します。[ES=Employee Satisfaction(社員満足)]私たちは、社員の笑顔をトコトン追求します。[SC=Social Contribution(社会貢献)]私たちは、優しさと思いやりを持ち、地域・社会に貢献します。」の経営理念のもとに事業を行っております。
(2)経営戦略及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社では、インターネット需要に対するインフラ提供や、マンションのセキュリティ・防犯面を強化させる設備、マンションの付加価値を向上させて空室問題を解決するためのIoT(Internet of Things)商材など、社会課題に対する解決策を提供し、社会に貢献するための事業を行い、事業を継続的に発展させてまいります。そのためには、収益力を高めるとともに、財務の安定化を図ることが重要だと認識しております。
なお客観的な指標として、マンション向け高速インターネット「B-CUBIC」、IoTインターフォンシステム「BRO-LOCK」におきましてはサービスの提供棟数、宅内IoTリノベーション「BRO-ROOM」におきましては、サービスの提供室数としております。
当該指標に加え、売上高、売上総利益及び営業利益を当社の収益性及び成長性を測る重要指標とし、各指標を継続的に拡大させることを目指しております。
(3)経営環境
賃貸経営における最も大きな課題である空室問題について引き続き社会課題になるとみられる中、マンション付加価値を高めるインターネット環境整備に対する需要の高まりと、生活の利便性向上に繋がるIoTデバイスや管理効率を向上させるDX設備、そして専有部リノベーションへの関心の高まりは継続することが見込まれます。
このような状況の下、当社は、空室問題を起因とするマンションオーナー様の課題を総合的に解決するべく賃貸経営の収支を改善させるAIシステムの開発に着手し、当社最大の強みである初期導入費用0円のファイナンスモデルを掛け合わせることで、マンションISP領域からAIとファイナンスを強みとした不動産Tech領域へとシフトチェンジを進めてまいります。また、AIシステムを軸とした見込み顧客獲得に努め、「B-CUBIC」「BRO-LOCK」「BRO-ROOM」の提供戸数・室数の増加を図ってまいります。
今後もこれらの市場環境と当社の事業経験を最大限に活用して中期的な事業成長と企業価値の向上を実現してまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
賃貸住宅の建築需要が継続して堅調に推移する一方、空き部屋数も増加している環境下、不動産の差別化・高付加価値化を求められております。また、安定したインターネット環境が、現代社会において重要なインフラであることが認知されております。
このような環境下、当社は、顧客からの需要の増加に対応し、引き続き安定的にサービスを提供出来る体制の強化を図ってまいります。また、マンション入居者に対してインターネット環境を提供するための設備を導入する「B-CUBIC」を中心に、マンションオーナー・管理会社の賃貸マンション経営におけるキャッシュフローの最大化を目指して、マンションの付加価値を高める様々なサービスの提供に努めてまいります。
なお、当社は成長段階にあり、業務運営の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化が重要な課題であると考えております。当社が効率的に拡大できる体制の確立に向けて、コンプライアンスの徹底及び内部統制の強化を重要な課題として認識しております。これまでも体制整備を進めてまいりましたが、今後も事業規模の拡大に伴って人的補充を行い、コンプライアンス体制の強化、コーポレート・ガバナンス機能の充実などを行っていく方針であります。
- 検索
- 業種別業績ランキング