企業兼大株主フリービット東証プライム:3843】「情報・通信業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)当社グループのサステナビリティに関する考え方

 

社会インフラとして世界中の人々の生活に浸透しているインターネットは、

今後さらなる進化を遂げ、想像もつかなかったような、

快適で潤いのある生活を実現する可能性を秘めています。

そしてフリービットグループは、

 

Being The NET Frontier!

~Internetをひろげ、社会に貢献する~

 

という企業理念のもと、高度な技術革新により、様々な領域で数多くの社会問題を解決する

ソリューションを開発/提供することで、社会に貢献する企業でありたいと考えています。

また、現在の地球および人類が抱える課題を解決し、地球と人類の持続的な発展への貢献を

2050年までの目標として位置付け、パーパス(基本方針)に沿って、

良き企業市民としての活動を積極的に行ってまいります。

 

(2)ガバナンス

 当社グループは、サステナビリティ(ESG要素を含む中長期的な持続可能性)関連の対応について、自然環境や社会システムの維持への貢献にとどまらず、企業価値向上にも寄与することも踏まえ、最も重要な経営課題の一つであると認識しており、その取組みの基本方針を策定するにあたっては、当社を取り巻く様々な環境の勘案が不可欠だと捉えております。そして、社会問題の解決を当社グループの中期経営計画である『SiLK VISION』の根幹に位置付けており、利益を追求するだけではなく、社会的責任も果たすことを目指しております。

 そのためには、当社グループが属する業界の特性を踏まえ、サステナビリティに関するリスク等が当社グループの事業活動、収益等に与える影響について、必要な情報の収集、分析、適切な対応を行っていくことが重要であると考えており、「多様な人材によるサクセッションプラン(人材)」「地球環境・少子高齢化社会への対応(環境・社会)」「ガバナンス体制」「持続的成長を目指す事業基盤(ビジネス)」の四つの領域でのマテリアリティを設定しております。

 設定したマテリアリティについては、事業活動や各種プロジェクトを通じて取組みを進めており、その進捗は、取締役会をはじめ経営会議や主要会議体において、リスクや課題を含めた報告を行っております。

 さらに、企業の社会的責任を果たしつつ、企業価値の最大化を図っていくことを企図し、より透明性が高く環境の変化に迅速に対応できる経営体制の確立が不可欠であるとの認識のもと、今後「サステナビリティ委員会」を設置し、グループ全体のサステナビリティに関する取組みをなお一層推進してまいります。

(3)戦略

① 気候変動

 当社グループが提供するインターネットサービスの根幹を担うデータセンターは、サーバの稼働や冷却に大量の電力を消費するため、気候変動リスクへの対応として通信インフラ設備の省電力化やサーバの省エネ化が求められると認識しております。当社グループが利用するデータセンターにおいては、エネルギー効率の向上を視野に拠点の集約化やサーバの仮想化、消費電力あたりの処理性能が高い機材を導入する等、省電力化、省エネ化を意識した対応を行っております。また、モバイル端末の販売においては、カーボンオフセット済みのACアダプタを提供する取組みも行っております。今後、DX化の拡大や大規模言語モデルの進展等により、運用されるサーバの消費電力は益々増大することが予想されるため、当社グループは気候変動リスクに対し、環境の負荷低減につなげるためのネットワーク設備の更新や、業務等のDX促進の過程において生産性の向上を図るとともに環境への負荷軽減を行う等、省電力化、省エネ化、カーボンオフセット等の取組みについてより一層努めてまいります。

② 人的資本、ダイバーシティ&インクルージョン

 当社グループにとって「人材」の確保・育成は、企業理念を実現するための最も重要な要素の一つであると認識しております。そのため、年齢、性別、国籍等に関わらず多様な人材が活躍できる業務環境及び人事制度の整備に努め、組織としてのパフォーマンスを上げるとともに、従業員のキャリア形成の向上を図る取組みを進めております。

a.従業員エンゲージメント

 四半期決算発表ごとの従業員向けアンケート等により、従業員の持つ疑問や課題を測定・可視化し、それに会社が応えていくことで従業員のモチベーションの向上を図っております。

b.従業員のスキルの可視化

 従業員の業務経験や有する資格等を可視化し一元管理することで、その専門性や特性を活かした適材適所の人材配置を図っております。

c.年齢、性別、国籍等に関わらない人材の育成と登用

 年齢、性別、国籍等に関わらず、「アーキテクト思考」を持った人材を採用・育成し、早期にマネジメントポジションに登用する仕組みを作り、更なる当社グループの発展を図ってまいります。また、若手キャリア形成については、若手従業員をマネジメントポジションに登用する取組みを行っており、今後更に促進するべくマネジメント育成プログラムの導入も検討しております。

d.柔軟な勤務形態と業界特性を鑑みた報酬体系

 培ってきたスキル・キャリアが、ライフタイムイベントや働き方の変化によって従業員の不利益にならないよう、柔軟な勤務形態を導入しております。また、優秀な人材の確保の一環として、当社グループが属する業界の特性を反映した報酬体系も導入しております。

(4)リスク管理

 当社グループは、事業環境や情報システム、事業運営など認識している事業等のリスクについて、取締役会・執行役員会・経営会議・グループ管理会議その他の会議体において情報を共有し、リスクの早期発見と未然防止に努めております。また、監査役監査、内部監査、会計監査からの潜在的な問題の発見・改善状況のフォローを通じて、リスクの軽減を推進しております。サステナビリティに関するリスク管理を行うにあたっては、当社と主要子会社との連携を図ることを前提とし、グループ全体の網羅的かつ一元的な管理を行うための「リスク管理委員会」の設置等により、リスク管理の強化に取組んでまいります。そして、その運営において、重要なリスクの状況についてモニタリング、評価・分析し、取締役会に対して報告・提言することでグループ全体のリスク管理がなされるよう体制を整えてまいります。

(5)指標及び目標

 当社グループでは、上記「(3)戦略 ② 人的資本、ダイバーシティ&インクルージョン」に関する方針に係る指標について、当社(提出会社)においては関連する指標のデータ公表を行っているものの、連結グループに属する他の会社では公表が行われていないため、次の指標に関する実績は、当社のものを記載しております。

 なお、「女性管理職比率」、「外国人管理職比率」につきましては、それぞれ全社に占める女性従業員比率(34.7%)、外国人従業員比率(5.0%)と同程度となるよう努めてまいります。

指標

目標

実績(当事業年度)

有給休暇取得率

90.0%

84.6%

育児休暇復帰率

100.0%

100.0%

女性管理職比率

34.7%

14.3%

外国人管理職比率

5.0%

4.8%

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