フタバ産業 【東証プライム:7241】「輸送用機器」 へ投稿
企業概要
(1) ガバナンス (サステナビリティ推進体制)
ⅰ 基本的な考え方
フタバグループは、持続可能な社会の実現への貢献を「社会的使命」と考え、国際社会の共通目標であるSDGs(持続可能な開発目標)に賛同し、事業活動を通じた「環境・社会活動の解決」とそれを支える「経営基盤の強化」のため、「14の重要テーマ(マテリアリティ)」を経営戦略に採り入れ、2020年度から取り組んでおります。
2021年度からはこの中でも「カーボンニュートラル」を中心に活動してまいりましたが、2023年度からはさらに「ヒトへの投資(人的資本)」を加え、この2つの最重要テーマを柱に取り組んでまいります。
ⅱ 推進体制
2023年度、新たにCSO(Chief Sustainability Officer)を選任しました。「カーボンニュートラル」と「ヒトへの投資(人的資本)」の2つの最重要テーマをCSOがリードし、実現へと導くために以下体制で取り組んでまいります。
(2) リスク管理
当社ではサステナビリティに関するリスクを以下のプロセスで識別・評価及び管理を行います。
ⅰ リスクの識別
①ステークホルダー視点と事業視点から重要性の高い社会課題を選定
②社外有識者によるレビューを実施
③関連部署へヒアリングを行い、中長期目標及び管理指標を選定
④サステナビリティ推進会議で報告・監督
ⅱ リスクの評価及び管理
(3) 気候変動への対応
当社は2022年6月にTCFDへの賛同を表明しました。TCFDの考え方に基づき、シナリオ分析を行い、事業活動に影響を与えるリスクと機会を抽出し、経営戦略へ織り込む活動を実施しております。今後も財務への影響等を検証し、活動を充実させてまいります。
なお、気候変動に関するガバナンス、リスク管理については、前述の(1)ガバナンス、(2)リスク管理に組み込まれております。
①戦略
気候変動が当社グループに与えるリスク・機会とその影響の把握、及び2030年頃の世界を想定した戦略の妥当性と、さらなる施策の必要性の検討を目的に、シナリオ分析を実施しております。
シナリオ分析では、国際エネルギー機関(IEA)や、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が公表する複数の既存のシナリオを参照の上、移行面で影響が顕在化する「2℃未満シナリオ※1」及び物理面で影響が顕在化する「4℃シナリオ※2」の2つの世界を想定し、2022年6月時点での各シナリオにおける当社に影響が大きいと思われるリスク・機会と、その対応策を以下にまとめております。
※1 政策・制度が強化され、産業革命前に比べて21世紀末に世界平均気温の上昇が2℃未満に抑えられるシナリオ
※2 新たな政策・制度が導入されず、産業革命前に比べて21世紀末に4℃前後上昇するシナリオ
②指標と目標
当社は、特定したリスクと機会への対応のため、管理指標を設定し取り組みを推進しております。
なお、上記内容は2022年9月発行の『FUTABA統合レポート2022』に開示している「気候変動への対応」の情報を一部更新して掲載しております。詳細につきましては、2023年9月発行予定の『FUTABA統合レポート2023』をご参照ください。
(4) 人的資本(人材の多様性を含む)に関する戦略並びに指標及び目標
①基本方針
現在、2030年に目指す姿を踏まえた中期経営方針として「選ばれる会社、勝ち抜く会社に向けた強化、真のグローバル企業への取り組み強化、持続可能な企業基盤の強化」を掲げております。
中期経営方針における事業施策のさらなる推進、そして、当社が大切にしてきた「環境」「安心」「豊かな生活」という3つの価値提供の実現には、人材が重要な事業基盤であると認識しております。そこで、人材に関する基本的な考え方として「全員活躍」を掲げました。
「一人ひとりの強み」×「働きがい」×「チャレンジ」を「全員活躍」実現の3本柱とし、「人材マネジメント戦略の検討・実行」「全員活躍に向けた人事制度改革」を推進することで、従業員一人ひとりが、適材適所でそれぞれの強みを活かし、挑戦・活躍・成長すること、会社の事業活動を通じて、社会の持続的成長に貢献することを目指しております。
②「人材マネジメント戦略」及び「全員活躍に向けた人事制度改革」
経営・事業戦略と人材戦略を結びつけ、多様な人材の採用・育成、そして重要なポジションへの登用を通じ、全員活躍を実現してまいります。
③指標及び目標
これらの人的資本に関する取り組みを通じて、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現してまいります。全員活躍の実現に向けた具体的な取り組みの詳細につきましては、2023年9月発行予定の『FUTABA統合レポート2023』をご参照ください。
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