ビューティカダンホールディングス 【東証スタンダード:3041】「卸売業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社では、新体制(ホールディングス体制)によるグループ収益力強化と、サステナビリティ経営の推進により、企業価値向上・株価上昇へつなげることを中期経営計画の基本方針とし、グループ一体で花と儀礼の文化をテクノロジーの活用により進化させ、継承し、人々のくらしと心をより豊かにすることに貢献することを目指しております。
(グループミッション)
花咲く未来を創造する
(グループ理念)
花と儀礼の文化をテクノロジーの活用により進化させ、継承し、人々のくらしと心をより豊かにするこ
とに貢献する
(2)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標
当社グループは、事業本来の収益性を重視し、売上高経常利益率の向上に努めてまいります。また、株主重視の経営という観点から、企業価値を高めるため株主資本利益率(ROE)を重要な経営指標としており、2024年6月期においては目標18.9%に対し5.2%(前期は17.2%)でした。2025年6月期につきましては、目標を12.3%としております。
(3)中長期的な経営戦略
生花祭壇事業については、M&Aを含めた既存事業エリアの戦略的拡大、新商品開発、人材獲得・育成により売上拡大を目指してまいります。
生花卸売事業については、グループ流通事業を担うマイ・サクセス株式会社が主体となり、輸入商材のブラッシュアップ等による既存売上の安定・底上げ、新商品の構築・産地開拓、M&Aによる事業拡大を目指してまいります。
ブライダル装花事業については、今後の成長が期待できる関西・九州エリアでの新規顧客の獲得・新商品の自社製造販売、リテール部門(小売・EC・造園)の商品力強化等による売上の拡大を目指します。
また、以上の既存事業と垂直及び水平統合によりシナジーが見込める新たな事業領域で積極的な資本業務提携を進めてまいります。
(4)会社の対処すべき課題
当社グループが対処すべき主な課題は以下のとおりです。
当社グループは直近の業績や外部環境の変化を勘案し、中期経営計画(2025年6月期~2027年6月期)を策定し目標達成のための重点目標として以下を掲げております。
1.経営基盤の強化
●新体制(ホールディングス)機能の強化・M&Aによる事業多角化
⇒グループ資金効率化による強化事業への積極投資、M&A・事業の選択と集中による収益力強化
●人的資本の価値向上に向けた取り組み強化(ダイバーシティ推進、人材育成強化)
⇒人事制度再構築によるモチベーション向上・キャリア開発支援、新卒と中途採用の強化
●DX推進による業務効率化
⇒Web受注システム開発による社内業務の効率化、CRMと連携した施行情報の集約化・分析
2.各事業の売上拡大(グループ収益力の強化)
(生花祭壇事業)
●M&Aを含めた既存事業エリアの戦略的拡大
⇒新規顧客獲得及びM&Aによる売上拡大、リードタイム短縮による利益率UP
●新商品開発
⇒高単価オプションを含めた祭壇・供花の他社との差別化、花布団・派生商品販売強化
●人材獲得・育成
⇒待遇改善、人事制度見直し等によるより魅力のある社風づくりと採用強化
(生花卸売事業)
●新商品構築(産地開拓)
⇒定期取引の獲得と新商品の開発
●事業承継による事業拡大
⇒同業他社との関係強化及びM&A(仲卸/商社)
(ブライダル装花事業)
●新規取引先開拓
⇒関西・九州エリアの取引獲得
●新商品企画・小売事業強化
⇒(ホテル内)SHOP事業を足がかりとした、宴会売上獲得、観葉植物リース事業拡大
●ノベルティ売上拡大
⇒自動車販売会社向け商品販売拡大・アフターブーケ販売強化
(その他事業)
●既存業界向けシステム開発とAI・IoT開発強化 <システム開発>
⇒葬儀業界・建築業界向け新サービスリリース/社内研究開発人員の強化と企業・大学との提携
●新サービス開発 <葬儀>
⇒供養関連事業・海洋散骨のサービス開始
●請負売上UP <就労継続支援>
⇒請負先拡大・単価UP
●既存生産地での生産力UPと生産力増強 <農業>
⇒熊本県八代エリアに加え生産地拡大
●事業の早期黒字化・成長軌道へ <レストラン>
⇒競合店との差別化戦略(付加価値:人・品質・空間提供)による利益率向上
3.サステナビリティ経営の推進と企業価値向上
●環境配慮型商品(サービス)、脱炭素化等SDGsの取り組み推進
⇒環境配慮型商品、廃棄花材類の利活用、廃棄ゴミ類の削減を各大学・機関との提携により推進
●資本効率の向上と 株主還元の拡充(資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応)
⇒ROEを重要な経営指標とし、株主還元の充実と財務の健全性及び戦略的投資のバランスを最適化
することで、企業価値の向上を図る
●デジタル技術の活用による社会問題解決への貢献
⇒@葬儀(アット葬儀)のサービス拡充と納骨堂化アプリ/参拝管理アプリを展開
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