ヒビノ 【東証スタンダード:2469】「サービス業」 へ投稿
企業概要
当社グループは、「音と映像で、世界に感動をクリエイトする」というパーパス(企業使命)のもと、事業を通じて社会課題の解決と人々のウェルビーイングに貢献し、誰もが感動と幸せを実感できるサステナブルな世界の実現を目指します。
(1)ガバナンス
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社グループは、「創造と革新」を経営理念に掲げ、「音と映像で、世界に感動をクリエイトする」ことをパーパスとして、企業活動を実践しています。
当社グループは、経営理念、パーパス、ビジョン、バリューの4つの要素で構成される「ヒビノグループ理念体系」を定めています。この「ヒビノグループ理念体系」に基づく企業活動を通じて、あらゆるステークホルダーとのコミュニケーションを深め、世界的な社会課題の解決につながる価値創造に取り組むことにより、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図ります。
そのために、コーポレート・ガバナンスの充実を重要な経営課題の一つと位置づけ、コーポレートガバナンス・コードの趣旨に賛同し、透明性・公正性を担保しつつ、迅速・果断な意思決定を行う仕組みの充実に努めています。
② コーポレート・ガバナンス体制
(2)リスク管理
① リスク管理体制
当社は、当社グループの企業活動における健全性の維持、並びに企業価値の最大化の実現に向けて、強固な内部管理体制を確立し運営・維持することを目的に、内部統制委員会を設置しています。
内部統制委員会は、全取締役を委員、全監査役をオブザーバーとして構成されています。
また、内部統制委員会は、その機能を補完する下部組織として、リスク管理委員会、コンプライアンス委員会及びJ-SOX委員会を設置し、各委員会に対して指示を行い、報告を求めることができる仕組みとなっています。
リスク管理委員会は、当社グループ全体の各種リスクを統率・管理しており、傘下に実行委員会として、安全管理委員会、防災管理委員会・交通安全管理委員会・衛生委員会を設置しています。
② リスク管理プロセス
当社グループでは、各事業部、各関連会社に、サステナビリティ関連リスクを含むリスク種類(56項目)毎の「発生確率」「影響度」についてアンケートを実施し、アンケート結果を売上高に応じて加重平均を行い、リスク種類毎にポイント化し、それに内部監査や現在の対応状況等を勘案のうえで総合的に判断し、重点リスクを決定しています。
その決定された重点リスクを、以下のマネジメントサイクルにてリスク管理を行っております。
(3)戦略
当社グループは、中期経営計画「ビジョン2025」の策定に合わせ、SDGsの達成に向けた4つのマテリアリティ(サステナビリティ重要課題)及び15の取り組みテーマを特定しております。2023年3月期には、これらの進捗を管理するために、指標(KPI)・目標の設定を行いました。
当社グループは、持続的な成長と持続可能な社会への貢献を一体として捉えたサステナビリティマネジメントを推進してまいります。
①4つのマテリアリティと15の取り組みテーマ
イ.世界中に音と映像を届ける
ヒビノグループは経営理念「創造と革新」のもと、音と映像に関する価値提供を通じて、音楽文化、映像文化、エンターテインメントの発展に貢献してきました。
技術革新がもたらす産業の大きな変化を取り込みながら、常にイノベーティブなビジネスを構築し、社会課題の解決に取り組みます。
・あらゆる人に音と映像を届ける
・音や映像に関するイノベーションの創出
・音響・映像・音楽業界の発展に貢献
・地域とのパートナーシップのもと、音と映像を活用したまちづくりに貢献
・音と映像の技術を伝える
ロ.脱炭素社会への貢献
気候変動を地球上のすべての生物に関わる大きな課題と捉え、脱炭素社会移行に向けた、持続可能な企業活動の実現を目指します。
SDGsやパリ協定で示された国際的な目標達成への貢献を目指し、廃棄物削減や省力化等に取り組みます。
・エココンサートの実現
・事業活動上の廃棄物削減推進
・事業活動上の省力化推進
ハ.健康で働きがいのある職場環境の構築(人的資本の育成及び環境整備の考え方)
会社とともに成長し、持続可能な社会に貢献する人材を育成するとともに、一人ひとりが健康で安心して働ける職場環境をつくります。
多様な人材が互いの個性や価値観を共有し、協働することによって、新たな価値を創造し続ける企業風土を醸成していきます。
・働きがいの創出
・さらに働きやすい職場環境の整備
・健康経営の推進
・ジェンダーフリーの実現
ニ.安全・安心な社会の実現
すべての人が安全・安心・快適で暮らしやすい社会の実現を目指します。
自然災害やパンデミック、交通事故や騒音などの脅威から、人々の健康と暮らしを守るためのさまざまな取り組み、基盤づくりを進めます。
・音や映像技術を用いた地域の安全・安心強化
・安全・衛生対策の強化
・防災・減災対策の強化
(4)指標及び目標
取り組みテーマ | 具体的な取り組み、アプローチ | 中期経営計画「ビジョン2025」 (2026年3月期)の 指標(KPI)・目標 |
あらゆる人に音と映像を届ける | ・音・映像の提供拡大に向けた事業領域・地域・顧客層の拡大 | ・連結売上高 750億円 ・海外売上高比率 30% |
音や映像に関するイノベーションの創出 | ・音・映像の先端技術への挑戦 ・ヒビノイノベーション活動 ・社外パートナーとの連携による | ・音・映像の革新的な製品・商品・ |
・ヒビノイノベーション活動 | ||
音響・映像・音楽業界の発展に貢献 | ・市場リーダー地位の確立・維持 ・音・映像の先端技術への挑戦 ・業界団体等の活動への参画 | 販売施工事業 ・海外売上高 96億円 |
建築音響施工事業 ・騒音対策事業売上高 50億円 | ||
コンサート・イベントサービス事業 ・コンサート市場売上高 65億円 | ||
取り組みテーマ | 具体的な取り組み、アプローチ | 中期経営計画「ビジョン2025」 (2026年3月期)の 指標(KPI)・目標 |
地域とのパートナーシップのもと、音と映像を活用したまちづくりに貢献 | ・地域等とのパートナーシップ ・音・映像を活用したまちの賑わ | ・音・映像を活用したまちづくりの |
音と映像の技術を伝える | ・当社グループにおける音・映像 | ・音・映像技術の見える化・教育、 |
・音・映像技術に関する外部向け | ・音・映像技術に関する外部向け | |
エココンサートの実現 | ・エココンサート・イベントの | ・エココンサート・イベントの実現 |
事業活動上の廃棄物削減推進 | ・廃棄物の排出減少 ・廃棄物の再利用 | ・バーチャルプロダクション事業 |
事業活動上の省力化推進 | ・輸送に伴うエネルギー削減 ・省エネの推進 ・再生可能エネルギーの活用 | |
働きがいの創出 | ・働きがいのある仕事の創造・ | ・従業員エンゲージメントスコア (注) |
さらに働きやすい職場環境の整備 | ・ワークライフバランスや多様な | ・男性育児休業取得率 80%(注) |
健康経営の推進 | ・健康経営の推進 | ・健康経営優良法人の認定維持 ※当社は「健康経営優良法人2023」 |
ジェンダーフリーの実現 | ・女性の活躍推進 | ・女性管理職比率 15%(注) ※2023年3月期当社の比率は ・女性採用比率 30%(注) |
音や映像技術を用いた地域の安全・安心強化 | ・地域の音環境の整備 | ・騒音対策事業売上高 50億円 |
安全・衛生対策の強化 | ・現場事故防止 | ・重大現場事故件数 0件 |
・交通事故防止 | ・交通安全教育対象者の受講率 | |
防災・減災対策の強化 | ・防災・減災対策の強化 | ・有事対応計画に関する定期的な |
(注)健康で働きがいのある職場環境の構築(人的資本の育成及び環境整備の考え方)の取り組みテーマの2026年度3月期の指標・目標は、ヒビノ株式会社単体の数値であります。ヒビノ株式会社の達成を目指すとともに、連結会社ベースの指標・目標につきましても検討してまいります。
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